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【神奈川】「日本のシンドラー」杉原千畝の顕彰決議を可決 鎌倉市議会「日本のシンドラー」と称される外交官の杉原千畝さんの没後三十年を前に、晩年を過ごした鎌倉市の市議会は三十日、人道的行為を尽くされた杉原さんを顕彰することに関する決議案を全会一致で可決した。 杉原さんは第二次世界大戦中、リトアニアの在カウナス領事館の領事代理だった当時、ナチスからの迫害を逃れてきたユダヤ人に「命のビザ」を発給したことで知られる。一九七七年に鎌倉市内に移り住み、八六年七月三十一日に八十六歳で亡くなった。墓は同市内の鎌倉霊園にある。 今年五月、リトアニアのエギディユス・メイルーナス駐日大使が墓参りに訪れた。過去にはイスラエルの駐日大使、公使らが墓参に訪れている。 決議案を提案した市議は「(顕彰することで)人道教育を進め、広く市民にも(功績を)あらためて紹介したい。市長、市教育委員会とともに市としてできる顕彰の方法を考えていきたい」などと述べた。 (草間俊介) PR情報
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