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朴・韓国大統領:中国で厚遇 習氏らと並んでパレード観覧

毎日新聞 2015年09月04日 東京朝刊

 【上海・大貫智子】韓国の朴槿恵(パククネ)大統領は、中国の習近平国家主席、ロシアのプーチン大統領と天安門城楼で肩を並べて軍事パレードを参観した。北朝鮮の崔竜海(チェリョンヘ)朝鮮労働党書記の席は端に近かった。韓国は、中国による韓国重視の象徴と歓迎している。ただ朴大統領は、他国首脳らが立って軍事パレードを見守る中、座ったり、席を一時外したりしていた。安倍晋三首相や欧米主要国の首脳が欠席する中、国際社会の視線を意識した可能性がある。

 朴大統領は、式典に先立つ各国首脳との記念撮影で、習主席の夫人の隣に立った。その後、城楼まで移動する間も、プーチン大統領と習主席をはさむ形で歩き、中国の朴大統領に対する厚遇ぶりを印象付けた。

 聯合ニュースは、1954年に北朝鮮の金日成(キムイルソン)首相(当時)と毛沢東主席が同じ場所で軍事パレードを観覧したと報道。当時の写真と今回の写真を並べ、「主人公の変化は、半世紀を超える間に韓中関係と中朝関係がどれだけ変化したかを象徴している」と伝えた。

 ただ、軍事パレード出席は、韓国内でも賛否が分かれた。中国は、朝鮮戦争で北朝鮮側に立って参戦したからだ。韓国青瓦台(大統領府)は「中国は特別な儀典と対応を提供すると伝えてきている」と強調し、理解を求めていた。中国側は、朝鮮戦争に参戦した部隊をパレードから外したとされる。

 ソウルの外交筋によると、式典は当初2日間と見られていたため、朴大統領は軍事パレードを外した日程での訪中を検討していた。ところが、中国が日程を1日に短縮したため軍事パレードにも出席せざるをえなくなったという。外交筋は「中国に追い込まれた」という見方を示した。

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