与党連合が勝利=中道右派政権、続投へ-ノルウェー総選挙

 【ロンドン時事】11日投票のノルウェー総選挙(定数169)は即日開票され、開票率95%の段階で、ソルベルグ首相の保守党を中心とする中道右派の与党連合が過半数の89議席を確保し、政権を維持する見通しとなった。ストーレ党首の労働党が主導する中道左派の野党連合は80議席にとどまる見込み。
 オスロからの報道によると、保守党と右派・進歩党の連立に他の2党が閣外協力する少数政権を率いてきたソルベルグ首相は、「明らかな勝利だ。われわれの提示した(諸課題への)対応策が機能した」と勝利宣言した。ストーレ労働党党首は「非常に残念だ」と敗北を認めた。
 保守党主導の政権が続投するのは1980年代以来。首相は今後、陣営内の各党と連立協議に臨み、安定政権の樹立を目指す。ただ、保守党自体は議席を減らす見込みで、このため政策決定で他党の発言力が高まる可能性がある。(2017/09/12-10:55)

【国際記事一覧へ】 【アクセスランキング】

特集

国際用語

国際

編集部セレクション

ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ