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【維新分裂】
「初代新党代表は橋下氏」松井氏明言 本人も「拒む理由ない」
国政政党「おおさか維新の会」の結党を表明した地域政党「大阪維新の会」の松井一郎幹事長(大阪府知事)は2日、新党のトップについて、大阪維新代表の橋下徹大阪市長が「初代代表になる」との見解を示した。大阪府庁で記者団に答えた。
松井氏は同時に「国政政党として(国会での)党首討論などの規定があるので、国会議員の共同代表は必要になる」と言明。また、橋下氏が12月の大阪市長任期満了をもって政界引退の意向を示していることから、橋下氏の次の代表は「選挙で選ばれるのが普通の手続きだ」との認識を示した。
橋下氏は1日の記者会見で、初代代表について「権限に制限のある仮取締役みたいなものだが、誰がやるのと言ったら僕がやらざるを得ない。言われれば仮代表みたいなことは拒む理由はない」と述べていた。新党の結党大会は24日に開かれる予定。
一方、松井氏は、難航している維新の党との協議について「結党までにはきれいな形で分かれた方がいいと思う」と語った。
党分裂をめぐっては、維新の党の松野頼久代表らが、党名変更や、政党交付金を双方に分配する「分党」を拒否する姿勢を示している。橋下氏は2日の会見で「名前からお金から、全部がめるんだったらそんな人たちです。有権者が一般常識で判断しますよ。お天道様は見ている」と松野氏らを痛烈に批判していた。