14日
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グループホーム7人死亡火災、運営会社社長に無罪判決
6年前、札幌市の高齢者向けグループホームで7人が死亡した火事の裁判で、札幌地裁は14日、業務上過失致死の罪に問われた施設の運営会社の社長に無罪の判決を言い渡しました。
6年前、札幌市北区の認知症高齢者向けグループホーム「みらい とんでん」で火事があり、入所者の男女7人が死亡。施設の運営会社社長の谷口道徳被告(58)が業務上過失致死の罪に問われました。
裁判で検察は死亡した認知症の男性が着ていたパジャマなどをストーブの上に置いたことが火事の原因と指摘し、「危険な行動をしかねない認知症の男性をストーブの近くで寝起きさせていて火災は予見できた」と禁錮2年を求刑していました。
しかし、札幌地裁は14日の判決で、検察の主張には有力な裏付けがなく認められないと、谷口被告に無罪を言い渡しました。(14日17:35)