陸上自衛隊新多用途ヘリコプター(UH-X)の開発事業者決定について
平成27年7月17日
防衛省
陸上自衛隊多用途ヘリコプターUH-1Jの後継となる新多用途ヘリコプター(UH-X)の開発事業については、効率的な開発を進める観点から、国内企業と海外企業が共同で行う民間機の開発と並行して実施することを前提として、開発事業者の選定作業を企画競争により進めていました。
本日、以下のとおり、開発事業者を決定したので、お知らせします。
1 開発事業者
富士重工業(株) (米国ベル・ヘリコプター社との共同開発)
2 選定理由
◯ 第1段階評価においては、提案が必須要件事項を満たすか否かを評価し、いずれの提案もこれを満たした。
◯ 第2段階評価においては、提案に対し、「実現可能性」、「納入に要する期間」、「機体の性能」、「陸上自衛隊に対する補給整備上のポリシー及び後方支援体制の構想」、「ライフサイクルコスト」、「国内生産・技術基盤への寄与」及び「国内外の民間市場への展開」の7要素について総合的な評価を行い、これらの要素の評価点の合計が高かった富士重工業(株)をUH-Xの開発事業者として決定した。
(参考)
◯ 開発事業者決定までの経緯
平成27年 2月25日(水) | 開発事業者選定のための企画競争を公示 |
3月10日(火) | 提案希望者に提案要求書(RFP)を手交 |
6月 2日(火) | 提案者から提案書を受領 |
7月17日(金) | 開発事業者を決定 |
◯ 提案者等(提案書の提出順)
提案者 | 共同開発する海外企業 | 開発の形態 | |
1 | 川崎重工業(株) | エアバス・ヘリコプターズ(仏) | 新規開発 |
2 | 富士重工業(株) | ベル・ヘリコプター(米) | 既存機の改造開発 |
◯ 今後、所要の手続を経て契約の見込み。
- 報道資料