台北市立交響楽団
Taipei Symphony Orchestra

Profile

台北市立交響楽団は1969年にわずか30名の団員で設立され、今日では100名以上の団員が在籍し、台湾において最も多くのレパートリーを持つオーケストラとして活動している。これまでにチャングゥォ・ドン、トゥンチュ・チェン、フィリックス・チィゥション・チェン、ジャジュン・シュ、ホァン・ウェイミンらが楽団長を務め、2012年より台北市政府文化局副局長である林慧芬(リン・フォイフェン)が務めている。

これまで国内外の優れたソリストや指揮者と共演しており、ヨーヨー・マ、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、ユーリ・テミルカーノフなどがいる。また、2005年8月から2006年12月の間、ハンガリー人指揮者、アンドラーシュ・リゲティが音楽監督を務め、2008年4月にはドイツ人指揮者、マルティン・フィッシャー=ディースカウが音楽監督を務めた。2013年5月には世界的に活躍しているギルバート・ヴァルガが首席指揮者に就任し、オーケストラを新しいレベルへと導いている。
オペラ、バレエ、交響曲、映画音楽など、幅広いレパートリーを持ち、オペラにおいては40以上のレパートリーを誇り、"道化師"、"椿姫"、"ファウスト"、"カルメン"、"トゥーランドット"、"ラ・ボエーム"などの作品は台湾で高い評価を受けている。また、タン・ドゥン作曲のマルチ・メディア・オペラ"ゲーテ"の初演を行った。オペラ野外公演も行っており、"リゴレット"、"蝶々夫人"、"カヴァレリア・ルスティカーナ"、"皇帝ティートの慈悲"などがある。2011年10月にはローマ・オペラとの共同制作として台北アリーナにてヴェルディの"アイーダ"を上演した。
1979年より続いている台北市音楽際に参加しており、音楽祭にはピッツバーグ響やオスロフィル、サンクトペテルブルク・フィルといった著名なオーケストラやアーティストが参加している。1985年にはシンガポールで初の海外公演を行った。以来、オーストリア、アメリカ、日本、ロシア、フランス、スペイン、ドイツ、ルクセンブルク、シンガポール、中国、フィリピンで公演を行う。また、中国国家大劇院(北京)の開館式や2009年のザールブリュッケン芸術祭(ドイツ)に出演。現在、アジアを代表するオーケストラの一つとして積極的に演奏活動を行っている。

ギルバート・ヴァルガ
Gilbert Varga
ハンガリーの著名なヴァイオリニスト、ティボール・ヴァルガを父にもつ。 フランコ・フェラーラ、セルジュ・チェリビダッケ、チャールズ・ブルックに師事。
指揮台の上で見せる堂々として威厳に満ちた姿や、優雅なバトン・テクニックで好評を博しており、世界各地のオーケストラに客演している。
1980年から1985年までホーファー交響楽団の首席指揮者を、同じく1985年から1990年までマールのフィルハーモニア・フンガリカの首席指揮者を務め、ここではユーディ・メニューインとともにハンガリー・デビューとなるツアーを行っている。その後、1991年に就任したシュトゥットガルト室内管弦楽団の定期客演指揮者を1995年まで務め、1997年から2000年までマルメ交響楽団の首席客演指揮者を任されている。1997年から2008年までバスク国立交響楽団の音楽監督の地位にあり、その10シーズンの任期内には、イギリス、ドイツ、スペイン、南アメリカなどへのツアーも行った。

過去10年間にわたって北アメリカにおける名声が急速に高まったこともあり、毎年客演を続けているミネソタ管弦楽団をはじめ、2012-13シーズンには、ボルティモア、ヒューストン、アトランタ、セントルイス、ミルウォーキー、コロラド、ユタをはじめとした各オーケストラに再度客演の予定。ヨーロッパでは、ベルリン、ライプツィヒ、フランクフルト、ケルン、ブダペスト、リスボン、ブリュッセル、グラスゴーといった音楽文化の中心地の主要なオーケストラに定期的に客演している他、トルルス・モルク、ジェームズ・エーネス、アンナ・ヴィニツカヤ、マルク=アンドレ・アムラン、キリル・ゲルシュタインといったソリストとも共演している。2012-13シーズンのハイライトとしては、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団、ベルリン・コンツェルトハウス交響楽団、ライプツィヒ中部ドイツ放送交響楽団、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル交響楽団などへの再客演が挙げられる。オーケストラから広範囲にわたる色彩や情感を引き出す手腕は、幾度となく賞賛の的となっており、それゆえ19世紀末から20世紀にかけてのバレエ組曲、交響詩、交響曲などを取り上げるプログラムが多い。

アンナ・ヴィニツカヤ
Anna Vinnitskaya
1983年ノボロシースク(ロシア)の音楽一家に生まれる。6歳のときピアノを学び始める。1995年ロストフのセルゲイ・ラフマニノフ音楽院高等部の生徒となり、2000年から2001年にかけて、ロストフの音楽院でS.オシペンコ教授のもとで学ぶ。2001年の10月より、ハンブルク音楽大学にて、当初ラルフ・ナットケンパー教授に、その後、E.コロリオフ教授に学ぶ。ナセトキン教授、E.モギレフスキー、パウル・バドゥラ=スコダ、K.H.ケメルリンクらのマスタークラスに参加。
1996年には第3回モスクワ・ピアノ国際コンクールのユース部門で1位を獲得。2000年には、モンツァ(イタリア)の「リナ・ソラ・ガロ」国際ピアノ・コンクールで3位、2002年には、スペインの第44回「プレミオ・ホアン・デ・ピアノ」国際ピアノ・コンクールで優勝し、聴衆賞とスペイン音楽の最優秀演奏賞も獲得した。2004年にはイタリアのマウロ・パオロ・モノポリー国際ピアノ・コンクールで1位と聴衆賞を獲得、ハンブルクのエリーゼ=マイヤー・コンクールでも優勝を果たした。2005年の5月3日にはハンブルクのベレンベルク銀行から「文化賞」を受賞し、10月にはボルツァーノのブゾーニ・コンクールで4位に入賞した。
2007年、ブリュッセル(ベルギー)のエリザベート王妃国際音楽コンクールで、圧倒的な評価を得て優勝。翌2008年、ランランなどが過去に受賞したバーンスタイン賞を受賞した。
2011年にはルツェルン音楽祭において華々しいデビューを飾るなど、ドイツを拠点にヨーロッパ全土で数多くリサイタルを行う他、アジア各国、アメリカ、南米など世界各地で公演。またイスラエル・フィル、ミュンヘン・フィルなどの著名オーケストラとの共演も多い。
2009年よりハンブルク音楽演劇大学でピアノ科の教授を務める。
これまでにより3枚のCDをリリース。多くの賞を授与されている。

Concert

随時更新

Discography

随時更新

Press Review

随時更新

Concert Archive

日時 2014年11月20日(木)19:00開演
会場 横浜みなとみらいホール
台北市立交響楽団 日本公演 〜チャイコフスキーの夕べ〜

【出演】
指揮:ギルバート・ヴァルガ
ピアノ:アンナ・ヴィニツカヤ
管弦楽:台北市立交響楽団 

【プログラム】
チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」よりポロネーズ
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23
チャイコフスキー:交響曲第6番 ”悲愴” ロ短調 作品74

【チケット】
全席指定 一般 \4,500 シルバー・学生 \4,000 舞台後方席 \3,000

【お問い合わせ先】
アスペン 03-5467-0081

日時 2014年11月18日(火)19:00開演
会場 札幌コンサートホールKitara
台北市立交響楽団 日本公演 〜チャイコフスキーの夕べ〜

【出演】
指揮:ギルバート・ヴァルガ
ピアノ:アンナ・ヴィニツカヤ
管弦楽:台北市立交響楽団 

【プログラム】
チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」よりポロネーズ
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23
チャイコフスキー:交響曲第6番 ”悲愴” ロ短調 作品74

【チケット】
全席指定 S席¥5,000 A席¥4,000 B席¥3,000 車椅子¥3,000 シニア¥2,000

【お問い合わせ先】
ミュージック・ギャラリー 011-726-9360
Copyright Aspen Incorporated. All rights reserved.