特別立法で平日を休日に=サマータイムも検討-五輪調整会議

2020年東京五輪・パラリンピックに関する調整会議に臨む小池百合子東京都知事(手前)と組織委員会の森喜朗会長=29日午前、文部科学省

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会や東京都などによる調整会議が29日午前、文部科学省で開かれた。一般道路を活用して競技を行う平日を特別立法で休日にしたり、暑さ対策としてサマータイム(夏時間)を導入したりすることについて検討する方針を決めた。
 競歩や自転車ロードレースなど一部競技は平日に開催されることが決まっているが、組織委の森喜朗会長によると、「土日はある程度(交通)制限できるが、警察からは平日は難しいのでやめてほしいと(言われている)」という。
 このため、リオデジャネイロ五輪でリオ市内のみ休日を設けた事例を参考に、平日の休日化を組織委が提案。交通量の少ないルートへの変更や開催日の変更などと合わせ、対応策を検討していくことにした。 
 他にリオ五輪を例に、仮設競技施設の簡素化や都の費用負担、選手村と競技会場間の円滑な輸送方法に関しても議論した。
 会議には、森氏の他、小池百合子都知事、文科相、五輪担当相らが出席。小池知事によると、都の調査チームが同日、施設整備の見直しを提案することを報告したが、調整会議の場で具体的な議論は出なかったという。(2016/09/29-12:08)

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