三色スミレの成長日記〜LA PENSÉE SAUVAGE このページをアンテナに追加 RSSフィード

Antropologista sum; antropico nihil a me alienum puto.
われ、人類学者なり.こと人類に関するものにしてわれに無縁のものなしとす.

思想とは要するに趣味の問題である。思想の鍵を握るのは、言語学者である。
歴史家は常に、行動する者の背後にしか居れない。悪魔は、傑れた歴史家であり、社会学者である。
歴史家が語ることは、どれほど注意深く純粋に記述的な言語を使用としても、遅かれ早かれ彼の態度を伝えてしまう。
距離をおいた態度をとること自体一つの道徳的立場である。
言葉で片附ける、といふことは常に許容と、自慰とがある。もつと謙虚になることだ。
思索とは表現の可能性に対して行はれる精神の賭博である。可能性を掘り出すこと、それは賭博をすることだ。
言語とは思想家のためのルーレットである。                  Mixed Berlin×Tozo 

9999-12-31 レヴィ=ストロースの人類学

[]レヴィ=ストロース人類学

自分が「どのような人間であったかを知りたいと思うような物好きな人間が現れたとすれば、私は彼にこのドン・キホーテ的精神という鍵を渡してやろうと思います」と言っている。その精神とは、一方では、「不正を正すことへの、抑圧された者の希望の星たらんとすることへの偏執狂的情熱」、他方では、「本質的に、現在の背後に過去を見つけ出そうと言う執拗な欲望」なのだそうだ。はたしてそれがレヴィ=ストロース人類学の扉を開ける鍵となるかどうか。それは、また別の機会に考えてみることにしよう。

p184-185

メイキング文化人類学

メイキング文化人類学

蜜から灰へ (神話論理 2)

蜜から灰へ (神話論理 2)


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http://d.hatena.ne.jp/ykurihara/20121228/1356679830
































































































フィロロギア・ヤポネシア−愛はことばへ、いのちへ




































ミルプラトン

2011-03-11 相互扶助の出現、無法状態でなく

[]災害ユートピア―なぜそのとき特別な共同体が立ち上がるのか

予言の自己成就。

[評者]柄谷行人(評論家)[掲載]2011年2月6日

 大災害が起きると、秩序の不在によって暴動、略奪、レイプなどが生じるという見方が一般にある。しかし、実際には、災害のあと、被害者の間にすぐに相互扶助的な共同体が形成される。著者はその例を、サンフランシスコ大地震(1906年)をはじめとする幾つかの災害ケースに見いだしている。これは主観的な印象ではない。災害学者チャールズ・フリッツが立証したことであり、専門家の間では承認されている。にもかかわらず、国家の災害対策やメディアの関係者はこれを無視する。各種のパニック映画は今も、災害が恐るべき無法状態を生み出すという通念をくりかえし強化している。

 むしろこのような通念こそが災害による被害を倍加している。サンフランシスコ大地震でも、死者のかなりの部分は、暴動を恐れた軍や警察の介入による火災や取り締まりによってもたらされた。同じことがハリケーンによるニューオーリンズの洪水においても起こった。略奪とレイプが起こっているという噂(うわさ)がとびかい、被災者の黒人が軍、警察、自警団によって閉じこめられて大量に殺された。本書でも簡単に触れられているように、関東大震災では朝鮮人の大量虐殺がおこった。これも噂にもとづくものだが、その根底には朝鮮人独立運動に対する国家側の恐怖があった。

 他方で、サンフランシスコでもニューオーリンズでも、被災者の間および外から救援にかけつけた人たちの間で、新たな共同体がすぐに形成された。日本の例でいえば、阪神・淡路大震災では関東大震災のようなことは起こらなかった。当時、国家の対応が遅すぎるという非難があったが、むしろそのおかげで、被災者と救援者の間に、相互扶助的な共同体が自然発生的に生まれた。そのような「ユートピア」は、国家による救援態勢と管理が進行するとともに消えていったが、このときの経験から、その後に生き方を変えた人が多いはずである。私も何人かを知っている。

 本書において、災害は自然災害だけでなく、戦争や経済危機などをふくんでいる。いずれの場合も、災害は新たな社会や生き方を開示するものだ。ニカラグアメキシコでは、それが社会革命につながった。人々は自然状態では互いに敵対するというホッブズ政治哲学が、今も支配的である。だが、それは国家的秩序を正当化するための理論にすぎない。災害後の「ユートピア」が示すのは、その逆である。国家による秩序がある間他人を恐れて暮らしていた人たちは、秩序がなくなったとたん、たちまち別の自生的な“秩序”を見いだす。それは、他人とつながりたい、他人を助けたいという欲望がエゴイズムの欲望より深いという事実を開示する。むろん、一時的に見いだされる「災害ユートピア」を永続化するにはどうすればよいか、という問題は残る。しかし、先(ま)ず、人間性についての通念を見直すことが大切である。

    ◇

 高月園子訳/Rebecca Solnit 米サンフランシスコ在住のノンフィクション作家。他の著書に『暗闇のなかの希望――非暴力からはじまる新しい時代』など。

http://book.asahi.com/review/TKY201102080172.html

坂本龍一×東京新聞  脱原発とメディアを考える

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社会を変えるには (講談社現代新書)

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「東北」再生―その土地をはじまりの場所へ

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脱原発社会を創る30人の提言

脱原発社会を創る30人の提言

ダッ!ダッ!脱・原発の歌

ダッ!ダッ!脱・原発の歌

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LOVE! LOVE! ハイロ!

LOVE! LOVE! ハイロ!

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atプラス 10

atプラス 10

2011-02-05 命の言葉を考える―「ことば」が生まれたとき

[]ビッグイシュー日本版 160号(雑誌 300円)

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特集 命の言葉を考える―「ことば」が生まれたとき

太古の昔、人類は歌でコミュニケーションをとっていた!? 「さえずり言語起源論」を探検する 岡ノ谷一夫さんと、チーム「岡ノ谷」の研究者たち

(コラム)ヒト 野中由里さん

(コラム)17の声もつ、ハダカデバネズミー 南部菜奈絵さん

(コラム)20の声もつ、デグー 時本楠緒子さん

(コラム)複雑な歌を歌う、ジュウシマツ 西川淳さん

私たちは世界をどう理解しているか? 赤ちゃんと「ことば」を通して考える 今井むつみさん

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人間はどのようにして言葉を獲得してきたのか?そのプロセスには、人間が人間になった謎が詰まっているのではないだろうか?言語の起源を生物学的に研究する岡ノ谷一夫さんは、人間の言葉は「歌詞のない歌を歌っていた」ことがはじまりではないかと考えている。歌のような音の流れがまず先にあり、それを切り分けていくことによって単語ができたのではないかと。子どもが「ことば」を獲得する過程を研究する今井むつみさんは、赤ちゃんは遅くとも生後9ヵ月までに、話の中から単語を切り出して聞く能力を身につけると言う。人間の言語の起源を考えるお二人、岡ノ谷一夫さんと今井むつみさん、さらに、岡ノ谷チームの若い研究者のみなさんにデグー、ハダカデバネズミ、ジュウシマツなどの鳴き声や歌についての研究の話を聞いた。歌が言葉!?であった頃の、生命に満ちた言葉を取り戻すために。

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ませたお子様の情操教育にはもちろんのこと、高校生の進路決定の一冊にも、なんにでもなります。  

小鳥を飼いたくなる可能性も大。

絵がかわいい。

言葉はなぜ生まれたのか

言葉はなぜ生まれたのか

さえずり言語起源論――新版 小鳥の歌からヒトの言葉へ (岩波科学ライブラリー)

さえずり言語起源論――新版 小鳥の歌からヒトの言葉へ (岩波科学ライブラリー)

うーん、良書。ふむふむ素朴理論か。おもろい、おもろい。

ことばと思考 (岩波新書)

ことばと思考 (岩波新書)

思いつき知り鳥連結。

岡ノ谷先生はおもろいです。

TVで確認しました。(爆笑問題の「爆笑学問」)

NHKオンディマンドで今なら楽しめます。

タイミング良く、ビッグイシューへの言及のある記事に出会えたので。

引用とリンク。

先日、ホームレス支援団体「ビッグイシュー日本」を母体に設立されたNPOビッグイシュー基金」から、『若者ホームレス白書』が届きました。急増する若年ホームレスの実態を、質的・量的に調査したレポートが載っていて、非常に興味深く読むことができました。200円なので、ぜひ皆さんも購読してみてください。

(・・・)

ホームレスにしても、就職内定率にしても、失業率にしても、統計を算出しているのは政府機関です。社会的弱者の存在を認めない方法なんて、統計の定義さえちょっといじってしまえば、たやすいことであることがよく分かります。統計手段としては、いささか問題があることがみとめられながら、その手法を改めようとしないことからも、国の方針がよくわかりますね! 今年も、ホームレス、未内定者、失業者などの弱者は、実際よりも少なく見積もられ、メディアも政府発表を鵜呑みにして報道し、ほとんどの人がそれを疑ってみることはないでしょう。

「統計は、時として嘘をつく。時として重大な真実を隠す。」ってことですね。

はてなダイアリー

2011-02-03 世界戦争回避その可能性の中心

[]応答せよ巨大ロボット、ジェノバ

応答せよ巨大ロボット、ジェノバ

応答せよ巨大ロボット、ジェノバ

サヨウナラJ文学、

そして今、J太郎文学

坪内祐三さんの帯が、秀逸。

朝吹真理子さんより美しく、西村賢太さんより可愛い、杉作J太郎先生。(吉田豪先生とのJGOもサイコー!)

戦争回避にはNGOより、JGOの方が効果的。

かもしれない・・・。

その良さがなるべくあまねく広がりますように。

1月27日のJ太郎先生のツイート。

すべてというのはたやすくないがすべてを注ぎ込んで書いた遺書のような小説なので自分に少しでも関心を持ってくれている人には知ってもらいたいのです。応答せよ巨大ロボット、ジェノバ。よろしくお願いします。

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遺書のような小説・・・

確かに。

震える。

【遺書】のワードに連結が働く。

自殺対策支援センター・ライフリンク清水康之さんのツイート。(1/27)

自殺対策基本法の目的は「生きる支援」を社会全体で推し進めること。そして、誰もが自分自身であることに満足しながら生きることのできる「生き心地の良い社会」を創ることです。一度しかない人生、みんながやさしい気持ちで、互いに支え合いながら生きていけたらいいですよね。

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いいと思います!

自殺も×

戦争も×

(世界)戦争について柄谷行人さん×佐藤優さんも語っていた。

どうしても、いやだ。戦争。

中央公論 2011年 01月号 [雑誌]

中央公論 2011年 01月号 [雑誌]

J太郎先生ないし、JGOは戦争からはかなり遠いと思う。

J太郎先生ないし、JGOに近接していただきたい。

ドン引きも、ご愛嬌。

これ(『世界史の構造』)書いちゃったら、あと何をするのですかーという柄谷さん。

先日の記事で、自身の延命を決定。

柄谷行人さん、次作は「哲学の起源」 公開講義で言及

(・・・)

柄谷さんによると、自由と平等の両立の起源をアテネ民主主義ではなく、イオニアの「イソノミア(無支配)」に探るべく研究中。そして「イソノミアには可能性がある。でも、資料がない」。会場に爆笑が起きた。

http://book.asahi.com/news/TKY201101270236.html

哲学の起源

哲学の起源

爆笑。ただ爆笑。

それが大切。

J太郎先生にも爆笑。

豪先生にも爆笑。

JGOに爆笑。

当然。

笑おう。

聞き出す力

聞き出す力

↓笑える。人の真剣な人生を笑う。面白く私小説を書く。笑う。当たり前。

苦役列車

苦役列車

エルフ=朝吹さん。これからが楽しみ。

きことわ

きことわ

マルクス流行り。そんなご時勢。マルクスの入り口はそこらじゅうに。

マルクス主義じゃなく、ただマルクス

おもろい、おもろい。カール・マルクス

マルクスその可能性の中心 (講談社学術文庫)

マルクスその可能性の中心 (講談社学術文庫)

これを読んだ時、希望と絶望が湧き上がって来た。

世界史の構造 (岩波現代文庫 文芸 323)

世界史の構造 (岩波現代文庫 文芸 323)

世界史の構造 (岩波現代文庫)

世界史の構造 (岩波現代文庫)

しかし、絶望が舞台となり、小さいのだが、希望が飛び跳ねている。

そこに、賭ける。

ギャンブル。

スッテンテンでかまわない。

無料で裸踊り。

雨露凌ぐ、寝場所くらい用意されるでしょう

2010-11-11 Rest In Peace, Nujabes.

[]modal soul classics II -dedicated to...Nujabes-

modal soul classics II -dedicated to...Nujabes-

modal soul classics II -dedicated to...Nujabes-

Nujabesがスタジオを構えた鎌倉より、このエントリを刻む。

Nujabesの旅立ちを知ったときのことは、以下を。

今回のCDに関しては、橋本徹さんの文章を引用して、自分の気持ちに同調、同期させたいです。

涙が出るし、祈ることしかできない。

「安らぎの場所を目指す為の旅路を描きました」(Uyama Hiroto)

その安らぎの場所を求め、安らぎの場所のためにただ祈る。

Nujabesさんがきっといる安らぎの場所。

早く行きたいとは思いません。

また、涙が出る。

でも、あの音霊のパーティーを夢見ます。

NujabesさんやUyamaさんのライブで魂の解放を許し、美しさの極限を突き抜けた音楽にひたり、揺れ、踊りたいです。

Rest In Peace, Nujabes.

(・・・)

監修プロデュースしたコンピレイション『Mellow Beats, Friends&Lovers;』にはジョヴァンカベニー・シングスとの共演によるシャーデー「Kiss Of Life」のカヴァーと、

来るべきニュー・アルバムの案内役としての新曲「Child’s Attraction」を提供してもらった。そのCDのリリース記念パーティーとしてUyama Hirotoと共に参加してもらった昨夏の逗子音霊での感動的なシーンも忘れることができない。素晴らしい音楽と共に会場が一体となり、歓喜と至福のヴァイブに満ち溢れていた。

考えてみれば、メロウ・ビーツというコンセプトを閃いたのも、彼の音楽に触発されたからかもしれない。

(・・・)

人は幸福だった過去に戻れる記憶さえあれば生きていける―Nujabesも愛したジョン・コルトレーンの「My Favorite Songs」を聴いていて、そんなことを思ったことがある。「Last Night When We Were Young」―これも彼が愛した一曲のタイトルだが、そうした音楽と共鳴するような情景を、僕はこの追悼アルバムから感じとった。

 安息の地を求めさすらう魂を鎮めてくれる悠久の調べ。彼とすごした時間はもう還らないけれど、

彼と彼の仲間の音楽は、僕らの心に永遠に刻まれる。愛しさと切なさと感謝の気持ちがこみ上げる。

今「Reflection Eternal」のカヴァーを聴いていて。空中に音の虹が見えたような気がした。

You are flower.

You are river.

You are rainbow.

多くの幸福な時間と永遠に色褪せない景色をありがとう。

2010年9月 橋本徹(SUBURBIA)

Uyamaさんの14. Vision Eyes feat.Golden Boyは何回聴いたかわからないくらい聴いています。

D

CD↑を買って聴いてくださいねっ!!!!

リンクする自分も悪いですが、これがいいなぁと想われましたら、NujabesさんUyamaさんがいらっしゃるハイドアウト・プロダクションズの音楽にひたりきっていただきたーーーい!!!!!

Modal Soul

Modal Soul

Metaphorical Music

Metaphorical Music

a son of the sun

a son of the sun

Falliccia

Falliccia

Shakespeare

Shakespeare