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【Style of the PRINCE】第14回ゲスト:阿部 敦さん Vol.3
前回に引き続き、第14回のゲスト・阿部 敦さんにお話を伺います。
Vol.3となる今回は、『バクマン。』のオーディション秘話や収録現場の裏話、『夏空のモノローグ』収録中のお話などを存分に語っていただきました!
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『バクマン。』オーディションの裏話
――同じ声優さんでも、みなさん、声から受けるイメージは違いますね。阿部さんの明るく張りのある声は、物語を引っ張っていく正統派の役どころに似合う印象があります。
声質ばかりは、これはもう生まれ持ったものなので、「両親ありがとう」と言うしかないですよね(笑)。ただ、それが長所でもあり欠点でもありですね。印象的なイメージがあれば、逆にそれ以外の役がやりにくくなったり……例えば俺の場合なら、外画で年配の男性役はできないですしね。どうしても声によって役の方向付けは誰もがされちゃうと思うし、ありがたいことに今は若い青年の主役を多くさせていただいてますが、将来的にはいろんな役……敵役だったり、脇を固める役もやっていきたいんですよ。そうなると、重要になるのは芝居。じっくりゆっくり力をつけていけたらな、と思いますね。
――これまで演じられてきた主役はたくさんありますが、読者の方には『バクマン。』(※注1)のサイコーこと真城 最高(※注2)の印象も強いですね。
あの役はものすごい人数、オーディションを受けたらしいんですよ。俺が聞いた数字では、百何十人? 業界中のありとあらゆる人が、受けたって聞いてます。
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――阿部さんのオーディションはいかがでした?
まず1次のテープ審査に通って、スタジオに行ったんですが、俺、用事があったので、オーディションの順番がその日に受ける人の最後でした。見かけた人の話によると、俺の前まででも、オーディション参加者の名簿が山のように積んであったそうです。
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――合格した時はどうでした?
連絡をもらったのは、仕事終わりの夜8時頃でしたね。うちの事務所は夜7時までしか動いていないんですけど、携帯に留守電が入ってて、仕事が終わったら折り返し事務所に連絡するように、っていうんですよ。わざわざ就業時間後に連絡しろなんて……「俺、何かやらかしちゃったかなぁ?」と、不安に思いながら電話したら、「おめでとうございます! 『バクマン。』受かりました」と教えてくれて。オシャレな代官山のド真ん中で「えー、マジすか!?」って大声出しちゃいました(笑)。後から聞いたら事務所でも、ちょうど合格の知らせが来た時、そこにいた人全員が拍手をしてくれたらしく。みんなにも喜ばれて、「おおー、良かったー!」と嬉しく思いました。
――『バクマン。』のことは、前からご存じだったんですか?
はい。原作を読んでいて好きだったこともあり、すごくやってみたい役でしたね。ジャンプ作品で主役っていうだけでも、男の憧れですし(笑)。オーディションも自分なりには、手応えもあったんです。きちんと演じられたかなと。手応えがあったから通るとは限らないんですが、本当になってすごく嬉しかった。決まってから発表まで間があったので、去年のTAF(東京国際アニメフェア)でキャストが公開されて、「これでやっと、出演するって言える!」とホッとしました。
――原作も大人気ですから、オンエア前から注目度も高かったですよね。
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しかも、放送局がNHKじゃないですか。そこで初めて、親が俺の仕事に食い付いてくれたんですよ(笑)。それまでも、「『亡念のザムド』や『とある魔術の禁書目録』で主役やってるよ、『しゅごキャラ!』出てるよ」とか、随時、報告はしてたんです。たしかに、親も僕の出た作品を観てはくれてたんですけど、NHKに出るとなるとまた話は別らしく(苦笑)。親戚だけでなく職場の人にもアピールしてくれたみたいで、本当にありがたいことですよね。
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――歌手の方が、紅白歌合戦に出るような感覚ですかね?
みたいですね(笑)。子供からご年配の方まで安心して観られる内容だし、見終わったら「お前の夢は何なんだ?」と話し合ったりもできる。誰もが前向きになれる作品なので、親も嬉しかったんだと思います。
『バクマン。』収録現場では恋バナに夢中?
――阿部さんと日野 聡さん(※注3)がコンビで共演というのも新鮮ですね、『バクマン。』は。
そうですね、同じ作品に出演する機会はありましたけど、あんなにがっつり絡むのは初めてですね。ラジオ(WEBラジオ『~バクマン。放送局~ラジマン。』)も一緒にやらせてもらいましたし。周りの皆さんもすごい方ばかりで、アニメにしてはキャストの年齢層は高めかも知れないですね。ベテランの方が多いし……。
――阿部さんを筆頭に、岡本 信彦さん(※注4)や早見 沙織さん(※注5)など若手の方も、実力ある皆さんですしね。
岡本くんももちろんですけど、早見ちゃんもいい芝居をするし、人柄もいい子。いじりやすいし(笑)。ぜひ、ほかの作品でも共演してみたい役者さんですよね。
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