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    被災地でも活躍、海自ヘリが退役…岩国航空基地

    • 岩国航空基地での任務を終えたMH53E
      岩国航空基地での任務を終えたMH53E

     海上自衛隊岩国航空基地(山口県岩国市)に所属する掃海・輸送ヘリコプターMH53Eが耐用年数を迎えて退役することとなり、3日、同基地で式典が行われ、隊員ら計約200人が参加した。

     同基地によると、MH53Eは全長約30メートルの大型ヘリで、同基地には1989年から94年までに計11機が配備された。優れた輸送能力を生かし、阪神・淡路大震災や東日本大震災、熊本地震などで物資や人員輸送に活躍。2009年から順次、機種変更を進めており、同日、最後の1機が退役した。

     式は基地内の格納庫で行われ、第111航空隊の芳賀もとい司令が「大きさ、馬力、速度などいずれも世界最高水準だった。多くの搭乗員、整備員がMH53Eに育てられ、一人前になった」と式辞を述べた。その後、隊員が機体に花輪を添え、長年の労をねぎらった。

     後継機のMCH101は3月末頃までに計10機が配備される。

    2017年03月04日 18時52分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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