2011.01.25 , 16:53

ロシア上院議長、自爆テロの犠牲者に哀悼を表明 

 モンゴルの首都ウランバートルで開催中の第19回アジア太平洋議員フォーラムに出席しているロシア上院(連邦会議)のセルゲイ・ミロノフ議長は記者会見を開き、モスクワ南西部ドモジェドヴォ空港で発生した自爆テロの犠牲者に対し哀悼の意を表明し、次のように述べた。

  ―会議で審議される中で最も重要な問題のひとつが、テロリズムとの戦いだ。モスクワで発生した悲劇は、同問題が世界全体にとってどれほど重大であるかを再び示した。国際線の着陸ターミナルが事件現場となったのは偶然ではない。犠牲者はロシア人だけではなかった。これは、テロリズムは民族性と関係がないことを再び証明することとなった。世界の全ての民族はテロリズムの思想とその実行に対する対抗措置を、一丸となって強化してゆかなければならない。テロリズムによって被害を受けた国は、この悪と戦うため先例のない法的措置を導入している。そしてロシアの政治家も、注意深く責任を持ってこの経験を検討しなければならない。最近、多民族国家ロシアにおける、多民族・多宗教の連帯に関する諸問題が、ロシア社会において広く議論されている。私は、現在ロシアの全ての民族は、自身と自身の子供たちを国際的なテロから保護するため団結しなければならないと考えている。

 議長は同フォーラムへの出席を切り上げ、モスクワへ向けて出発した。

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