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松坂、開幕前から股関節周辺を痛めていた

トレーニングで球場を訪れ、記者会見する松坂大輔投手(共同)
トレーニングで球場を訪れ、記者会見する松坂大輔投手(共同)

 レッドソックス松坂大輔投手(29)は16日(日本時間17日)、トレーニングに訪れた本拠地球場のフェンウェイ・パークで記者会見し、シーズン前に股(こ)関節の周辺を痛めていた事実を明らかにした。

 痛めた時期はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)よりも前で、このアクシデントが開幕前の調整とシーズンの投球に大きく影響したという。「3月頭(のWBC開幕)に間に合わせるためにトレーニングしていたが、(故障で)一時的にトレーニングできなくなった。その状態でシーズンをやり切るつもりだったが、大事な部分だし、結果的に響いた」と話した。

 今季は開幕から不振で4月と6月に故障者リスト(DL)入り。球団発表は右肩不調だったが、股(こ)関節の周辺の故障で技術的な狂いが生じ、影響は2度目のDL入りまで残ったという。9月の復帰後は3勝1敗。プレーオフは出番のないままチームが敗退した。

 いつもはシーズン終了後1カ月ほど休むが、今年は既に2日に1度は球場に通って体を動かしている。今季4勝6敗に終わった松坂は「(戦列を離れて)十分休ませてもらいましたから。今年のようなことを起こさないためにも体と相談しながらしっかりやりたい」と早くも来季に向け意気込んでいた。

[2009年10月17日8時5分]


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