第2回 『ジャンプホラー小説大賞』 ー求ム。世界ヲ戦慄サセル物語。 賞及び副賞 銅賞賞金30万円+楯+賞状 銀賞賞金50万円+楯+賞状 金賞書籍化賞金100万円+楯+賞状 乙一先生(『夏と花火と私の死体』)、永遠月心悟先生(『怪談彼女』)など、読者の心を震わせる才能とともに歩んできたJUMP j BOOKSが次世代ホラーの書き手を募集します。 新設 ジャンプホラー小説大賞募集要項

怪談、退魔ファンタジー、心理サスペンス、デスゲームなど、広義のホラーや怪異をテーマにした作品であれば内容は不問。若い読者に支持される新世代のホラー作品を待っています。

応募要項

広義のホラー要素を含む未発表作品。(他の賞との二重応募は不可)
ジャンプ小説新人賞とジャンプホラー小説大賞に同じ作品を応募することはできません。

応募資格

不問(プロ、アマ問わず)

賞金

金賞 書籍化!!+賞金100万円+楯+賞状
銀賞 賞金50万円+楯+賞状
銅賞 賞金30万円+楯+賞状

応募規定

A4横向きの紙面に縦書き(40字×32行)で印字してください。手書きはご遠慮ください。
分量は40字×32行で108枚以内。 

■作品の各ページには通し番号を振り、以下の①〜③を明記した紙を添付してください。
① タイトル、筆名、応募する賞の名前(ジャンプホラー小説大賞)、総ページ数。 
② 本名、年齢、略歴(過去の受賞歴など)、郵便番号、住所、電話番号、メールアドレス、何を見て応募したか。
③ あらすじ。800文字以内で、ラストまでの展開をわかりやすく書いてください。

応募先

<郵送の場合>
〒101-8050
東京都千代田区一ツ橋2-5-10
集英社JUMP j BOOKS編集部「ジャンプホラー小説大賞」係

<WEB応募の場合>

選考

JUMP j BOOKS編集長及び編集部

最終締め切り

2016年6月30日(木)当日消印有効

発表

2016年10月下旬予定
※発表時期は変更になる可能性がございます。
最終選考結果は週刊少年ジャンプ誌上&JUMP j BOOKSホームページにて発表予定。
賞金は発表後2か月以内にご指定の口座に振り込みます。

注意事項

複数作を応募する場合は一作品ずつ別送してください。
受賞作品の出版権、上映・上演権、映像化等諸権利は、集英社に帰属します。
応募者の個人情報の取り扱いに関しましては、集英社のプライバシーステートメントをご参照ください。
選考に関する問い合わせには一切応じられませんのでご了承ください。
なお、受賞者は週刊少年ジャンプ誌上、JUMP j BOOKSホームページ上で都道府県名、筆名を公表いたします。

編集長コメント

編集長コメント 浅田貴典 JUMP j BOOKS8代目編集長。 週刊少年ジャンプ編集部で『ONE PIECE』(尾田栄一郎)、『BLEACH』(久保帯人)、『Mr.FULLSWING』(鈴木信也) 、『アイシールド21』(稲垣理一郎・村田雄介)などのヒット漫画の初代担当として、連載立ち上げに関わる。のちジャンプSQ.の創刊スタッフとして活躍の後、週刊少年ジャンプ副編集長に。自社電子書店「ジャンプBOOKストア!」の立ち上げに尽力。2014年6月JUMP j BOOKS編集長に就任。

 私は漫画の世界でキャリアのほとんどを過ごし、ヒットする物語に存在するものは何か、ということを常に考えてきました。そこで自分が大切にしてきた判断のポイントが何点かあります。

 そのポイントの一つが「現在性」です。

 例えば「ONE PIECE」の場合、大人の常識・しがらみに対して、少年の素直な「なんでこうしないの?」という提示が通底にあります。SNSが未発達だった当時、少年たちの気持ちの代弁だったという部分が多分にあります。「BLEACH」の場合、当時の漫画の登場人物のファッション・髪型は、いまの私たちのものではない!という読者の気持ちを掬っていました。 「Mr.FULLSWING」の場合、当時のスポーツマンのメンタリティは真面目・ストイックが当然だという風潮でしたが、そればっかりじゃないだろう、というアンチテーゼでした。「アイシールド21」は、どんな人間でも「個性」を認めて欲しいという気持ちへの救済、という側面があります。

 読者が求めている「現在性」は、時代によって異なると思うのです。

 いま、読者に求められている「現在性」はどこか、というのを考えたとき、私の仮説は「恐怖」でした。

 現在、新しい「恐怖」が次々生まれています。自然災害。社会構造の変化。技術の進歩に対応しきれない社会。新たな家族関係の変化などなど。その「現在性」を掬い、「エンタテイメント」に落としこむ物語が、いま求められているのではないでしょうか。

 誤解してほしくないのですが、現代を舞台にした物語が欲しいと言っているわけではありません。それがファンタジーだろうが、時代小説だろうが、SFだろうが「恐怖」はどこにも存在します。妖怪もの、デスゲーム、退魔ファンタジー、心理サスペンス、怪談、いろんな形の「物語」があります。結末がプラスの方向でも、マイナスの方向でも構いません。

 例えば「妖怪ウォッチ」です。これは子供たちの理解の及ばぬ「恐怖」に対して、こういう「妖怪」のせいなんだよ、という正解を示し、安堵を提供している構造です。これは立派なホラーの物語だと思っています。

 JUMP j BOOKS編集部は、これまでにも、乙一先生や永遠月心悟先生など、読者の心を震わせる清新な才能とともに歩んできました。 この賞を通じて、また新たに、次世代ホラーの書き手を発掘したい。新しい才能とキャラクターで、世界を怯えさせ、驚かせ、震えさせたい。お待ちしています。

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