ヒロインの芳根京子さんは、「ついに、この日が来たという感じがしています。雲がちょっと多くて、どんよりとしてしまったお天気なんですけども、心は晴れ晴れ。この日に向けて気持ちをどんどん高めて、お稽古をしてきたり、リハーサルをしていたり、頑張ってきていたので、今日という日が来ることを私は本当に楽しみにしていました。不安とかプレッシャーとかは、もちろんあるんですけども、今日もこうして撮影をしていて、本当にほっとするので、『あ～共演者やスタッフのみなさんがいてくれて良かった～』と初日にして思っているので、きっと10カ月頑張れるなというふうに、今日もう確信している自分がいるので、クランクアップまで精いっぱい頑張りたいと思います。応援どうぞよろしくお願いします！」と挨拶。撮影初日で“ママ”になった感想を聞かれると「始まって、もう２シーン目で赤ちゃんをおんぶしているのは、不思議な感じが止まらないんですけど、きょうも撮影していて、おんぶするとすぐ寝ちゃうんですよ。もう、それがたまらなくかわいくて。癒やしのパワーがすごいです」と赤ちゃんとの共演に興奮を隠しきれない様子。また「関西弁には苦労していますが、関西弁しりとりをしたり楽しくお稽古できているので、方言指導のテープが無くても台本を読めるようになるのが目標です」と決意を語りました。

　蓮佛美沙子さんは「私は“朝ドラ”の出演が初めてで、クランクインというのは、どの作品でもやっぱり多少緊張して、また、１０か月って、正直全然ピンときてないです。なんか、長いなぁって思うのか、すごくあっという間に過ぎていくのかっていう、想像もつかない期間だと思うので、本当に1日1日を、今日から噛みしめながらやっていきたいですね。あとは今日、初日で頭のシーンから、関西弁と英語をしゃべるという、ゆりは英語が得意という設定なので、関西弁と英語をしゃべるという自分の中で、すごくハードルが高いことを初日からやっていて、そういうなかなかできない貴重な体験をさせていただいてるなぁっていうのがあるので、そういう“挑戦するぞ！”っていう気持ちをずっと持ちながら、そして、芳根さんを支えながら、一緒に頑張っていけたらいいなという思いでいます」と挨拶しました。

　谷村美月さんは「とりあえず初日が終わりまして、これから大変なシーンがいっぱいあるので、そこに向けてちょっと自分の気持ちを…と思いつつではあります。でも、先輩の役者さんもみなさんたぶん、ちゃんとお話はできていないですけれど、向かっている気持ちは一緒なんだろうなぁっていう思いが届く気がするので、きっと乗り切れると思います。よろしくお願いします。私は、プライベートでは友達のお兄さんが出場する甲子園を見に行ったことがあるぐらいで、もうほとんどお仕事なんですけど、でも、同じ関西でも神戸はやっぱり違うと思っています。関西人の私からしても。神戸で撮影することについては私個人としては、すごく身が引き締まる思いです」と語りました。

　きょう取材陣に公開されたのは、戦時下すみれの姉・ゆり（蓮佛さん）の友人であるクリスティーナの家の庭で行われていた子育て教室で、ベビーナースである明美（谷村さん）が、おしめの巻き方を指導している様子をすみれ（芳根さん）が見ている、というシーンでした。

　「べっぴんさん」では、今後も兵庫県内を中心としたロケを予定しており、６月中旬にはＮＨＫ大阪放送局のスタジオでの収録を始めることになっています。放送予定は平成２８年１０月３日～平成２９年４月１日までの全１５１回。