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 旧日本軍の慰安婦問題を伝える公園「記憶の場」の起工式が韓国ソウルで29日、開かれた。公園がつくられるのは、1910年に韓国併合条約が結ばれた「韓国統監官邸」跡地。元慰安婦が描いた絵を使った壁画や造形物などが置かれる予定で、日本の植民地支配から解放された8月15日の完成を目指すという。

 公園の造成計画は元慰安婦の支援団体や女性団体などが中心になって進められた。広さは約1200平方メートル。建設費として約3億5千万ウォン(約3千万円)の募金が集まったという。

 起工式で、元慰安婦の金福童(キムボクトン)さんは昨年末の日韓合意を批判した上で、「日本が謝罪し、名誉を回復させ、法的に賠償するまで許せない」と訴えた。ソウル市の朴元淳(パクウォンスン)市長も出席し、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界記憶遺産に慰安婦に関する資料を登録する取り組みを、市として支援する考えを表明した。(ソウル=東岡徹