コンパニオンミーティング

CM-1専門医試験レベルの実践的皮膚病理診断

4月27日(木)19:20~20:50 B会場(5F「コンコードB」)

皮膚病理診断研究会

皮膚科の臨床を行っている先生方への皮膚病理の講習はあるものの、臨床を知らない一般病理医への講習はあまり開かれておりません。そこで、2010年の春の病理学会総会におけるコンパニオンミーティングのあと、しばらく休会状態となっておりました皮膚病理診断研究会を、以前にこの研究会を支えていた人達に新たな幹事を迎えて再開することに致しました。皮膚および皮下の病理検体は、皮膚科を主体に、形成外科をはじめとした外科系の各科から提出され、一般病理医が遭遇する機会の多いものであり、再びともに皮膚病理診断を勉強する機会を継続して提供していきたいと思います。今回、再開に当たっては、皮膚病理の基本的疾患として過去の専門医試験に出されたもの(炎症性と腫瘍性のいずれをも含む12疾患)を取り上げ、4人の先生が分担して、実際の診断に役立つ解説をします。また、東京医科大学、泉美貴先生の特別講演(30分)を予定しております。是非、御来場ください。

オーガナイザー:
新井 栄一(埼玉医科大学国際医療センター 病理診断科)
座長:
新井 栄一(埼玉医科大学国際医療センター 病理診断科)
CM-1-1 結節性紅斑、汗腺腫、皮膚線維腫の病理組織学的特徴について
演者:
丹羽 秀樹(公立松任石川中央病院 病理診断科)
CM-1-2 伝染性軟属腫、外毛根鞘嚢腫、基底細胞癌
演者:
古賀 佳織(福岡大学医学部 病理学教室)
CM-1-3 菌状息肉症、悪性黒色腫、若年性黄色腫
演者:
藤本 正数(和歌山県立医科大学 病理診断科)
CM-1-4 尋常性天疱瘡,日光角化症,乳房外Paget病について
演者:
西田 陽登(大分大学医学部 診断病理学講座)
CM-1-5 爪の悪性黒色腫の病理診断をマスターしよう!
演者:
泉 美貴(東京医科大学医学部医学科 社会医学部門医学教育学分野)

CM-2WHO classification of lymphoid and myeloid neoplasm, 2017の問題点

4月27日(木)19:20~20:50 C会場(5F「コンコードC」)

日本血液病理研究会

Lymphoid neoplasmとmyeloid neoplasmはWHO分類に準拠して診断されています。2008年のWHO分類第4版は十分に普及していると思われますが、その後の新しい知見と疾患に対する理解を取り入れて、2017年初頭に小改訂された新しいWHO分類が発刊されます(4th edition+)。しかしながら、いまだ解決できていない問題点も残っています。今回はlymphoid neoplasmとmyeloid neoplasmからそれぞれ1点づつピックアップし、Expertに解説していただく予定です。

オーガナイザー:
中村 直哉(東海大学医学部 基盤診療学系病理診断学)
座長:
中村 直哉(東海大学医学部 基盤診療学系病理診断学)
竹内 賢吾(がん研究会がん研究所 分子標的病理プロジェクト)
CM-2-1 WHO, 2017の改訂点
演者:
中村 直哉(東海大学医学部 基盤診療学系病理診断学)
CM-2-2 芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍
演者:
竹内 賢吾(がん研究会がん研究所 分子標的病理プロジェクト)
CM-2-3 EBV陽性T/NK細胞リンパ腫の多様性
演者:
加藤 省一(名古屋大学大学院医学系研究科 病態構造解析学)

CM-3悪性腫瘍と腎障害

4月27日(木)19:20~20:50 D会場(4F「錦」)

日本腎病理協会

腎病理協会は腎臓病学を専門とする病理医、腎病理診断を勉強していきたい病理医を主体として構成され、最新情報を交換し、腎生検診断の向上、若手腎病理医の育成、共同研究の企画などを目的にして活動を行っています。腎病理協会研究会を年1回行い、腎臓学会時の病理関連プログラム、腎病理夏の学校、病理学会時のコンパニオンミーティング、ワークショップ等を企画しています。日本では腎生検診断を腎臓内科医が行っているところも多く、一般病理医にとって腎病理に苦手意識を持つ方も多いようですが、多くの先生に腎病理診断に興味を持っていただけるようにテーマを考えました。今回のテーマは「悪性腫瘍と腎障害」であり、悪性腫瘍に伴う腎障害全般、最近のトピックスである分子標的薬による腎障害などを第一線の病理医、臨床医の先生方に解説いただきます。今回のコンパニオンミーティングが日常の診療、剖検診断などに役立つ有意義なものになることを願っています。

オーガナイザー:
大橋 健一(横浜市立大学大学院医学研究科 病態病理学)
座長:
大橋 健一(横浜市立大学大学院医学研究科 病態病理学)
冨田 茂樹(順天堂大学医学部附属浦安病院 病理診断科)
CM-3-1 悪性腫瘍と腎障害 総論
演者:
益澤 尚子(大津市民病院 病理診断科)
CM-3-2 悪性腫瘍治療薬と腎障害(総論)
演者:
加藤 俊介(順天堂大学医学部大学院医学研究科 臨床腫瘍学)
CM-3-3 抗腫瘍薬による腎障害 抗 VEGF など新規分子標的薬による腎障害など
演者:
長濱 清隆(杏林大学医学部 病理学教室)
CM-3-4 免疫チェックポイント阻害薬と腎障害
演者:
外岡 暁子(がん・感染症センター都立駒込病院 病理科)
CM-3-5 腎生検病理診断取扱い規約に向けて
演者:
冨田 茂樹(順天堂大学医学部附属浦安病院 病理診断科)

CM-4改めて見直す唾液腺腫瘍における免疫染色の実践的な臨床病理学的意義

4月27日(木)19:20~20:50 E会場(4F「扇」)

唾液腺腫瘍病理研究会

本研究会は、1999年にサリバリークラブとして発足して以来、毎年12月に行われる定例会に加えて、10年前からはほぼ毎回日本病理学会でのコンパニオンミーティングとしても開催してきている。唾液腺腫瘍は多彩な組織像を呈するため、補助的に免疫染色を施行することが多い。しかし、実際には病理診断に有用な免疫組織化学的マーカーを必要最小限に抑えて選択し、尚且つ得られた染色結果を有効に診断に反映させているとは言い難い。免疫染色には、ピットフォールや組織所見との解離などの問題が常につきまとう。また、免疫染色は治療にも直結したコンパニオン診断としての役割も果たすようになってきた。そこで、唾液腺腫瘍における実践面で免疫染色を行うことの臨床病理学的意義について、ここで改めて整理・標準化しておく必要があると考えた。演者の先生方からはご自身の経験を踏まえた解説をして頂くことにしている。この企画が唾液腺腫瘍の病理学的理解や診断の向上に役立つことを願っている。

オーガナイザー:
森永 正二郎(北里大学北里研究所病院 病理診断科)
座長:
森永 正二郎(北里大学北里研究所病院 病理診断科)
長尾 俊孝(東京医科大学 人体病理学分野)
CM-4-1 唾液腺腫瘍病理診断における汎用マーカーS-100蛋白の有用性とピットフォール
演者:
中黒 匡人(名古屋大学病院病理部)
CM-4-2 唾液腺腫瘍病理診断における筋上皮/基底細胞マーカーの選択と特異性
演者:
小川 郁子(広島大学病院 口腔検査センター)
CM-4-3 唾液腺腫瘍の良悪性鑑別における検索マーカーの有用性
演者:
浦野 誠(藤田保健衛生大学医学部 病理診断科)
CM-4-4 唾液腺腫瘍の病理診断と治療の観点から見たHER2とAR染色の意義
演者:
平井 秀明(東京医科大学 人体病理学分野)

CM-5見落としがちなmTORシグナル関連症候群に起因する全身諸臓器の病理を読み解くとともに、
遺伝性疾患の病理診断時に注意すべき点を理解する

4月27日(木)19:20~20:50 F会場(4F「花A」)

mTORシグナル関連系統疾患の病態理解と病理診断への実践的なアプローチ

病理医は検体から全身系統疾患(家族性腫瘍症候群など)の存在を最初に疑う、あるいは診断する重要な位置にあります。しかし直接患者・家族に接する機会が乏しいため、詳細な臨床歴や家族歴を入手することが難しく、表層的診断にとどまることが少なくありません。中には、将来深刻な関連疾患発症や、血縁者に関連疾患発症の危険性が高い症例が含まれています。本コンパニオンミーティングではシグナル制御逸脱に起因するmTOR関連症候群(BHD症候群・結節性硬化症・Peutz-Jegers症候群)に焦点を当てて、特異的な病理組織像や散発性疾患との鑑別所見などを議論します。胚細胞変異が疑われる系統的疾患に遭遇した場合に病理医としてどう関わるべきかを臨床遺伝学の野村文夫先生に、各症例の特徴を経験豊富な病理医3名にご発表いただきます。遺伝子の特徴が診断に欠かせなくなった今日、ゲノム解析過程で発見頻度が高まる系統疾患に対し、病理医の対応力向上に役立つコンパニオンミーティングを企画しました。

オーガナイザー:
中谷 行雄(千葉大学大学院医学研究院 診断病理学)
古屋 充子(横浜市立大学医学部 分子病理)
座長:
中谷 行雄(千葉大学大学院医学研究院 診断病理学)
長嶋 洋治(東京女子医科大学病院 病理診断科)
CM-5-1 遺伝性腫瘍におけるチーム遺伝医療の重要性
演者:
野村 文夫(千葉大学医学部附属病院 遺伝子診療部)
CM-5-2 結節性硬化症関連疾患の病理
演者:
林 大久生(順天堂大学医学部 人体病理病態学)
CM-5-3 Birt-Hogg-Dube症候群と病理診断:当院での経験
演者:
内野 かおり(倉敷中央病院 病理診断科)
CM-5-4 Peutz-Jeghers 症候群の臨床と病態
演者:
三上 芳喜(熊本大学医学部附属病院 病理診断科)

CM-6小児軟部腫瘍の臨床的および病理学的特徴 「変化する概念と治療戦略」

4月27日(木)19:20~20:50 G会場(4F「なつめ」)

日本小児病理研究会

軟部腫瘍は小児・若年者の固形腫瘍のなかで稀少とされていますが、脳腫瘍、神経芽腫、胚細胞腫瘍に次いで多い腫瘍です。さらに、その種類は非常に多く一人の病理医が経験する機会は少なく診断に悩むことが多い疾患です。加えて、病理医は腫瘍の組織診断のみならず亜型分類まで求められ、治療法の選択・予後判定などに重要な役割を担っております。近年、軟部腫瘍の診断には形態学・免疫染色・電顕的検索のみならず分子病理学的検索も必須となっており最新の情報を得ておかなければなりません。今回、小児・若年者軟部腫瘍の代表的な疾患である横紋筋肉腫とその他の軟部腫瘍に関して「変化する概念と治療戦略の副題を付け」病理診断の要点、最新の知見等をご専門の先生に解説していただきます。また、病理医が知っておくべき臨床的事項と最新の治療法に関して臨床最前線でご活躍の先生にご講演いただくことになりました。この会で小児・若年者の軟部腫瘍について理解を深めていただければ幸いです。

オーガナイザー:
岸本 宏志(埼玉県立小児医療センター)
座長:
北條 洋(福島県立医科大学会津医療センター 病理診断科)
岸本 宏志(埼玉県立小児医療センター)
CM-6-1 横紋筋肉腫の病理 変化する概念、JRS-II分類と病理学的特徴
演者:
北條 洋(福島県立医科大学会津医療センター 病理診断科)
CM-6-2 小児軟部腫瘍における病理診断の進め方
演者:
孝橋 賢一(九州大学大学院医学研究院 形態機能病理学)
CM-6-3 小児・若年者軟部腫瘍の臨床的特徴
演者:
細井 創(京都府立医科大学大学院医学研究科 小児発達医学)

CM-7中皮腫診断の最前線

4月27日(木)19:20~20:50 H会場(3F「グレースルーム」)

石綿・中皮腫研究会

生検標本や体腔液細胞診で中皮腫と診断する場合、癌腫や肉腫、あるいは反応性病変と鑑別する必要があります。上皮型中皮腫と癌腫の鑑別には免疫染色が有用であり、この鑑別は比較的容易ですが、中皮のマーカー、癌腫のマーカーがいずれも染まる場合や、いずれも染まらない場合は、鑑別が困難です。反応性中皮や線維性胸膜炎は強い異型性を示すことがあり、早期の中皮腫との鑑別がむずかしいことが多いです。この場合、中皮腫と誤診すると、侵襲性が強い手術を行うことになるので、注意が必要です。近年、FISHによるp16の検討や、免疫染色によるBAP1の検討が、反応性病変と中皮腫の鑑別に有用であることがわかりました。本セッションは、中皮腫発生のメカニズム、中皮腫の細胞診断および病理診断の最前線、また症例検討を通して、中皮腫病理診断のおよび細胞診断の理解を深める内容とします。

オーガナイザー:
廣島 健三(東京女子医科大学八千代医療センター)
座長:
石川 雄一(がん研究会がん研究所 病理部)
CM-7-1 中皮腫発生のメカニズム
演者:
豊國 伸哉(名古屋大学大学院医学系研究科 生体反応病理学)
CM-7-2 中皮腫の細胞診update
演者:
鍋島 一樹(福岡大学医学部病理学講座・病理部/病理診断科)
CM-7-3 中皮腫の病理診断の最前線
演者:
廣島 健三(東京女子医科大学八千代医療センター 病理診断科)
CM-7-4 肉腫型中皮腫の病理診断についての諸問題 ~中皮腫パネル検討症例を中心に~
演者:
武島 幸男(広島大学大学院医歯薬学総合研究科 病理学)

CM-8脳腫瘍の新WHO分類2016への対応

4月28日(金)19:20~20:50 A会場(5F「コンコードA」)

日本脳腫瘍病理学会

"昨年脳腫瘍のWHO分類が9年ぶりに改定され、一年が経とうとしている。これにより従来の組織形態診断に遺伝子診断を加味した統合診断が求められ、病理診断に対するパラダイムシフトが起こった。浸潤性グリオーマの病理診断には1p/19q共欠失やIDH遺伝子変異の検出が必須となり、胎児性腫瘍の領域にも広く分子診断が取り入れられることとなった。その目的は腫瘍型を出来るだけ狭く限定し、診断に客観性を持たせるためとされている。 これまで組織形態診断のみに頼っていた悪性度評価や治療反応性の評価は、これを凌駕する客観的な分子マーカーに取って代わり、組織型と遺伝型が一致しない場合は、遺伝型が優先されるまでになっている。これにより、今まで一辺倒であった脳腫瘍治療が、個別化・層別化へと一気に移行する可能性が広がってきた。 このような世界的な流れの中で、我が国の一般病理診断室でも対応が求められており、本ミーティングではその診断の実際につき分かり易く解説をする予定である。"

オーガナイザー:
若林 俊彦(名古屋大学 脳神経外科)
澁谷 誠(東京医科大学八王子医療センター 中央検査部)
座長:
若林 俊彦(名古屋大学 脳神経外科)
澁谷 誠(東京医科大学八王子医療センター 中央検査部)
CM-8-1 脳神経外科医が病理の先生方に望むこと
演者:
岡 秀宏(北里大学医学部脳神経外科学 北里大学メディカルセンター)
CM-8-2 総論と変更点(新しい腫瘍と消えた腫瘍)
演者:
廣瀬 隆則(神戸大学医学部 地域連携病理学)
CM-8-3 グリオーマの新WHO診断と遺伝子検査の選択法
演者:
小森 隆司(東京都立神経病院検査科)
CM-8-4 新WHO分類における小児、胎児性腫瘍の病理診断と遺伝子異常
演者:
平戸 純子(群馬大学医学部附属病院 病理部・病理診断科)

CM-91)病理診断に注意が必要な胃生検―症例検討を中心に―
2)ミニレクチャー 知っておくと役に立つ消化管病変集

4月28日(金)19:20~20:50 B会場(5F「コンコードB」)

消化管病理医の会

消化管病理医の会では、日常診断に役立つ情報の共有を目的に症例検討とミニレクチャーを企画した。ほとんどの病理医にとって胃生検は最も多く扱う材料であり、皆、それなりの経験は持っている。しかし、しばしば再生か腫瘍かを悩み、低異型度の癌を見逃しそうになることもある奥の深い対象である。今回は消化管病理に情熱を燃やすメンバーが選りすぐった、示唆に富む症例を提示する。症例検討の形式で診断を参加者と共に考え、所見の捉え方、診断のポイントなどを共有する機会としたい。明日から役立つ知識となる好評のミニレクチャーシリーズは「聞いたことはあるけど実際に経験することは少ない」「これをそう呼んでよいのか、いつも迷いながら診断している」といった病変を取り上げ、診断に役立つ実践的なポイントを示せるよう考えている。

オーガナイザー:
八尾 隆史(順天堂大学大学院医学研究科 人体病理病態学)
根本 哲生(東邦大学医療センター大森病院 病理診断科)
座長:
伴 慎一 (獨協医科大学越谷病院 病理診断科)
和田 了(順天堂大学医学部附属静岡病院 病理診断科)
CM-9-1 病理診断に注意が必要な胃生検-症例検討を中心に- 症例1
演者:
海崎 泰治(福井県立病院 病理診断科)
CM-9-2 病理診断に注意が必要な胃生検-症例検討を中心に- 症例2
演者:
田中 健大(岡山大学病院 病理診断科)
CM-9-3 病理診断に注意が必要な胃生検-症例検討を中心に- 症例3
演者:
九嶋 亮治(滋賀医科大学医学部 臨床検査医学講座)
CM-9-4 知っておくと役に立つ消化管病変集:胎児消化管上皮類似癌
演者:
八尾 隆史(順天堂大学大学院医学研究科 人体病理病態学)
CM-9-5 Cronkhite-Canada症候群に伴う消化管病変
演者:
下田 将之(慶應義塾大学医学部 病理学教室)
CM-9-6 バナヤン・ライリー・ルバルカバ症候群における過誤腫性ポリープの組織診断
演者:
菅井 有 (岩手医科大学医学部 病理診断学講座)

CM-10呼吸器病理におけるアップデート (知っておくべき3つの事項)

4月28日(金)19:20~20:50 C会場(5F「コンコードC」)

日本肺病理学会

急速に進歩する呼吸器領域において、現時点で病理医が知るべきと思われる3項目のアップデートを盛り込んだ。日常の診療の助けになることを祈る。
1) モレキュラーテストのガイドライン、2) PD-L1の染色判断、3) クライオバイオプシーの紹介
1) では、NGSを用いたマルチ診断アプローチも含まれる。

Pathologists need to make critical decisions and keep pace with rapid advances in the field. This companion meeting held by JPPS will provide 3 highly selected crucial updates in the field of pulmonary pathology with the hope to help pathologists to make judgement easier.
1) CAP/IASLC/AMP molecular testing guideline, 2) PD-L1 IHC staining, 3) Introduction of new technique, bronchoscopic cryobiopsy.
1) will cover recent advance of multiplex genetic analysis by NGS techniques.

オーガナイザー:
福岡 順也(長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科 病理学)
座長:
元井 紀子(国立がん研究センター中央病院 病理科)
福岡 順也(長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科 病理学)
CM-10-1 肺癌診療におけるNGSを含めた診断ワークフロー
演者:
谷田部 恭(愛知県立がんセンター中央病院 遺伝子病理診断部)
CM-10-2 肺癌におけるPD-L1免疫染色の現状と課題
演者:
石井 源一郎(国立がん研究センター先端医療開発センター 臨床腫瘍病理分野)
CM-10-3 新技術の紹介:クライオ生検
演者:
福岡 順也(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 病理学)

CM-11膵癌診療新時代 -病理医が知っておくべき膵癌取扱い規約新改訂版のポイント-

4月28日(金)19:20~20:50 D会場(4F「錦」)

日本膵胆道病理研究会

昨年発刊された膵癌取扱い規約第7版は、近年の膵癌診療技術の進歩を反映した大幅改定となっている。病理学的事項についても、WHO分類に基づく組織分類の全面的な見直し、TNM分類及びステージ評価の刷新に加え、生検組織診断・細胞診、化学療法効果の病理学的評価法の新規設定等、改訂内容が大幅かつ多岐に渡っている。規約に基づく病理診断は予後推定や治療選択、さらには欧米を含めた他施設との比較の基盤となるものであるから、客観性・普遍性の高さが求められる。しかしながら、膵癌取扱い規約に基づく評価は必ずしも容易ではないとの声も時に聞かれる。本コンパニオンミーティングでは、まずは前半で現取扱い規約委員による新規約のポイント解説を行う。後半では、その解釈が難しいという意見が少なくない局所進展度因子(S, RP, PL) に絞ったミニ討論を予定している。新膵癌取扱い規約への共通理解を深めるために、多くの学会員の方々にご参加頂ければ幸いである。

オーガナイザー:
山口 浩(東京医科大学 人体病理学分野)
福村 由紀(順天堂大学 人体病理病態学講座)
座長:
山口 浩(東京医科大学 人体病理学分野)
福村 由紀(順天堂大学 人体病理病態学講座)
CM-11-1 膵癌取扱い規約改訂の概要
演者:
福嶋 敬宜 (自治医科大学附属病院 病理診断部)
CM-11-2 膵病変に関する穿刺吸引生検や細胞診の判定基準について
演者:
三橋 智子(北海道大学病院 病理診断科)
CM-11-3 膵癌の術前治療に対する組織学的治療効果判定基準
演者:
内田 克典(三重大学大学院医学系研究科 腫瘍病理学)
CM-11-4 膵癌における膵前方組織(S)、膵後方組織(RP)および膵外神経叢(PL)浸潤の組織学的な評価と問題点
演者:
助田 葵(国立がん研究センター中央病院 病理・臨床検査科)
CM-11-5 手稲渓仁会病院でのpS、pRP、pPL評価法
演者:
大森 優子(渓仁会 手稲渓仁会病院 病理診断科)

CM-12女性の骨盤・腹膜の病理

4月28日(金)19:20~20:50 E会場(4F「扇」)

日本婦人科病理学会

骨盤腔・腹腔内では様々な腫瘍および腫瘍類似病変が発生する。頻度的には GIST、悪性中皮腫、腹膜原発癌、転移性腫瘍が多いが、それ以外の頻度の低い腫瘍が鑑別診断として想定されていないことが少なくない。臨床の現場では産婦人科、消化器外科、泌尿器科、小児外科、整形外科など多岐にわたる診療科の医師が関わる一方、それぞれにとって専門外であるが故に知識に乏しい疾患に遭遇する場合があり得る。従って、希少腫瘍を含めて様々な腫瘍・病変に精通する病理医が果たすべき役割と責任は大きい。本シンポジウムでは中皮腫を含む代表的な骨盤・腹腔内病変について概説する。

オーガナイザー:
三上 芳喜(熊本大学医学部附属病院 病理診断科)
座長:
三上 芳喜(熊本大学医学部附属病院 病理診断科)
清川 貴子(東京慈恵会医科大学 病理学講座)
CM-12-1 骨盤・腹腔内病変の病理診断
演者:
三上 芳喜(熊本大学医学部附属病院 病理診断科)
CM-12-2 女性の腹膜悪性中皮腫とその鑑別診断
演者:
清川 貴子(東京慈恵会医科大学 病理学講座)

CM-13Gleason scoreの国際標準化

4月28日(金)19:20~20:50 F会場(4F「花A」)

日本泌尿器病理研究会

2014にGleason scoreの変更及びInternational Society of Urological Pathology (ISUP) grading systemが導入された。世界的にGleason scoreの標準化が進んでいるが、未だ十分ではない。今回、現ISUP会長である、Egevad教授をお呼びして、ISUPコンセンサス作成で使用された症例を用いて、Gleason scoreの標準化を行う。当日の会議に先立ち、数十例の症例をネット上に公開し、アンケートを行う。その結果を基に、当日の講演を行う。今回予定しているプログラムは、今年の9月にニュージーランドの厚生労働省が主体となって行われた前立腺癌診断標準化プログラムの内容を使用する。このプログラムは、実際にEgevad教授が作成し、実際にニュージーランドで使用されたものである。今回の講演により、日本におけるGleason scoreの国際標準化が進むことが期待される。

オーガナイザー:
都築 豊徳(愛知医科大学病院 病理診断科)
座長:
都築 豊徳(愛知医科大学病院 病理診断科)
CM-13-1
演者:
Lars Egevad(Karolinska University)
CM-13-2
演者:
鷹橋 浩幸(東京慈恵医科大学)
CM-13-3
演者:
長嶋 洋治(東京女子医科大学病院)

日本泌尿器病理研究会コンパニオンミーティングに参加される先生方へ

CM-14病理解剖とAi―医療事故調査のみならずより広い観点からー

4月28日(金)19:20~20:50 G会場(4F「なつめ」)

病理解剖と死亡時画像診断(Ai)研究会

2015年10月より新しい医療事故調査制度が施行され、院内調査の項目に病理解剖と死亡時画像診断(Ai)が含まれた。今後、病理医も医療事故調査に深く関係することが予想される。そこで、今回、亀田総合病院の専属弁護士である水沼直樹先生に、医療事故調査制度における病理解剖とAiに関して、ご講演をお願いした。病理医にとって法律的に気になっていることについてお話ししていただけるものと期待している。この他、高砂市民病院の大久保恵理子先生には、監察医務局での解剖の経験も踏まえて、液体・異物を誤飲した症例などAi導入の必要性についてお話し頂き、福井大の稲井邦博先生には、臨床用CT装置を活用してAi撮影をする場合に懸念されるCT検査室の環境汚染の現況を解析した結果を発表頂くとともに、その結果に基づき推奨される環境対策指針案をお示し頂くことをお願いした。

オーガナイザー:
法木 左近(福井大学医学部 腫瘍病理学)
丸山 理留敬(島根大学医学部 病理学)
座長:
桂 義久(横浜中央病院)
荒木 亜寿香(島根大学医学部 病理学)
CM-14-1 医療事故調査・医療訴訟における病理解剖等の意義
演者:
水沼 直樹(亀田メディカルセンター)
CM-14-2 硫化物による腐食性胃炎・食道炎の1例
演者:
大久保 恵理子(高砂市民病院)
CM-14-3 病理解剖遺体のオートプシー・イメージングに伴うCT検査室の環境調査結果
演者:
稲井 邦博(福井大学医学部 分子病理学)

CM-15剖検例から学ぶ心血管病理―見落としてはいけないポイントと生検診断への応用

4月28日(金)19:20~20:50 H会場(3F「グレースルーム」)

心筋生検研究会

心血管疾患の病理診断は、日常診療の場において治療方針の決定に寄与する機会が少ないと思われるが、臨床においては治療法が確立しているファブリー病、好酸球性心内膜心筋炎、巨細胞性心筋炎、胸部大動脈瘤に潜む高安動脈炎など、未診断のまま経過観察されている例も時折存在する。また、医療を取り巻く社会環境は大きく変わりつつあり、病理解剖も従来からの病態診断に加え、医療訴訟での検証としての位置づけが重きを成してきている。特に、心血管疾患においては突然死のリスクも高く、死因の究明を求められるケースも年々増加の一途を辿っている。このような背景を踏まえて、循環器医から病理医に期待すること、剖検例を通じ病理医として知っておくべき心血管病理標本の基本的な見方と特徴的な症例の紹介、さらに、そこから想定される生検診断への応用と診断のピットフォールなどに重点を置いた企画とした。抗癌剤による薬剤性心筋症、心アミロイドーシスに関する最新の知見についても解説いただく。

オーガナイザー:
池田 善彦(国立循環器病研究センター 臨床病理科)
座長:
池田 善彦(国立循環器病研究センター 臨床病理科)
宇都 健太(東京女子医科大学 第二病理学)
CM-15-1 剖検症例の冠動脈の検索方法と病理組織像の解釈
演者:
羽尾 裕之(日本大学医学部 病態病理学系人体病理学分野)
CM-15-2 大動脈解離と大動脈炎における留意すべき病理所見
演者:
池田 善彦(国立循環器病研究センター 病理部臨床病理科)
CM-15-3 ファブリー病の診断
演者:
中村 一文(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 循環器内科学)
CM-15-4 心筋炎の病理診断 -好酸球性心筋炎・巨細胞性心筋炎を中心に-
演者:
松山 高明(京都府立医科大学大学院医学研究科 細胞分子機能病理学)
CM-15-5 担癌患者治療における心機能低下-その病理学的アプローチ-
演者:
宇都 健太(東京女子医科大学 第二病理学)
CM-15-6 剖検例における心アミロイドーシス病理
演者:
河村 俊治(東京女子医科大学東医療センター 病理診断科)