9月21日
「人類学者・岬久美子の殺人鑑定」

脚 本
真部千晶
監 督
藤岡浩二郎
プロデューサー
関 拓也(テレビ朝日)
目黒正之(東映)
制 作
テレビ朝日
東映

出演
岬久美子   大塚寧々
加治川法雄  渡辺いっけい
天野郷子   草笛光子
小泉晴代   高橋ひとみ
小泉理恵   青山倫子
小泉万里亜  かでなれおん
守屋直樹   渋江譲二
高村新平   佐戸井けん太
川越 柾    村杉蝉之介
小泉宣也   山口翔悟

 人骨を専門に研究している人類学者で大学准教授の岬久美子(大塚寧々)は、長野・軽井沢にある、恩師・天野郷子(草笛光子)の自宅を訪ねた。非番の警視庁現場資料班刑事・守屋直樹(渋江譲二)も一緒だ。
 久しぶりに楽しい時間を過ごしていると、郷子のもとに、長野の山中で白骨死体が発見されたという知らせが入る。郷子は大学を引退した現在も、鑑定人を務めているのだ。
 郷子と共に現場に向かった久美子は、白骨死体を見て驚く。2体の骨が、なんと抱き合った状態で発見されたのだ。片方の骨は男性、もう一方は女性と思われた。鑑定を引き受けた久美子は、男性の骨が20代後半から30代前半であると断定。右手甲の骨を骨折したことがあるほか、右胸に刺し傷があることがわかった。一方、女性の白骨も同年代で、男性と同時期に死亡したことはわかったが、頭蓋骨が原型をとどめていない上、歯もほとんど残っていないなど欠損している部分が多いため、身元の確定は困難と思われた。
 久美子は、発掘現場が落雷による山火事が起きた場所であることから、女性は落雷による頭部損傷によって死んだと推理するが、右足の親指の骨が不自然に消失していた。男性には刺し傷があったことから殺人事件とも思われたが、抱き合った状態で白骨化していることを考えると、落雷によって死亡した女性を抱きしめながら、後追い自殺したのでは…とも推測された。

 そんな中、男性の遺体が着けていた腕時計から、身元が判明。長野・小布施の和菓子店“久泉堂”の次男・小泉宣也(山口翔悟)だとわかる。だが、久泉堂にその事実を伝えに行くと、宣也の母で社長の晴代(高橋ひとみ)は「宣也は外国を旅している。人違いだ」と主張し、息子の死を認めようとしない。しかも、宣也には妻・理恵(青山倫子)と子どもがいたことがわかった。晴代によると、子育てを郷里でしてほしいという宣也の願いから、理恵と3歳の息子・友宣だけが晴代たちのもとに身を寄せているのだという。
 引き続き女性の骨の身元を突き止めようと鑑定を続ける久美子の元に、久泉堂の社員・川越柾(村杉蝉之介)が「鑑定結果を書き換えろ」と脅しをかけてくる。ところがその夜、川越は背中を鑿(のみ)で刺されて殺害された。しかもその鑿は、2年前に宣也の胸を刺したのと同じ凶器だとわかる。やはり宣也は何者かに殺されていたのか!? だとすると、2体の骨はなぜ抱き合った状態で発掘されたのか…!?