イタリアの映画館での鑑賞へのご招待

2013年2月1日|カテゴリー: Istituzione 施設

昨年のヴェネツィア映画祭でも上映されていたイスラエル映画、
LEMALE ET HA’CHALAL (FILL THE VOID)」を観てきました。
主演女優賞を獲った作品でしたが、
なかなかやはり難解な宗教映画でした。

地域性というか日本人の感覚からはかなり遠い、
原理主義的な宗教色が強く、
万人には受け入れづらい感じのするものでした。

以前紹介した「Terraferma」もそのようなニオイがしましたが、
結局「海と大陸」というタイトルで岩波ホールで上映されているようです。

ま、僕の予測ほどあてにならないものはないのかな?

イタリアも multisala と呼ばれるようなシネコンが主流です。
場所によってはアリの巣のように地下に劇場が張り巡っているようなところがあります。
たまにモギリもしないでフリーで入れたりするのはイタリアらしい。。

夕方の回やシルバーだと4.5ユーロ位から入れます。
通常の料金でも7-8ユーロですので 1000円もしないくらい。
日本に比べたらベラボーに安い。
もちろん映画の日もありますし、
1ユーロなんていう時もあったりします。

夕方の回は恐ろしいほどジジババが多いのですが、
それ以外の時間帯といえども、
とにかくおしゃべり好きのイタリア人ですから、
上映中も耳障りなほどの喋りをする輩もいます。
冒頭のCMと予告編は日本と同じように流れています。
最近では当たらないのですが、

以前はよく、上映の半分くらいで突然ブチッと暗くなり、
トイレの5分間インターバルが入る事がありました。
中途半端な時間なのでやり過ごすのも面倒です。

日本ですと比較的エンドクレジットが終わってから席を立つ人も多いですが、
イタリアでは本編が終わるや否や、
すぐに立つ人が多いです。

劇場によって作りや座席の並びがかなり異なっていたりする事も多く、
いろんな劇場で観て回るのも面白いかもしれません。
中央に通路がなかったり、急勾配の並びの座席などがあります。

イタリアでは外国映画は吹替上映が定番です。
またいろんな国の人がいるからでしょうか、
オリジナルの言語で上映する事もあります。

このケースは大抵英語で、
劇場と時間が限定されてくるのですが、
早口のイタリア語が追いつかない外国人にとっては、
嬉しいサービスです。

ちなみに映画祭などでは、
吹替ではなく電光掲示板にイタリア語か英語の字幕が出るのですが、
字幕があまり定着していないせいか、
とにかく字の流れ方が異常に早く、
これは追いつかない事も多々あり。

ポップコーンなどのお菓子はあり、
寿司デーで寿司を提供するなんて事もありますが、
映画のパンフレットなんかの関連商品は作られていないようです。
イタリアは商売っ気がありませんから。。

映画誌も主立ったところは Ciak くらいなもので、
他にもう一誌、見た事あったようなないような。
あとちょっとお高い輸入雑誌くらいです。

とにかくイタリア人は映画が好きですから、
ロードショーものでアメリカ映画のようなメジャーのものだけでなく、
イベント上映的なものも結構な数あるようです。

小さな映画祭は星の数ほどあり、
若手の作家の支援体制も相当なもんです。
またクラシックの特集で日本人の作品も上映される事も多いです。
単発の岩波、ユーロスペース、アップリンクがたくさんあるような感じです。

観客がたくさん入るのは、映画が安い事と、
友達同士の会うための理由付け、
日本ほどエンターテイメントのバラエティに富んでない事、
それから一番は芸術への憧憬が大きいようにも思います。

Mostra Picasso Milano

2013年1月8日|カテゴリー: Arte アート

パリの国立ピカソ美術館が改装と拡張工事のため、
ピカソの作品がミラノに来るという事で、
イタリアに珍しく行列を作る中、
立ち寄って観てきました。

ピカソと言えば独特の作風で知られる絵画が有名ですが、
僕もその偉大さに敬意を表する事もなく、
特に気にもしていませんでした。

ヨーロッパの人々がこんなにも絵画に魅せられているわけなど、
まったくわかりません。
ピカソは奇抜で有名でその他に引きつけるのは何だろう。
といつもながらに作品に触れないまま、
意味も理解できないままでした。

僕がよく観に行くのは、
1500年代のカラヴァッジョを代表とするバロック絵画の作品群で、
光の使い方を撮影の参考にしています。
コントラストや色使いもきれいだったりして、
いつもこんな風に撮れたらいいなぁ、
なんて事を考えています。

その時代の作品とはまったく相容れない作風のピカソですから、
何しにいくんだろう、くらいの気持ちでいました。
とりあえず頭に入れておいたのはキュービズムの技法の作家という事でした。

キュービズム??
聞き慣れない言葉に意味を調べてみると、
物体を平面ではなく多角的、立体的に捉えて描く手法のようで、
一つのものをいろんな視点で見たものを描くのか?

それにしては僕が目にしていたものは、
デザイン的に描かれたポップアートみたいな作品くらいの印象しかないので、
キュービズムみたいなものなどあるのだろうかと疑問に思っていました。

展示会場に足を踏み入れればなんとやら。
僕の先入観などたちまちのうちに壊されてしまった。
とにかく多作な上に、時代によって作風などまるで変わっていた。
そんなことは誰もが知る事ですが、
作品を見るにつれて様々な想いにかられていきました。

Man with a guitar (1911) Man with a Mandolin (1911)

抽象画のようで具体的。
僕にとってはそこに集約されるかもしれません。
キュービズムだけではないですが、
そこに一番魅せられたかもしれません。

物の見方というか捉え方。
そしてそれを表現する手法。
作る側、見る側と両方の視点で描かれているようで、
かといってそれをはっきりと明確に捉える必要もない。
でありながらいろいろな角度から見つめる。

それこそ何を理解したかなんて、
はっきりと言葉にできるわけない。
それでも概念的なものを得たような気がします。
フレームをのぞいたときに見える世界は、
写真でもムービーでも平面である事には変わりないけれども、
絵画で表現しているものを実写でも表現できるかも。

3D ではなくて、それはやはり概念的なものであれ、
何かしらの影響を与えてくれているような、
そんな気がします。

Mostra Picasso Milano
Musée national Picasso Paris

17. Milano Film Festival 3

2012年9月26日|カテゴリー: Milano Film Festival

12 日間開催されたミラノフィルムフェスティバルの最終日が来ました。
僕はとにかく毎日通い詰め、
ショートのコンペ 42 本、長編のコンペ 3 本、
その他の長編 5 本、全部で 50 本観る事ができました。

どれも映画通にはたまらないセレクションで、
ロードショーものでは目にかかれないような作品ばかりで、
見応えがありました。

スタッフも愛想がよく、気分よく映画を楽しめる事のできる環境です。
なかなか時間通りに進行しないのは、
やはりイタリアならではの愛嬌かな?

今年はウッディ・アレン特集が組まれていましたが、
大物ゲストの登場もなく授賞式は行われました。

前回の僕の予想は大ハズレ。
このミラノフィルムフェスティバルは結構前からそうなのですが、
予測不能の賞レースなのであまり予想を宣言しない方がいいかもしれないですね。

Premio Aprile (エイプリルアワード)
BAKE A CAKE di ALIOCHA (FRANCIA)

Premio dello Staff (スタッフアワード)
VOICE OVER di MARTIN ROSETE (SPAGNA)

どれ一つ僕の好みからかけ離れたものなので、
昨年の受賞作とも系統が異なる事もあったので、
「なんでこれが?」ということばかりで、
式の最中、頭の中はずっとクエスチョンマークだらけでした。

何となくこの答えが見えたような気がしたのは、
審査員を見たときでした。
昨年、長編映画でグランプリを獲った監督が審査員でいたので、
ドキュメンタリー系をセレクションしたのだろう、と、
そんな予測をたて自分を納得させました。

最後にショートの受賞作が一通り上映され、
祭りは終わりを告げていました。
とにかく受賞された方々にはおめでとうですね。

全く期待していなかったのですが、
個人的に面白かった長編映画は、
「La leggenda di Kaspar Hauser (カスパー・ハウザーの伝説)」です。
監督とシナリオライターが舞台挨拶に来ていて、
主演女優も鑑賞に来ていました。

正直、映画の描くところがよくわからないのですが、
なんだかんだと引き寄せられて観てしまいました。
イタリア製作の映画なので、
主演のヴィンセント・ギャロも時々イタリア語を口にしています。

またそれがたどたどしくて外人の僕でさえ滑稽に聞こえてきました。
音楽はヴィンセント・ギャロの作曲でしょう。
ノリノリのサウンドでそこにも魅了されました。

それからあのロッセリーニ監督の息子のレンツォ・ロッセリーニさん
プロデュースの映画を観る事もできました。
こちらも舞台挨拶に来られていました。
ただ映画学校での製作の映画のようで、
途中退席が目立ったかな?

そんないろんな模様を描いていた映画祭でした。

17. Milano Film Festival 2

2012年9月21日|カテゴリー: Milano Film Festival

去年はまだ気温が高かったような気もしますが、
センピオーネ公園の巨大スクリーンで観る映画も、
今年はすでにジャンパーのすれる音でいっぱいになっています。

最終日まではまだあと少しありますが、
ショートの 46 作品中 42 本まで観る事ができました。
残りの 4 本は上映がもう終わってしまい観る事ができませんでした。

後半に観た中で自分なりの高評価作品は、

GRUPPO D
The Pea Master — Alexander Taylor, GBR, 2012, Digital, 7
Fais Croquer ——– Yassine Qnia, FRA, 2011, Digital Beta Cam, 22

2本でした。

特に「ピーマスター」の方は痛快なコメディ (?) で、
かなりの盛り上がりでした。
僕もこれには「やられた〜」という感じ、
とともにちょっとした違和感も感じました。

間違いなくグランプリを獲ると思われます。
というのも映画祭側の盛り上げ方が、
いままでにないひいき目に見えてしまうことがありました。
更にイギリスから 5 人ものスタッフがやって来ていて、
この映画祭から排出した若手、みたいにしたいようです。

他にも賞を取れそうな作品はありますが、
今回は僕なりの勝手なランキングをやってみたいと思います。

1. The Pea Master — Alexander Taylor, GBR, 2012, Digital, 7 (GRUPPO D)
2. Felix ——————- Anselm Belser, DEU, 2011, HD, 1 (GRUPPO A)
3. Fais Croquer ——- Yassine Qnia, FRA, 2011, Digital Beta Cam, 22 (GRUPPO D)
4. I’m your man ——- Ben Rafael Keren, FRA, 2012, HD, 14 (GRUPPO F)

正直全体的に例年になく「これ」といえるような作品が見られないので、
突出している感もあります。

さて最終日に向けて、
どんな作品が選ばれるでしょう。
楽しみです。

17. Milano Film Festival 1

2012年9月18日|カテゴリー: Milano Film Festival

今年もミラノフィルムフェスティバルがやってきました。

今回も例年通りショートを主に長編から様々な部門が取り揃えられて、ウッディ・アレン監督の特集も組まれています。

中国や韓国からも参加があって、日本からも多数応募があったようですが、今回の上映は残念ながらないようです。

祭りも中盤にさしかかってきましたが、僕はそのほとんどを短編鑑賞に集中させています。いまのところ出品されている 46 本中 25 本を見ましたが、どうも今年の作品は「これ」というのがなく、どうにも紹介しずらいところです。

その中でもこれというものを挙げると、

GRUPPO A
Felix ————————— Anselm Belser, DEU, 2011, HD, 1

GRUPPO F
I’m your man ——— Ben Rafael Keren, FRA, 2012, HD, 14

2 作品だけでした。
いつもどんな基準でセレクションしてるのか、どうにも不明な映画祭なのですが、それだけにマニア受けしそうな感じではあります。少なくとも日本でいうミニシアターファンでなければ少々観るのに大変かもしれません。


 
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そんな中、今年製作の僕の短編「Una Domenica da KAPPA」が上映されました。この映画はすでに 5 つの映画祭で上映され、今回 6 回目の上映で地元に凱旋、初めてお客さんと共に上映に立ちあえる事になりました。

皆さんにも挨拶をさせていただき、一部で評価していただける声などもあり、なかなか好評だった事にホッとしています。僕の作品で盛り上げる事もできたミラノフィルムフェスティバル。もう一週、23日までの開催となっています。

69. Mostra Internazionale d’Arte Cinematografica 第69回ヴェネツィア国際映画祭

2012年9月8日|カテゴリー: Film Festival 映画祭

バカンスの終わりのこの時期は、
何かとそわそわしてきます。
そう、季節は映画です。
久しぶりにヴェネツィアに行ってきました。

気がつくといつの間にか北野武監督がテレビに出ていたりして、
「ハッ、行かねば」

いつもは赤ベースの映画祭がブルーに変わっていたのは、
ディレクターが今年から変わったからでしょうか?
作品のセレクションも少し変わったような気も。。。

僕みたいなのは記者でも配給関係でもないので、
レッドカーペットなどに触れる事すらままならないです。
普通のお客さん感覚で一本映画を観てきました。

とにかく例年より静かで全体的に閑散とした感じは、
僕の訪れた時間のせいでしょうか?
毎年、映画祭のときにだけ建てられるであろう劇場に行くと、
1700 席の会場がスッカラカンでした。

あまり注目されていないオリゾンティ部門だからかな?
ちなみに今年は僕の映画もこの部門に申請していました。
しかしドデカイスクリーンでドデカイ会場を即席で作るなんて、
日本にはないかもしれない。。
サーカスのテントみたいでしたよ。

ところで僕が鑑賞した映画は「Yema」
アルジェリアとフランスの作品で「お母さん」という意味のようです。
とにかく台詞が少なくて地味な映画でした。
おそらく日本では買い付けされないでしょう。

ただこれは玄人好みの良作ではないでしょうか。
シンプルなのでわかりやすく、
それでいて人間の細かな心理描写をウマく描いていました。

アルジェリアの田舎らしきところが舞台。
母親と息子? 2人とその子供の物語。
ロケ地がその家の周辺だけ。
舞台のような映画だけど、
そんな事も感じる事なくズーっと最後まで見入ってしまいました。

やはり今年から作家性重視の傾向なんでしょうか?
個人的には会場の雰囲気にしても例年になくホッとする感じもします。

スターが出入りする「エクセルシオール」ホテル周辺にも、
張り込んでいるファンも少なく、
僕が行ったときはたまたま「フランチェスコーー」
なんて叫び声。

イタリア人らしき人影が見えましたが、
フランチェスコ・ロージ監督でしょうか?

ま、何はともあれ、
新装オープンのヴェネツィア映画祭。
金獅子 (グランプリ) 発表は今夜となります。
楽しみに報道を待っていて下さい!!

今回映画祭に行った際に撮影したムービーです。
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第69回ヴェネツィア国際映画祭

Cous Cous クスクス!!

2012年8月27日|カテゴリー: Cucina イタリアン

イタリアでは家庭に招かれて食事をする事が多く、
僕も時々、招待にあずかる事があります。

一応、手みやげにワインなどを持って行くのですが、
たいていは自分用のドリンクと化している事がほとんどだったりします。
安くておいしいですから。。

この日は珍しく、イタリアンではなく、
海を隔てて向こう側のアフリカ料理を振る舞っていただきました。
とはいっても世界各地で微妙にレシピを変えて、
さまざまな食べ方があるらしい。
今回はベジタリアンがいたので肉なしクスクスでした。

プリーモピアット (一皿目) には、
ジャガイモとチーズをオーブンで焼いたもの。
なんとイタリアらしいシンプルなもの。

セコンドピアット (二皿目) に登場はクスクス。
地方によってホントに様々な味付けがあるらしく、
好みによってどうにも変えて楽しめるものみたいです。
肉や魚やワインを入れるのもあり。

僕がいただいたのはニンジン、ナス、ズッキーニが入っていました。
クスクスはコメとパスタの中間のような感じで、
チーズなしのリゾットパスタ? をいろいろアレンジするようです。

まあとにかくお腹がふくれる。
残さずに食べようとすると「無理しなくていい」と咎められるけど、
日本人の心理として「せっかく作ってくれたんだから何とか食べてしまおう」
となるものの、食べきれませんでした。

そんなクスクス。
みなさんもクスクス笑いながら平らげて下さい。
すっごく簡単でおいしいですよ。

クスクスレシピ (イタリア語)

そろそろヴェネツィアの方面が騒がしくなってくる季節が来ました。
今年はいろいろとお伝えする事ができれば幸いです。

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Una Domenica da KAPPA (カッパの休日)」(2012 Italy HD 10min)

上映情報

CORTO CORRENTE (イタリア・フィウミチーノ)
2012年08月19日(日) 20:30 から上映されました。10月半ばに受賞発表があります。

FILM FORUM ZADAR international film festival (クロアチア・ザダル)
2012年08月27日(月) 22:45 から上映。映画祭は31日まで開催。

CORTI NELL’AIA 2012 (イタリア・レッチェ)
2012年09月05日(水) 21:00 からの最終回上映。9月15日に受賞発表があります。

イタリアの○○の休日

2012年8月9日|カテゴリー: Cinema 映画, Film Festival 映画祭, Regista 監督

イタリアはいまバカンスシーズン真っ盛り。
都市部のミラノなどはすでにガランとしています。
みんな海岸沿いのリゾートや外国で休みを満喫していることでしょう。
経済危機などどこ吹く風か。。。

しかし映画に休みなどはありません。
それこそリゾートで開催される映画祭などがあり、
ゆったりとした余暇の中でワイワイと楽しむようです。

そんなイタリアの休みを描いた映画があります。
みなさんもご存知の映画、
オードリー・ヘップバーンの「ローマの休日」
ナンニ・モレッティ監督の「ローマ法王の休日」
そして今年新たに製作された「カッパの休日」

「カッパの休日」は人形を使ったコメディ映画です。
イタリアの守護聖人であるフランチェスコが、
カッパと繰り広げるある一日を描いたものです。

フランチェスコのバックグラウンドや、
日本人にもあまり知られていないカッパの一面を知っていると、
さらに楽しめる作品に仕上がっています。

相撲のシーンやイタリアの観光地でのシーン、
また日本人とイタリア人の細かな人間性なども描いているので、
ちょっとしたところで笑えることでしょう。

この作品ですが僕自身が製作していますので、
ぜひ期待して公開をお待ちください。
いま現在イタリアとクロアチアでの公開が決まっています。
まだこれからも公開の予定が決まりましたら、
お知らせしますので応援の方どうぞよろしくお願いします。

Una Domenica da KAPPA (カッパの休日)」
2012 ITALY HD 10min
監督池田剛

上映予定
FILM FORUM ZADAR International Film Festival (クロアチア・ザダル)
8月25日~31日開催
Corti nell’AIA (イタリア・レッチェ)
9月5日21:00からの最終

FESTIVAL INTERNAZIONALE DEL CINEMA D’ARTE

2012年7月17日|カテゴリー: Film Festival 映画祭

日常の喧騒ではなく、
朝の日差しに目覚めるくらい日が長くなってきた夏の日。
バカンスシーズンの到来を静かに気付かされた。

ウチにこもって続けていた作業も放っぽって、
たまに空いた一日をしばしの気晴らしに出かける事にした。

ミラノの近辺はいろんな所に行ったけれども、
また久々に近場の独特な雰囲気の街に足を運んでみた。

やっぱりこの日に合わせたかのように、
いろんな国からの来訪者がいる。
英語やらフランス語やらポルトガル語やら。。

イタリア人は大抵、海の近くで肌を焼いてくるのだが、
この辺は外国人で賑わうようだ。
街の雰囲気も休み気分に包まれているようだった。

通りを歩いていると、
この日の晩からスタートする映画祭の案内がでていた。
イタリアの映画祭は結構調べているのだが、
この映画祭はうっかり見落としていました。

FESTIVAL INTERNAZIONALE DEL CINEMA D’ARTE (Bergamo)

イタリアには小さな映画祭が無数にありまして、
それはそれはチャンスがたくさん転がっています。
ヴェネツィアやローマ、トリノなどは大きくて外に開けてますが、
僕の印象では国際映画祭といいながらも、
国内向けのようなものばかりだったりします。

ベルガモの街は中心街の「下の街」と、
要塞のような城壁に囲まれた「上の街」とに分かれています。
「上の街」が観光名所となるのですが、
そこで一週間、上映が行なわれます。

大体は夜の9時からの上映なので、
泊まりがけでないと鑑賞は無理です。
これはヨーロッパの人たちのライフスタイルを反映しているのでしょう。
夕食をとってから鑑賞して車で帰る。
そして翌日が平日ならブーたれながら出勤。

日本語にするとアート映画国際映画祭。
募集もしているのですが、
上映されるのは既出の作家さんが多いようです。

マリオ・モニチェッリ監督のオマージュで始まり、
画家さんの何かをやる日や、
女優の賞? この辺の詳細はいまいちわからないのですが、
その合間に応募された作品の上映があるようです。

ヨーロッパの作品はクオリティーが高くて、
ハズレも多いけど、それなりに楽しめるので、
僕も上映には足を運んだりします。

こういったローカルな映画祭は、
アジアの人間がなかなか食い込めないので、
僕みたいなのがグイグイと押していけるよう、
来年こそは喰い込んでいこうと思います。


Thermae Romae (2012)

2012年4月30日|カテゴリー: Cinema 映画, Film Festival 映画祭

日本ではもう公開になった『テルマエ・ロマエ
イタリアでは一足お先にワールドプレミアがありました。

イタリアが舞台の映画ですから、
当然現地でも期待の高まる空気はあります。
原作の単行本もイタリア語訳で販売されています。

イタリアでも各地で温泉があり、
美に対する意識も高い人も多いですから、
入浴文化の歴史や比較を見たいという所でも、
一般の口コミレベルで噂が広まっているようです。

マンガの方はとても面白いので見るのが楽しみです。
まだイタリアでの公開は決まっていないようですが、
吹替にならないオリジナルの映画を見てみたいです。

Far East Film Festival