小牧市のホームページを開くと、次の大きなバナーが表示されています。現在は(3月29日現在)次の4パターンです。
◆小牧市ブランドWEBサイト
◆お花見は、小牧山で。
◆子育て施設が充実しています🎵
◆夢・チャレンジ始まりの地・小牧
私は、「小牧市ブランドWEBサイト」に掲載されている、「夢・チャレンジ始まりの地 小牧」という政策をよく理解できません。
織田信長が天下統一の夢を抱き、清州から小牧に移り、小牧山の山頂に小牧山城建てたということで、「夢・チャレンジ始まりの地 小牧」としたのでしょうが・・・。
小牧山上といつても、瓦は1枚も発掘されておりませんので、館のような城であったと推定され、現在、小牧の山頂にある城の形をした建物(小牧市資料館)とは全く異なる建物であったということです。
ただし、近年の発掘調査に、3段の石垣が発見され、小牧山城は、その後の石垣のある城郭の始まりであったという意味では貴重な事柄であります。(発掘は、崩壊しないようにするため、直ぐに埋め戻されますので、何らかの形(模型、あるいは小牧山が国の史跡であることを考えると極めて難しいでしょうが、山頂の資料館を取り壊し、信長の築いた石垣を崩れないように補強し、建物で覆う)、いつも、当時の石垣を直接見ることができれば、山頂からの眺めを合わせれば、観光客も増え、当時の信長の夢を忍ことができるかもしれませんね。
また、「地域ブランド戦略」は、コンサルタント企業に依頼し策定しもらったものですので、殆どの市民は、「地域ブランド戦略って何のこと・・・」と思われていると、私は判断しています。
2つ目の「お花見は、小牧山で。」に掲載されている、「小牧市キャラクターこまき山」も、コンサルタント企業に依頼し作ってもらったものですが、私は「史跡小牧山をミスリードする失敗作」だと、判断しています。
新キャラクター作成コンセプト・委託業者・委託料等を明記し、「新キャラクターこまき山を評価しますか」、「新キャラクターこまき山を評価しませんか」の2択のアンケートを行えば、失敗であったことが証明されるはずです。
「小牧山に桜を見に行こう」と、予定されている方々には、大変失礼ですが、先日、家内と「今年は、できるだけ数多くの桜を楽しもうか・・・」と、会話をしていたら、家内が何か走り書きをしていました。
そのメモを見ると、この20数年余りに何度も言った桜の名所で、「また行きたいね!」というところが記載されていました。
高遠、京都、琵琶湖湖畔、岐阜県寺尾ヶ原千本桜公園の桜、岐阜県根尾谷淡墨ザクラ、カトリック多治見教会の桜、入鹿池湖畔の桜、名古屋城・犬山城の桜、山崎川・黒川・五条川・合瀬川の桜・・・。
桃花台に入居して30年近くなりますが、ベストシーズンの小牧山の桜は、桃花台住民にとって、公共交通等の関係で、近くて遠い存在です。
3つ目の「子育て施設が充実しています🎵」について、ラピオビル4階の「えほん図書館」と「子育て広場」を指しているようです。
これが、「子育て施設が充実しています🎵」ということか・・・。
4つ目の「夢・チャレンジ始まりの地・小牧」では、「小牧市がめざすまちのイメージであるこどもが夢を描き、夢に向かって挑戦するまち その夢への挑戦をまち全体で応援することで、世代を越えたつながりが生まれるまちを実現していくために行う、様々なこどものアクションプログラムを、コマキッズドリームプロジェクトとして実施していきます。」と記載しています。
子どもの夢は、上から行政が与えるものではなく、一人一人の子どもが、大人に成長していく中で、家族との会話、様々な成功と挫折の中で、自ら描くものなのです。自分自身の経験から・・・。
少し話が長くなりましたが、ホームページトップに掲げられた政策は、大多数の小牧市民の感覚と大き乖離しているのではないでしょうか・・・。頭上のアドバルーンのように。
昨日のブログで記述いたしましたが、平成25年4月4日の臨時議会で、沖本副市長の人事議案に同意した19名の議員のうち、昨年10月の市議選で、澤田勝己議員・玉井宰議員・船橋厚議員・小島倫明議員・鈴木英治議員・河内伸一議員・長田淳議員・稲垣守議員・舟橋秀和議員(以上9名は牧政会)、熊澤一敏議員・丹羽浩議員・谷田貝将典議(以上3名は無会派)、小川真由美議員・小沢国大議員(以上2名は市民クラブ)の14名が再選されました。
※当時19名の議員のうち、あと6名が退席しておれば、沖本副市長は誕生しておらす、市議選前日の当選祝いの文面配布も無かったかも知れませんね・・・。(勿論、沖本氏自身の就任に反対するのではなく、山下市長の人事のありあり方に反対する意思を表す退席ですが)
3月22日の3月議会最終日に、「小牧市地域こども子育て条例案に対する修正案」が提出されましたが、上記14名のうち、澤田議長を除く牧政会8名(玉井・船橋・小島・鈴木・河内・長田・稲垣・舟橋)、無会派の名(熊澤・丹羽・谷田貝)の11名と、新人議員の野々川嘉則議員・高野達夫議員・木村哲也議員・船引嘉明議員の4名、合わせて15名の議員により、修正案は否決され、原案が可決さてました。
間違いなく、検討(審議・審査)不十分、さらに条文の文言に問題がある「小牧市地域こども子育て条例」は、いずれ、アドバルーンように市民から離れた存在の条例となることでしょう。
「小牧市自治基本条例」、「小牧市議会基本条例」、「新基本計画」とうとうと同様に・・・。
なお、無会派であった7名のうち、熊澤・丹羽・谷田貝・野々川の4議員は新会派の届け出をいたしました。
また、高野・木村・船引の3議員は牧政会に加入する可能性が高いと推測しています。(木村議員は間違いなく牧政会に入るでしょう)
そうした状況になれば、小牧市政はますます山下市長の思う通りになりますが、25名の議員には、「自分たちの表決結果が数年後に形となって現れるのだ」、「一つ一つの議案につて勉強し、是々非々の立場で表決に臨んでいただきたい」と思います。
そして市民は、ますます、25名の各議員の言動を注視していかなければなりませんね・・・。
自己顕示欲のあらわれと言いますか、いわばケンカを売っています。
春日井市は2月17日に、「春日井市で働きたい!」「春日井市で産みたい!育てたい!」「春日井市に住みたい!住み続けたい!」の3つを基本目標とする
「春日井市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を発表し、3月24日に「子はかすがい 子育ては春日井」宣言をしました。
隣の市のお坊ちゃまに振り回される春日井市も大変だなってカンジ。
ベネッセをパクったような「こども夢・チャレンジナンバー1都市」より
「子はかすがい」のほうがお上手!
結局はどこの市も子育て充実施策に取り組み、「どんぐりの背くらべ」になります。
小牧市が仕掛けた「子どものケンカ」は、「笛吹けど踊らず」になりそうです。
もう少しグローバルな視点が欲しいものです。
牧政会議員は結構、市長にお世辞を並べますから、「はだかの王様」状態かも。
6月25日の中日新聞に掲載された「子育てするなら春日井」という見出しの記事を読みました。
そして、「春日井市の方が地に足を付けた政策だ!」と思いました。
中野前市長と、現在の山下市長を比較すれば、政策・計画等に係るコンサルタント企業への委託料は大きく違うでしょうね。
もっともっと、市の職員と市民の知恵を活用すべきですね。