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記事 19件
  • HANGOUT PLUSレポート 稲田豊史×宇野常寛「『ドラえもん』から考える日本社会――のび太系男子の魂はいかにして救済されるべきか」(2017年3月6日放送分)【毎週月曜配信】

    2017-03-13 07:00  
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    毎週月曜夜にニコニコ生放送で放送中の、宇野常寛がナビゲーターをつとめる「HANGOUT PLUS」。2017年3月6日の放送は、PLANETSのメルマガの人気連載から生まれた書籍『ドラがたり のび太系男子と藤子・F・不二雄の時代』の発売を記念し、著者の稲田豊史さんをゲストにお迎えしました。大長編を中心に『ドラえもん』について徹底的に語り明かした60分の様子をダイジェストでお伝えします。(構成:村谷由香里)
    ※このテキストは2017年3月6日放送の「HANGOUT PLUS」の内容のダイジェストです。

    大長編の困難と藤子・F・不二雄の達成
     今回のテーマは『ドラえもん』です。ゲストは、3月4日にPLANETSから発売されたばかりの新刊『ドラがたり のび太系男子と藤子・F・不二雄の時代』の著者・稲田豊史さんです。SF作家としての藤子・F・不二雄の作家論から、『ドラえもん』で育った「のび太系男子」の病理まで、硬軟取り混ぜてお届けする『ドラえもん』づくしの一冊です。PLANETSのメールマガジンでの連載を楽しみにしていた人も多いのではないでしょうか。
     この回はゲストの稲田さんと宇野さん――まさに「のび太系男子」世代のふたりの間で、『ドラえもん』にまつわる熱いトークが繰り広げられました。
     たとえば稲田さんは、藤子・F・不二雄の本質は短編作家であると指摘します。基本8ページという厳しい制約の中で、独創的なひみつ道具を出し、オチをつけて物語をまとめる手腕おいて、藤子・F・不二雄は卓越していた。その短編の名手が、不得手な長編に挑んだのが劇場版大長編であり、初期の作品こそ、蓄積された経験と翻案能力をもとに傑作を連発したものの、晩年は苦戦を強いられていたと語ります。
     そもそも、『ドラえもん』を大長編として描くことにどのような困難があるのでしょうか。ふたりは大きく二つを挙げます。

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  • HANGOUT PLUSレポート 宇野常寛ソロトークSPECIAL(2017年2月27日放送分)【毎週月曜配信】

    2017-03-06 07:00  
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    毎週月曜夜にニコニコ生放送で放送中の、宇野常寛がナビゲーターをつとめる「HANGOUT PLUS」。2017年2月27日の放送は、月に一度の宇野常寛ソロトークSPECIALをお送りしました。前半は2月24日に発売された村上春樹の新作長編『騎士団長殺し』のネタバレ全開レビュー、後半ではシークレットゲストとして濱野智史さんをお迎えし、対談「〈沼地化した世界〉で沈黙しないために」に続く議論を展開しました。(構成:村谷由香里)
    ※このテキストは2017年2月27日放送の「HANGOUT PLUS」の内容のダイジェストです。

    村上春樹の新作『騎士団長殺し』レビュー
    オープニングトークは、2月24日に発売されたばかりの村上春樹の最新作『騎士団長殺し』のレビューです。
    宇野さんは春樹作品の変遷を、「〈デタッチメント〉から〈コミットメント〉へ」という主題で整理します。初期の村上春樹は、「やれやれ」という独白に象徴される〈デタッチメント〉の姿勢――あらゆる価値観から距離をおく、自己完結的なナルシシズムを特徴的な作風としていましたが、1995年の地下鉄サリン事件と、それに取材した『アンダーグラウンド』(1997年)以降は、主体的に世界と関わる〈コミットメント〉の立場へと転向します。そして、オウム真理教をモチーフにした長編『1Q84』(2009-2010年)は、その集大成となるはずの作品でしたが、第3部(BOOK3)になるとカルト教団との対決というテーマは後退し、主人公たちの邂逅や父親との和解が描かれて物語は収束。〈コミットメント〉の問題は消化不良のまま終わりました。
    とはいえ、宇野さんは今作には期待していたといいます。過去の春樹作品では、世界と接続する〈回路〉や〈蝶番〉の役割は女性に与えられていたが、それが短編集『女のいない男たち』(2014年)では、より他者性の強い男性に置き換えられていた。そこに新しい主題の萌芽を見ていました。
    しかし、本作『騎士団長殺し』は、従来の春樹的な主人公像を延命するためだけの小説になっていると批判します。行方不明の少女の捜索を老人に依頼された主人公が、幼少期に亡くした妹に似た少女を救うことで自信を取り戻し、別れていた妻との復縁に成功するという筋ですが、そこから主人公の〈成熟〉を読み取ることはできない。〈最初から与えられていたものの回復〉という意味で、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(2013年)と同様、熟年世代の「自分探し」の物語にすぎず、作者ほど自己愛の強くない人間はついて行けないといいます。
    さらに、本作において重要なのは、実は主人公と少女や妻の関係ではなく、依頼者の熟年男性・免色渉との関係だったといいます。主人公の分身であり同時に他者でもある同性との交流によって、世界に対する想像力を開く、いわばBL的な主題にこそ作品のポテンシャルがあったのではないかと指摘しました。

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  • HANGOUT PLUSレポート 西野亮廣×宇野常寛「なぜ、この国は西野亮廣の一挙一動に怯えるのか」(2017年2月20日放送分)【毎週月曜配信】

    2017-02-27 07:00  
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    毎週月曜夜にニコニコ生放送で放送中の、宇野常寛がナビゲーターをつとめる「HANGOUT PLUS」。2017年2月20日の放送では、お笑い芸人の西野亮廣さんをゲストにお迎えしました。絵本『えんとつ町のプペル』が25万部を突破し、その宣伝手法や炎上を恐れない言動に注目が集まる西野さんに、ご自身の活動に対する思いやこれから展望についてお聞きしました。(構成:村谷由香里)※このテキストは2017年2月20日放送の「HANGOUT PLUS」の内容のダイジェストです。

    『えんとつ町のプペル』騒動を総括する
    2人の話題は『えんとつ町のプペル』無料公開をめぐる一連の騒動からスタートします。
    西野さんに寄せられた「無料公開はエンタメの価格破壊を引き起こす」という批判に対して、宇野さんは「コンテンツの価値が限りなくゼロに近づく現象は、インターネットが登場した瞬間から宿命付けられていた」とし、その批判の根底にあるのは、既存のシステムとルールが通用しなくなることへの人々の〈怯え〉である。その〈怯え〉をいかに解除していくかを考えなければならないとします。
    西野さんは、『プペル』の無料公開に踏み切ったきっかけとして、子供の絵本を選ぶ親は必ず最後まで立ち読みしてから購入するという話を聞き、それなら自宅でも無料で読めるべきだと考えたそうです。無料公開は当初、出版元である幻冬舎の上層部の許可を取っておらず、もし自分の意図が理解されなかったら縁を切る覚悟で敢行したといいます。
    宇野さんは一連の炎上騒動について、ブログ論壇やTwitterのオピニオンリーダーは炎上によって支持を集めたが、そのほとんどが揚げ足取りやツッコミに終始していた。しかし西野さんは、炎上マーケティング的な手法を利用しながらもクリエイティブな活動を見失わない。なぜ西野さんだけが、他人へのツッコミを売りにしないキャラでいられるのか、と問いかけます。
    それに対して西野さんは、最近になってテレビでコメンテーターをする芸人が増えたのを見て、自分はツッコまれる側に立つことを決めたといいます。ツッコミたい人で溢れている社会では、ツッコまれる側に回った方が効率がいい。強度ある作品を作っているのだから、自信を持ってサンドバッグになった方が得られるものが多い、と。

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  • HANGOUT PLUSレポート 森直人×宇野常寛「日本映画は復活するか――〈川村元気以降〉を考える」(2017年2月13日放送分)【毎週月曜配信】

    2017-02-20 07:00  
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    毎週月曜夜にニコニコ生放送で放送中の、宇野常寛がナビゲーターをつとめる「HANGOUT PLUS」。2017年2月13日の放送では、映画評論家の森直人さんをゲストに迎えました。『君の名は。』などのヒット作が続き日本映画復活の年といわれた2016年。しかし映画界の業界構造は以前のまま、ブームはアニメと川村元気作品に支えられている状態です。日本映画の現在と未来について、2人の間で熱い議論が交わされました。(構成:村谷由香里)
    ※このテキストは2017年2月13日放送の「HANGOUT PLUS」の内容のダイジェストです。

    川村元気は日本映画の何を変えたのか
    2人の議論は、2016年のキネマ旬報ベストテンから始まります。上位10位内にランクインした川村元気プロデュース作品は、10位の『怒り』のみ。通例のベストテンなら本作品は1位になってもおかしくないとする森さんは、2016年の日本映画を「佳作は驚くほど大量にある。しかし突出した作品のない団子状態」と評します。
    森さんによると、この日本映画の充実の端緒は、中・小規模やインディペンデント作品で『SRサイタマノラッパー2』『さんかく』『川の底からこんにちは』といった若手監督の注目作が次々と公開された2010年にあり、東宝の川村元気作品でいえば同年の『告白』と『悪人』が象徴的に巨大なインパクトを残した。そして、2010〜11年の『告白』『悪人』『モテキ』のそれぞれに対応するのが、2016年の『君の名は。』『怒り』『何者』であり、この6年間で川村元気作品は成熟を迎えたが、それは一方で「緩やかな後退」でもあったかもしれないといいます。
    宇野さんは、2000年代前半の日本映画は、『ウォーターボーイズ』(2001年)の成功をモデルとした「メジャーと単館の中間でスマッシュヒットを狙える」という夢を見ていた時代がまずあり、その夢が一度破綻したあとに出現したのが東宝という大手配給会社の内部で前衛的な作品制作を試みる川村元気プロデューサーだったと指摘します。
    そして2010年というターニングポイントにおける川村元気のプロデュース作『告白』の重要性を訴えます。中島哲也監督によるCM的・PV的なカットの「つながらない」演出は、映画評論家の間では賛否両論だったが、それは日本映画の射程距離を更新しようとする試みであったと評価します。しかしその一方で2016年の川村元気作品にはこうした射程を持ち得た作品はなかったという批判を加えます。

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  • HANGOUT PLUSレポート 松浦茂樹×宇野常寛「ネットジャーナリズムに希望はあるのか」(2017年2月6日放送分)【毎週月曜配信】

    2017-02-13 07:00  
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    毎週月曜夜にニコニコ生放送で放送中の、宇野常寛がナビゲーターをつとめる「HANGOUT PLUS」。2017年2月6日の放送では、スマートニュースの松浦茂樹さんをゲストに迎えました。ライブドアやハフィントン・ポストを経てネットジャーナリズムの様々な側面を見てきた松浦さんと、日本のインターネットとジャーナリズムの未来について議論しました。(構成:村谷由香里)
    ※このテキストは2017年2月6日放送の「HANGOUT PLUS」の内容のダイジェストです。


    インターネットジャーナリズムはどこで希望を失ったのか
    スマートニュースの松浦さんを迎えての議論は、「インターネットジャーナリズムはどこで希望を失ったのか」という宇野さんの疑問から始まりました。
    2000年代前半のネットは、テレビや新聞とは別の問題設定ができる弁論の場であり、それを武器に既存のマスメディアに対抗していこうする機運があった。だが今やネットは、マスメディアを補完する最大の支援者となってしまった。ワイドショーや週刊誌が設定した炎上ネタに一緒になって石を投げる今のネットは、90年代以前のマスメディアが支配的だった時代への回帰であり、堕落にしか見えないと、宇野さんは強く批判します。
    松浦さんは、今の状況を招いた分水嶺として、ソーシャルメディアの登場を挙げます。ソーシャルメディア以降のネットメディアは、情報の生産だけでなく流通をさらに担うようになったことで、コミュニケーションを介した伝播や拡散に注力するようになった。しかし、人々への絶大なリーチ力を持つ「巨大な土管」であるテレビに比べ、多様な分だけ情報網が細いネットの世界で波及力を強めようとすれば、人々の共感力に訴えるしかなく、より強い刺激を求めて、表現はどんどん過激化していったといいます。
    宇野さんはネットメディアを革袋にたとえます。これまでは「良い革袋を作れば良い酒が湧いてくる」という発想のもと、中身よりも媒体を作ることに力が注がれてきた。キュレーションサービスであるスマートニュースにも「ネットは良質な情報を生成する」という強い確信があり、その根底には、創業者である鈴木健さん【注1】の「情報を繋ぐことで断絶に満ちた世界をなめらかにする」という思想がある、と指摘します。


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  • HANGOUT PLUSレポート 古谷経衡×宇野常寛「ネット右翼の治し方」(2017年1月30日放送分)【毎週月曜配信】

    2017-02-06 07:00  
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    毎週月曜夜にニコニコ生放送で放送中の、宇野常寛がナビゲーターをつとめる「HANGOUT PLUS」。2017年1月30日の放送では、文筆家の古谷経衡さんをゲストにお迎えしました。著書『ネット右翼の終わり』でネット右翼を批判的に分析している古谷さんと、社会はどのようにネット右翼と向き合うべきなのかを議論しました。(構成:村谷由香里)

    ※このテキストは2017年1月30日放送の「HANGOUT PLUS」の内容のダイジェストです。
    ネット右翼の保守ならざる本質とは?
     15年ほど前から大手テキストサイトの管理人同士、ネットを介した知り合いだったという古谷さんと宇野さん。実際に会うのは今回が初めてですが、ともに地元が北海道で立命館大学卒という共通点でひとしきり盛り上がった後に、現在のネット右翼現象について意見が交わされました。
     古谷さんは、ネット右翼は自らを「戦後民主主義という病が治った存在」であると考えており、自分たちを批判する側の方が病気に見えているといいます。さらに、彼らの言動は、保守系言論人の発言のオウム返しにすぎず、本当の問題はネット右翼ではなく、彼らに理屈を与えている保守系言論人にあるといいます。
     この保守系言論人は2000年以降、急速に数を増やしたそうですが、その契機となったのが、2004年設立の「日本文化チャンネル桜」で、それまで限られた場所で活動していた保守系言論人は、ニコニコ動画やYouTubeによって言説を広める機会を得たことで、多くの視聴数を獲得し、それにともない発言の内容も過激化していったということです。

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  • HANGOUT PLUSレポート 宇野常寛ソロトークSPECIAL(2017年1月23日放送分)【毎週月曜配信】

    2017-01-30 07:00  
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    毎週月曜夜にニコニコ生放送で放送中の、宇野常寛がナビゲーターをつとめる「HANGOUT PLUS」。2017年1月23日の放送は、宇野常寛ソロトークSPECIALをお送りしました。メールテーマは「旅の話」。好評の「PLANETSライブラリー」のコーナーでは、『ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ』を含む3冊をご紹介しました。(構成:村谷由香里)
    ※このテキストは2017年1月23日放送の「HANGOUT PLUS」の内容のダイジェストです。
    1月23日放送のHANGOUT PLUSの動画アーカイブはこちらからご覧いただけます。
    評論家の宇野常寛がナビゲーターとなり、政治からサブカルチャーまであらゆる角度から「いま」を切る取るトーク番組、「HANGOUT PLUS」の番組情報はこちら。
    「HANGOUT PLUS書き起こし」これまでの記事はこちらのリンクから。
    前回:HANGOUT PLUSレポート 坂口孝則×宇野常寛「日本人はこれから何にお金を落とすのか」【毎週月曜配信】
    宇野さんが旅先で大事にしていることは?
     月に一度のソロトークSPECIALは、宇野さんの近況報告からスタートしました。今年は月に一度のペースで一人旅をするのが目標と語る宇野さん。年末に大林宣彦監督の映画を見直したのをきっかけに、さっそく週末に「尾道三部作」の舞台となった広島県尾道市へ旅行してきました。
     ということで、今回のメールテーマは「旅の話」。旅にまつわるさまざまなエピソードがリスナーから寄せられますが、その中に「ガイドブックに載ってる観光地を巡る旅には疑問を感じる」という声がありました。
     実は、宇野さんも観光地が苦手。「絵葉書で知った観光地を訪ね、その場でウィキペディアを引く」旅は「ちょっと手の込んだ読書のようなもの」だといいます。旅の価値は、自分と違う生活をしている人々の存在を知ることであり、異郷での生活によって世の中の見え方が変わるような体験を大事にしている。だから、地元の人が使うレストランやスーパーも積極的に訪れるし、その土地の人々の文化や環境、生活リズムをできるだけ味わうようにしているとのこと。結局、その土地のことは腰を落ち着けて生活してみなければわからない。もし自分が住み着いたらどんなことを感じるのか。そのシミュレーションとして旅を捉えている、と宇野さんは語ります。
     そこで考えているのがメルマガの新企画「観光しない京都ガイド」。宇野さんが学生時代に住んでいた京都について、あえて観光地は一切紹介せずに、「まるで住んでいるかのように」地元の人の通うレストランやお店、面白い場所を巡るためのガイドを作って、観光とは違った旅の醍醐味を伝えてみたいそうです。

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  • HANGOUT PLUSレポート 坂口孝則×宇野常寛「日本人はこれから何にお金を落とすのか」(2017年1月16日放送分)【毎週月曜配信】 ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 vol.775 ☆

    2017-01-23 07:00  
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    HANGOUT PLUSレポート
    坂口孝則×宇野常寛
    「日本人はこれから何にお金を落とすのか」
    【毎週月曜配信】
    ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 ☆
    2017.1.23 vol.775
    http://wakusei2nd.com


    毎週月曜夜にニコニコ生放送で放送中の、宇野常寛がナビゲーターをつとめる「HANGOUT PLUS」。2017年1月16日の放送では、日本テレビ系「スッキリ!!」で宇野と共演中の調達・購買コンサルタント坂口孝則さんをゲストにお迎えしました。坂口さんの新刊『日本人はこれから何にお金を落とすのか?』を主軸とした議論は、日本人の消費スタイルの変遷から、EC社会における新しい消費社会論の期待へと発展していきました。
    坂口孝則さんがご出演のHANGOUT PLUSの動画アーカイブはこちらからご覧いただけます。 PLANETSチャンネルで、J-WAVE 「THE HANGOUT」月曜日の後継となる宇野常寛のニコ生番組を放送中!
    〈HANGOUT PLUS〉番組に関する情報はこちら
    ▼ゲストプロフィール
    坂口孝則(さかぐち・たかのり)
    大学卒業後、メーカーの調達部門に配属される。調達・購買、原価企画を担当。バイヤーとして担当したのは200社以上。コスト削減、原価、仕入れ等の専門家としてテレビ、ラジオ等でも活躍。企業での講演も行う。
    「HANGOUT PLUS書き起こし」これまでの記事はこちらのリンクから。
    前回:HANGOUT PLUSレポート川田十夢×宇野常寛「新春うのとむ対談スペシャル 2017年の矢印を考える会」【毎週月曜日配信】
    ※このテキストは2017年1月16日放送の「HANGOUT PLUS」の内容のダイジェストです。
    ◎構成:村谷由香里
    ■日本人の消費の移り変わり
     坂口さんは著書『日本人はこれから何にお金を落とすのか?』の中で、過去60年間の日本人の消費スタイルを4段階に分けて論じています。自動車や家電などの量産品が好まれた「大量消費の時代」、ファッションなど他者との差別化に人々が関心を向けた「顕示消費の時代」、他者と繋がるために携帯電話などの通信にお金が費やされた「社会的消費の時代」。そして、その先に「宗教消費の時代」が到来すると予想しました。
     坂口さんによると、宗教消費とは、いわゆる「カリスマ」と呼ばれる存在に、人々がお金を費やす消費行動を意味します。近年では、ライブによるファンの動員や有料メールマガジンといった、新しいマネタイズの手法が一般化していることを指摘しつつ、興味深いポイントとして、かつては雲の上の存在だったカリスマが、等身大で身近に感じられる「凡人カリスマ」へと変化している点を挙げています。
     日本人の消費対象が〈モノ〉から〈コト〉へと移行しているとよく言われますが、坂口さんはさらにその先に〈コト〉から〈カタ〉(=方)への変化があると分析しています。世の中の見方を変えてくれるオピニオンリーダーにお金を払う傾向が、人々の間で強くなりつつあることから、今後はライブやメールマガジンといったコンテンツの内容そのものよりも、「この人にならお金を払ってもいい」という人間への信用が、消費に繋がるようになるだろうと論じました。

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    http://ch.nicovideo.jp/wakusei2nd/blomaga/201701
     
  • HANGOUT PLUSレポート川田十夢×宇野常寛「新春うのとむ対談スペシャル 2017年の矢印を考える会」(2017年1月9日放送分)【毎週月曜日配信】 ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 vol.770 ☆

    2017-01-16 07:00  
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    HANGOUT PLUSレポート 川田十夢×宇野常寛 「新春うのとむ対談スペシャル 2017年の矢印を考える会」 【毎週月曜日配信】
    ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 ☆
    2017.1.16 vol.770
    http://wakusei2nd.com


    毎週月曜夜にニコニコ生放送で放送中の、宇野常寛がナビゲーターをつとめる「HANGOUT PLUS」。2017年1月9日、新年最初の放送では、本番組2回目の登場、J-WAVE「THE HANGOUT」では火曜担当でもあったAR三兄弟の川田十夢さんをゲストに迎え、リスナーのみなさんには2017年の話を幅広く募集しました。
    川田十夢さんがご出演のHANGOUT PLUSの動画アーカイブはこちらからご覧いただけます。 PLANETSチャンネルで、J-WAVE 「THE HANGOUT」月曜日の後継となる宇野常寛のニコ生番組を放送中!
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    ▼ゲストプロフィール
    川田十夢(かわだ・とむ)
    1976年 熊本県生まれ。1999年 メーカー系列会社に就職、面接時に書いた『未来の履歴書』の通り、同社Web周辺の全デザインとサーバ設計、全世界で機能する部品発注システム、ミシンとネットをつなぐ特許技術発案など、ひと通り実現。2009年 独立。2010年『AR三兄弟の企画書』出版。2013年 情熱大陸出演。編集者 佐渡島庸平と発明マネジメント会社トルク設立。2015年 作・演出・開発をつとめた舞台『パターン』をフジテレビで番組化、NHK『課外授業 ようこそ先輩』に出演するなど、公私ともに活躍の舞台を拡張している。
    「HANGOUT PLUS書き起こし」これまでの記事はこちらのリンクから。
    前回:水野良樹×宇野常寛「歌謡曲/J-POPは成立するか――大衆音楽のゆくえ」(HANGOUT PLUS 12月19日配信分書き起こし)
    ※このテキストは2017年1月9日放送の「HANGOUT PLUS」の内容のダイジェストです。
    ◎構成:村谷由香里
    ■2017年に発表したいもの、やりたいと思う抱負は?

    宇野さん川田さんこんばんは。川田さん、ラジオのおもしろさに気付いたときには既に終了間近でいかがされていたのか気になっておりました。今夜は2017年の矢印がテーマということで、お二人が今年発信するであろう矢印を伺いたいです。端的に言うと、こういうこと発表したいな、やりたいなという抱負、単純ですが日常で面白いものに出会ったとき、今年の宇野さんだったら、十夢さんだったら、こう解釈するのではと考える材料にしたいです。
    (ラジオネーム:甘さ控えめさん)

    川田 2017年という年は、物質、本質、実質のトライアングルが実質を頂点に偏ると思う。今まで誰もがばらばらの本質を語っていたけれど、一人一人にとっての質を届けられるようなサービスやファンタジーが今年求められるのではないかと思うし、開発者としてそういうものを具体的に作っていきたい。

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  • 水野良樹×宇野常寛「歌謡曲/J-POPは成立するか――大衆音楽のゆくえ」(HANGOUT PLUS 12月19日放送分書き起こし)【毎週月曜日配信】 ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 vol.761 ☆

    2016-12-26 07:00  
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    水野良樹×宇野常寛「歌謡曲/J-POPは成立するか――大衆音楽のゆくえ」
    (HANGOUT PLUS 12月19日配信分書き起こし)
    【毎週月曜日配信】

    ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 ☆
    2016.12.26 vol.761
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    毎週月曜日夜にニコ生で放送中の宇野常寛がナビゲーターを務める「HANGOUT PLUS」。年内最後の放送となる2016年12月19日はいきものがかりの水野良樹さんをお迎えしました。情報から体験へと価値が移っている現代で、歌謡曲やJ-POPは成立するのか。異なる立場をとる水野さんと宇野常寛が音楽のゆくえを語りました。(※このテキストは2016年12月19日放送の「HANGOUT PLUS」の内容の一部を書き起こしたものです。)

    PLANETSチャンネルで、J-WAVE 「THE HANGOUT」月曜日の後継となる宇野常寛のニコ生番組を放送中!
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    ▼ゲストプロフィール
    水野良樹(みずの・よしき)
    1982年生まれ。ソングライター。99年に吉岡聖恵、山下穂尊と「いきものがかり」を結成。06年メジャーデビュー。
    作詞作曲を担当した代表作に「ありがとう」「YELL」「じょいふる」「風が吹いている」など。神奈川県出身。
     
    「HANGOUT PLUS書き起こし」これまでの記事はこちらのリンクから。

    前回:HANGOUT PLUSレポート 乙武洋匡×宇野常寛「もう一度この国が変わると思えるために」【毎週月曜日配信】

    12月19日の放送は、いきものがかりのリーダーで、ソングライターの水野良樹さんをお迎えしました。音楽ジャーナリストの柴那典さん、livetuneのkzさんとともに、水野さんがPLANETSのイベントに参加してくださってから2年が経ちました。(「ポストJ-POPの時代――激変する音楽地図とクリエイションのゆくえ」)
    この2年での変化、水野さんの音楽に対する想い、そしてこれからのJ-POPのゆくえをお聞きしました。
     
    ■ 国民的ヒットより、人の中に溶け込む音楽を
     
    水野 あのイベントも、もう2年前ですね。そんなに前なんだなあ。だいぶ状況も変わりましたけれど。2年前にイベントに参加させていただいて、「THE HANGOUT」に出させていただいて。刻一刻と状況が変わっていく中で、この放送のテーマでもある「歌謡曲・J-POPは成立するか」というのはすごく大きなテーマですね。ざっくりと言うと、宇野さんは「もう成立しないんじゃないか」と考えている。僕は「成立する」と思っていてそこに向けて頑張っている、というような立場ですよね。
    歌謡曲やJ-POPというものが、特に今の日本の文化圏でちゃんと成立するのか、それこそ国民的という単語で表されるようなかなり広いセグメントを包括してそこに届くようなものが成立しうるのかと考えると、僕は2年前より難しいんじゃないかと思っているんです。
     
    宇野 それは衝撃的な発言ですね。
     
    水野 いやいや、僕は必ずしもネガティブにはとらえていませんよ。日本というドメスティックな文化圏の中で成立していたエンターテインメントの理想像である「国民的ヒット」は確かに成立しづらくなったけれども、むしろ世界的ヒットにはアクセスしやすくなったと思っています。ドメスティックな文脈でできた作品やエンターテインメントを、今度はその枠を取り払って、世界に出していったらいいんじゃないかって。こういう議論は前からあったと思うんですけど、それがより明確になった2年間だったと思います。
     
    宇野 「国民的なJ-POPは成立しない」と仮定するなら、いきものがかりは今後いったい誰に向けて曲を届けていくのでしょうか。
     
    水野 これは反省を込めて言うんですが、「J –POP」とか「歌謡曲」って、そういうものを表す単語がないから、よく使ってしまいがちなんですよね。でも、それらの理想像を実現することが僕の目的ではないんです。「こういう内容のメッセージです。このことについてはこういうことを思っています」ということが明確なメッセージソングを通して世の中の人の気持ちを変える、という形ではなくて、歌を歌ったり聴いたりすることを通じて、歌が生活の中に溶け込むことによって、その人が気づかないうちに恋愛への意識が変わるというようなことが自分の憧れているところなんです。そして、聴いてくれる人とか、その人のいる社会状況の中で、社会が求めている欲望や、こんなことを言いたい、こんなことを聞きたい、こんなことを見たいということが、巫女のように自分の中を流れていって、それが知らないうちに作品になっているーーそんな状況になったらすごくいいだろうなっていう気持ちがあるんですよ。僕らが憧れてきた歌謡曲、具体的には『上を向いて歩こう』のような曲は、すごくいろいろなことを実現していて、僕のような書き手に希望を与えてくれるような状況をたくさん成立させている曲なんですよ。
    作品は必ずメディアを通して人に届くので、そのメディアが変わっていく中でどうすればいいのか、それはよく悩みますね。

    ■ J-POPでも歌謡曲でもない、物語の器としての音楽
     
    宇野 『上を向いて歩こう』や『石狩挽歌』の頃は、社会の一部を歌うことによって全体を象徴する、という回路がしっかり存在していたんですよね。それがJ-POPになった時に自分の物語に変わっちゃったと思うんですよ。歌謡曲は社会の物語だったけれども、J-POPは「私はこんな瞬間にときめく」とか「人生のこんな瞬間にすごく心が動かされる」という、自分が主役の物語に変わったんです。これはたぶんカラオケと結びついていて、他人の物語や社会の物語を歌うよりも、自分の物語を歌う方が気持ちがいいからだと僕は思う。実際、この時期に同性が同性の曲を聴き始めてCDを買い始めたと言われていますよね。
    ところが僕はこれが終わりの始まりだったと思っているんです。つまり、他人の曲を聴いてそこに感情移入するよりも、自分が本当に主役になった方が気持ちがいいと思うんですよ。彼女と一緒にフェスに行って声出してワイワイ騒ぐとか、アイドルの握手会に行って会話をするとか、そういったことの方が、直接的に自分を主役にしてくれるんですよね。だから僕はJ-POPって生まれながらにしてその終わりが見えていたような気がする。音楽という装置は、実は自分の物語を味わうコンテンツとしてはそんなに向いていない。音楽って本来は他人の物語を聴くものであって、それが歌謡曲がJ-POPに変わった時に、ちょっと狂ってしまったところがあると思うんですよ。

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