乾燥肌対策をしよう 乾燥肌の症状を軽減するために
しくみ
乾燥肌で悩んでいる方の中には、「どうして、こんなにしっかりとケアをしているのに、乾燥肌が改善されないのだろう?」と思っている方もいると思います。しっかりと、保湿ケアをしているにも関わらず、改善されないとなると、辛くなってしまいますよね。
では、乾燥肌はどういったことから起きているのか、しくみをご紹介しましょう。私たちの皮膚は、3層から成り立っているのはご存知でしょうか。皮下組織、真皮、表皮から作られています。外側に出ている表皮は、角質層と呼ばれている部分。この角質層は、20ミクロン程度の薄い層となっているんですよ。そして、この角質層は刺激などから守ってくれたり、水分が外に出てしまわない様に、守ってくれています。
通常は、角質層には10パーセントから20パーセント程度の水分が含まれていることになりますが、この角質層のバリア機能がうまく働かなくなってしまうと、乾燥を起こしてしまうことになります。ということは、普段から、この角質層が正しく働いてくれるように、ケアをしていくことが大切ということ。乾燥肌の方の中には、水分補給をしようとパッティングなどをして、化粧水を滲透させようとしている方もいると思いますが、肌に刺激を与えてしまうことは、この角質層にも刺激を与えてしまうことになりますから、あまり相応しいケア方法ではないということ。
このように、乾燥を起こしてしまう原因は、角質層が何らかの原因でバリア機能がしっかりと働かなくなってしまったことにより、起こってしまう状態となります。