平成26年8月8日 2014/08/08 |
○海軍工廠の空襲から69年 戦没者に誓う恒久平和・豊川市の祈念式典 ○中心街に新たなにぎわいを 田原市中心市街地活性化協議会を設立 ○地域特性に合わせ柔軟な活用 東三河電子連絡帳協議会 ○畜産防疫に地域一丸 豊橋市畜産防疫対策協議会 ○戦争の記憶伝え恒久平和実現 豊橋東高で初めて「祈念集会」 ○大場栄さん、峯子さん「戦火のラブレター」 生誕100年迎え蒲郡で手紙展 ○カンボジアに新クラブ設立を目指す 豊橋LC例会で事業方針説明 ○地元勢の走りに期待 全日中へ19人出場・香川で17日開幕 ○ビッグウエーブに挑むプロ目指す精鋭たち 田原で「夢屋サーフィン」 平成26年8月7日のニュース |
戦争の記憶伝え恒久平和実現 豊川海軍工廠空襲から69年 豊橋東高で初めて「祈念集会」 |
平和祈念碑に献花する生徒たち =豊橋東高校で |
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豊川海軍工廠(しょう)空襲から69年がたった7日、豊橋市の豊橋東高校(駒木正清校長、995人)で、初めて「世界平和祈念集会」を開いた。生徒らは戦没者の冥福を祈るとともに、恒久の平和を願い黙とうを捧げた。 (飯塚雪) 同集会は戦後70年を前に生徒会が企画し、今年から全校出校日に制定した。 空襲当日と同じ晴天の空の下、学徒動員で亡くなった同校の前身である高等女学校と豊橋第二中学校の犠牲者97人の名が刻まれた平和記念碑「若葉の祈り(同じ空)」を囲むように、生徒会やクラス代表の生徒、学徒動員を経験した高女44、45回生などが参列。教室では生徒らが集会の様子を校内放送で聞きながら、冥福を祈った。 参列者は空襲が始まったのと同じ午前10時13分、蝉の鳴き声が響き渡る中1分間の黙とうを捧げた。 同集会発案者の前会長・金田明香里さん(17)は「8月7日の前後では広島と長崎に原爆が投下され、あまり意識していませんでした。しかし、この空襲は身近な決して忘れてはいけない悲劇です。二度と繰り返さないためにも事実を知り後の世に語り継いでいくことが私たちの使命」と決意を新たにした。 駒木校長は「東高校として決して忘れてはならない痛恨の歴史をともに記憶にとどめ、世界恒久平和の実現を訴えて参ります」と述べた。 集会の最後に同校歌唱隊や参列者が3校の校歌を歌い、空高く歌声を響かせた。 |