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秋晴れの爽やかな日曜日の朝、ここ名護市辺野古区の運動場では第43回区民運動会が開かれ、辺野古区民とともに名誉区民のキャンプ・シュワブの海兵隊員たちや、沖縄防衛施設局の職員たちも参加して大会を盛り上げています。 日本全国で区として認識されている米軍基地は、ここ辺野古区にあるキャンプ・シュワブだけで、50名近くの海兵隊員たちが運動会に参加して、地元住民とともに秋のひと時を満喫しています。 辺野古区第11班のキャンプ・シュワブは、この運動会が始まった1973年当初から参加していて、伊波文雄基地渉外官の説明によると、「第1回目からシュワブの隊員や家族は招待され、参加しています」と話しています。 朝9時に始まった大会は、区長による開会式の挨拶の後、65歳以上の区民が参加するグランドゴルフリレーで幕を開け、幼児から年配の方までの区民が参加できるように企画された、全19種目が行われました。 午前中に9種目が行われ、3種目に海兵隊員たちも参加し、日本的な競技を楽しんでいました。 昼食時には、婦人会による盆踊りが披露され、老若男女の地元住民に交じって、数多くの海兵隊員も参加し、アメリカ人のノリで会場を盛り上げていました。 キャンプ・シュワブから参加した伍長のひとりは、「地域との交流イベントにはほとんど参加しています。先月シュワブで行われた辺野古青年会とのソフトボールでも、みんなにBBQを作ってくれたんだ」と笑顔で話してくれました。
午後の種目のビール早飲み競争には数名の海兵隊員も参加し、隊員全員がビールを飲む前に海兵隊式の腕立て伏せをして会場を沸かせていました。 隊員やその家族は、ムカデ競争、ラグビーボール転がしリレー、200メートルX4のリレー、自転車競争リレーなど7種目で競技に参加しました。 そして今回初めて、辺野古区長による特別賞が設けられ、2種目のリレーで抜群の脚力を見せた海兵隊伍長がその栄誉に輝き、区長直々に特別賞を授与されていました。 大会の優勝旗は去年に引き続き、総合優勝した2班の代表者に授与され、その後、参加者全員によるバンザイ三唱が行われ、国旗降納で大会すべての日程を終えました。 大会終了後は、お楽しみ抽選会があり、色々な豪華賞品が多くの区民に配られました。 辺野古区民のおもてなしの気持ちの表れなのでしょうか、「誰も手ぶらで帰すな」の精神で、景品が当たらなかった参加者全員には3キロのお米が配られていました。 |
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