押収パイプに焦げ跡=高樹容疑者ら大麻使用か-麻薬取締部

 元女優の高樹沙耶(本名・益戸育江)容疑者(53)ら3人が大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕された事件で、沖縄県石垣市の同容疑者の自宅から押収されたパイプに、煙を吸ったとみられる焦げ跡があったことが25日、関東信越厚生局麻薬取締部への取材で分かった。同部は、高樹容疑者らが以前から大麻を使用していたとみて入手先などを調べている。
 逮捕容疑では、高樹容疑者は同居していた会社役員森山繁成(58)、無職小見祐貴(26)両容疑者と共謀し、25日午前10時半ごろ、石垣市の自宅で乾燥大麻を所持した疑い。
 麻薬取締部によると、高樹容疑者と小見容疑者は「大麻は私の物ではありません」と容疑を否認。森山容疑者は「私の物です」と認める一方、共謀についてはあいまいな供述をしているという。
 3人は25日午後、那覇市の九州厚生局沖縄麻薬取締支所に身柄を移された。26日に那覇地検に送検し、さらに詳しく調べる予定。
 高樹容疑者は浜松市出身。女優としてテレビドラマなどに多数出演した後、今年7月の参院選に東京選挙区で新党改革の公認候補として出馬、「医療用大麻の使用実現」などを訴えたが落選した。(2016/10/25-18:27)

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