長嶺大使が帰任へ 日韓合意の着実な履行 引き継ぎを要請へ

長嶺大使が帰任へ 日韓合意の着実な履行 引き継ぎを要請へ
k10010936801_201704041924_201704041924.mp4
慰安婦問題を象徴する少女像設置への対抗措置として一時帰国していた長嶺大使が4日夜、韓国に戻るため、羽田空港を出発しました。長嶺大使は、大統領の職務を代行しているファン・ギョアン(黄教安)首相に対し、慰安婦問題をめぐる日韓合意の着実な履行を次の政権に引き継ぐよう直接、要請する考えです。
政府は、韓国プサンの日本総領事館の前に慰安婦問題を象徴する少女像が設置されたことへの対抗措置として、ことし1月から、韓国駐在の長嶺大使らを一時帰国させていましたが、4日、およそ3か月ぶりに韓国に戻すことになりました。長嶺大使は午後8時前、報道陣の問いかけには答えずに、飛行機に乗り込み、羽田空港を出発しました。

長嶺大使は韓国に戻ったあと、大統領の職務を代行しているファン・ギョアン首相に対し、慰安婦問題をめぐる日韓合意の着実な履行を次の政権に引き継ぐよう直接、要請する考えです。

ただ、韓国では、大統領選挙で優位に立つ革新系の最大政党「共に民主党」の公認候補に、日本に厳しい発言を繰り返しているムン・ジェイン(文在寅)前代表が選出されるなど、日韓合意が次の政権にも継承されるかどうかは見通せない状況で、政府は、情報収集や高いレベルでの働きかけを強化することにしています。