1月16日
「炎の警備隊長五十嵐杜夫8」
〜天下り官僚連続殺人!幼子の命を奪った13年前の欺瞞!
突かれた個人警備の思わぬ盲点!?

脚 本
橋本以蔵
監 督
伊藤寿浩
プロデューサー
柴田 聡(ABC)
森川真行(ファイン)

制 作
ABC
ファインエンターテインメント

出 演
五十嵐杜夫   小林稔侍
黒崎主税    小泉孝太郎
島津龍之介   山下真司
島津八重子   筒井真理子
五十嵐雅子   加藤貴子
坂本 華     大島さと子
吉田康彦    松澤一之
相良耕一    小沢和義
山岸香苗    近野成美
大神刑事    金山一彦
          ほか

五十嵐杜夫(小林稔侍)と黒崎主税(小泉孝太郎)は、特殊法人「日本環境研究センター」理事長の島津龍之介(山下真司)の個人警備に当たることになった。島津は、元は環境庁の技官で、早期退職後に天下りで理事長となった人物だ。
島津が個人警備を依頼してきたのには、半導体メーカーの会長・徳富晃が心臓を刺されて殺された事件が関係していた。13年前、環境庁の技官だった島津は、徳富の会社が起こした公害問題を調査した際、工場には非がないと結論付けた調査団のメンバーだった。徳富が殺された現場には、この公害事件への復讐を宣言する声明文が残されており、島津は復讐が自分に及ぶのを恐れて個人警備を依頼したと考えられた。
個人警備は、島津が妻の八重子(筒井真理子)と2人で暮らす自宅にも及び、監視カメラやセンサーガードによって万全の警備体制が敷かれていた。警備任務をおこなう中で、島津のすさんだプライベートが明らかになる。島津は愛人らしき女性・山岸香苗(近野成美)の元へ頻繁に出入りしており、妻の八重子とも不仲で、離婚をめぐり泥沼状態だった。
そんな中、島津邸の塀に殺人現場に残されていたのと同じ声明文が貼られる。さらに、黒崎たちが島津邸の警備にあたっていたにも関わらず、警備システムのコントローラーの電源が切られ、監視システムがストップ、その隙に島津が襲われてしまう。なんとか一命を取り留めた島津だが、入院先の病院でも再び襲撃を受ける。警察の取調べに対し、島津は公害事件の原告団だった相良耕一(小沢和義)と笹本卓司(泉知束)に襲われたと証言し、2人は指名手配されることになった。
島津は襲われたことに激怒し、警備の責任者である五十嵐を激しく非難する。だが、何者かが侵入した形跡はなく、五十嵐は家の中にいた人間によって電源が切られたことを指摘。警備に落ち度はなかったと言い放ち、部下である黒崎たちをかばった。警備が万全だったことを証明すべく、五十嵐と黒崎は調査を開始。黒崎は島津の妻が浮気している事実をつかむが……
一方、警察の調べで島津邸・裏庭の物置から島津を刺した凶器が発見された。犯人はなぜ凶器を持って逃げずに、わざわざ隠したりしたのか!?
そんな矢先、公害事件に関わっていた大久保春樹(内田勝正)までもが何者かによって殺されてしまう。やはり、現場には同じ声明文が。島津の環境庁時代の上司・吉田康彦(松澤一之)も身を隠そうと決めたが、その吉田までもが殺されてしまう! 
一体、だれが犯人なのか!? 五十嵐と黒崎を待っていたのは驚くべき事件の真相だった……