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    小型ロケット「SS520」再挑戦へ

     宇宙航空研究開発機構(JAXA)は17日、今年1月に失敗した小型ロケット「SS520」の打ち上げに再挑戦する方針を明らかにした。JAXAの奥村直樹理事長が記者会見で発表した。打ち上げの時期は未定だという。

     SS520は携帯電話の部品などの民生品を使っており、低価格で打ち上げられることから、産業応用が期待されていた。超小型衛星を搭載し、1月15日に鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げたが、約20秒後に通信が途絶した。奥村理事長は打ち上げ失敗について謝罪したうえで、「再度打ち上げを進めたい。もう失敗は許されないので、機構全体で臨む」と述べた。

    2017年02月18日 Copyright © The Yomiuri Shimbun