緒方特別顧問がモンゴル政府より北極星勲章を受章

7月10日、緒方貞子JICA特別顧問は、モンゴル政府を代表して、ソドブジャムツ・フレルバートル在日モンゴル大使より、「北極星勲章」を授与されました。「北極星勲章」は、モンゴルにおける最高の国家勲章の1つであり、外国人に授与される勲章の中では最高位にあたるものです。

また、同日、北野尚宏JICA研究所副所長（前東・中央アジア部長）が同大使より、「ナイラムダル（友好）勲章」を授与されました。

JICAは、1992年にモンゴルが民主主義体制に移行して以来、市場経済化に向けた人材育成、制度整備や、インフラ整備などの支援に取り組んできました。

現在は、急増する鉱物資源収入を安定した経済成長につなげ、またその恩恵がすべてのモンゴル国民に届くよう、民間セクター開発、ウランバートルの都市機能の強化や、医療、教育サービスの質の向上に向けた協力を行っています。日本で受け入れた研修員は既に3,300人を超えており、その中には、首相や大臣、国会議員として活躍する人材も含まれています。

今回の叙勲は、モンゴルに対する日本の協力においてJICAが果たしてきた功績が高く評価された結果といえます。JICAは、引き続きモンゴルのニーズに沿った協力の実施に努め、モンゴル経済社会の安定的発展と両国関係の強化に寄与していく所存です。