7月30日
「森村誠一の棟居刑事
目撃美女は二度死ぬ? 猫が運ぶ犯人!?」

原 作
森村誠一
脚 本
長坂秀佳
監 督
村川 透
プロデューサー
高橋浩太郎(テレビ朝日)
内山聖子(テレビ朝日)
塚田泰浩(東宝)
佐藤 毅(東宝)
制 作
テレビ朝日
東宝

出演
棟居弘一良  東山紀之
北里絵梨子  原 沙知絵
神林一子   貫地谷しほり
山名冬美   上原美佐
神林武人   きたろう
渡瀬克己   窪塚俊介
江上康子   濱田万葉
山名孝輔   中原丈雄
松川武一   勝部演之
那須亮輔   森本レオ
         ほか

 ある春の日、久しぶりの休暇で山梨・三つ峠に来ていた警視庁捜査一課の刑事・棟居弘一良(東山紀之)は、木陰でチンピラに襲われかけていた美しい女性を助ける。女性は、“マツブホールディングス”の社長秘書・北里絵梨子(原沙知絵)。マツブホールディングスは、会長・松川武一(勝部演之)が社長の山名孝輔(中原丈雄)と創業して急成長させた今をときめく大企業だったが、絵梨子自身は謙虚で気取ったところがなく、棟居と絵梨子は互いに好感を抱く。だが、2人はその現場で偶然、死体が埋められているのを発見する…!
 まもなく死体の身元は、大谷和成(川端槇二)という男だと判明。都内のマンション6階の大谷の自室は荒らされており、飼われていたネコ1匹は餓死寸前、犯人のものらしき靴の跡が残されていた。最近、大谷の口座に500万円の入金があったことも判明、大谷は誰かを強請っていたのではないかと思われた。 

 数週間後…。棟居と絵梨子は思いがけないところで再会する。大谷と同じマンションの4階の住人で画廊経営者の江上康子(濱田万葉)がベランダから何者かに突き落とされて転落する事件が起き、康子が落下したのが停車していた絵梨子の車の上だったのだ。
 なんと康子は、棟居の同僚刑事・神林武人(きたろう)が25年前に担当し、迷宮入りした“世田谷質店夫婦殺害事件”の被害者のひとり娘だった。当時5歳だった康子は事件の衝撃から、犯人が2人組であること以外、すべての記憶を失っていた。神林は、そんな康子のことを長年にわたって気にかけ、最近では娘の一子(貫地谷しほり)を康子の画廊でアルバイトさせてもらうような間柄だった。
 転落した康子も、車を潰された絵梨子も奇跡的に軽傷ですみ、妊娠3ヵ月だった康子のお腹の子どもも無事だった。ところが、康子は襲われた衝撃からまたしても記憶を失い、転落前後のことが思い出せなくなっていた。お腹の子の父親が誰なのかさえ、わからなくなってしまったという。

 そんな中、康子が転落した直後に絵梨子が車に乗り込む姿を見たという目撃証言が出現。神林は、何らかの理由で康子ともめた絵梨子が相手を突き落としてから急いで車に戻り、気を失ったふりをしたのではと疑い始める。いったい、絵梨子と康子の関係とは…!?
 その矢先、マツブホールディングスの社長令嬢・冬美(上原美佐)が突然、渡瀬克己(窪塚俊介)というプレイボーイとの婚約を発表する。実は、渡瀬こそ康子を妊娠させた男であり、彼は二股をかけていた絵梨子の口利きで最近、マツブホールディングスに入社したばかりだった。そして直後、また殺人事件が発生! 棟居は一連の事件の背後に25年前の殺人が深く関わっていることを直感するが、はたして絵梨子、康子、冬美…3人の美女の愛憎が複雑にからみあったこの事件の真相とは…!?