<石巻3人殺傷>訂正申し立て棄却 死刑確定

2016年07月02日

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 石巻市で2010年、2人を殺害し、1人に重傷を負わせたとして殺人罪などに問われた元解体工、千葉祐太郎被告(25)=事件当時(18)、石巻市南浜町3丁目=の死刑判決が1日までに確定した。最高裁第1小法廷(大谷直人裁判長)が6月29日付で、死刑を維持した上告審判決に対する被告側の訂正申し立てを棄却した。09年5月に始まった裁判員裁判で、犯行時少年だった被告に言い渡された初の死刑が確定した。
 同月16日の判決は「罪質、結果ともに誠に重大」と指摘し、犯行の計画性を認定した上で「行為の態様は冷酷かつ残忍で、当時18歳7カ月の少年であっても深い犯罪性に根差した犯行というほかない」と断じた。
 確定判決によると、被告は10年2月10日朝、共犯の男=同(17)、殺人ほう助罪などで有罪確定=と石巻市にある交際相手の女性=同(18)=の実家に押し入り、交際に反対していた女性の姉南部美沙さん=同(20)=と友人の大森実可子さん=同(18)=を牛刀で刺殺。居合わせた南部さんの知人男性=同(20)=にも大けがをさせ、女性を車で連れ去った。
 裁判員裁判で行われた一審仙台地裁は10年11月の判決で「年齢は死刑回避の決定的事情とまでは言えず、一事情にとどまる」と求刑通り死刑を言い渡し、二審仙台高裁も支持した。
 犯行時少年の死刑が確定するのは、12年2月の山口県光市母子殺害事件の差し戻し上告審(再審請求中)以来となる。

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