PET検査の内容とは?

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PET検査の基本的な検査内容は、FDGと呼ばれる検査薬を静脈から注射し、1時間ほどたった後にPETカメラを備えた装置で全身をスキャンするという手順で行われます。結果を当日知る事もできますが、別料金であったり、全て後に郵送のみで通知されるなど、それぞれの施設によって対応は異なります。また、最近のPET装置はCTを同時に搭載したPET-CTが主流となりつつあり、PETスキャンと同時にCT画像を取り込む事で、検査の精度を高める事がなされています。これらが、PET検査の基本的な内容です。 ただし、PET検査はガン細胞がFDGを大量に摂りこむ性質を利用して、FDGが集中する事でガンを見つける検査です。そのため、FDGを吸収しにくいガンを検査するには不向きな検査で、全てのがんを見つけられるわけではありません。CTを補助的に使う事で検査の精度を高める事はできますが、消化器の表皮ガンなどを見つけるのは不向きな検査方法です。PET検査で見落とされてしまうガンを検査するには、他の検査方法を追加する必要があります。そのためには、追加の検査をオプションとして別料金を払う必要があるほか、どのような付帯設備をもっているかは施設によって異なります。事前にどのような検査が可能か確認し、PET検査を受ける前に予約をいれる必要が生じる場合があります。検査内容はこれらのオプションをどう選ぶかで変わりますので、自分のニーズにあった検査を選択しなければなりません。