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この記事は未確認であり、Save Japari Parkの免責事項の対象となっています。

「けものフレンズ」監督降板騒動、「ある関係者」が「真の原因」であると判明か?

人気アニメ「けものフレンズ(以下けもフレ)」のほぼすべてを一人で制作したたつき監督は9月25日、ツイッター上で突然アニメ制作チームからの降板を表明。そのつぶやきは短時間でインターネット上に衝撃をもたらし、数時間で数十万回ものリツイートを得た。騒動の進展はさらに奇妙で混乱を招くものであり、今までそれに関する明確な答えは存在していなかった。

さらに、けものフレンズアニメ製作委員会(以下KPFA)は9月27日、ウェブサイト上でたつき監督だけでなくアニメ制作会社である株式会社ヤオヨロズ(以下ヤオヨロズ)全体も降板になったことを表明。その中で最も印象的で曖昧な部分は以下の通りだ:「アニメ制作を担当していただきましたヤオヨロズ株式会社には、関係各所への情報共有や連絡がないままでの作品利用がありました。」

読者の皆さんもご存知の通り、日本は著作権管理を非常に重視している。だからKPFAが述べた事は非常に深刻な申し立てであり、当然のように一連の論争を再び巻き起こした。けもフレと協定を組み宣伝広告のためのアニメをヤオヨロズを通じて作成しただけであるJRA(日本中央競馬会)と日清食品グループは、彼らのコラボレーションが適切に承認されていたことを直ちに表明。そして疑いはたつき監督がネット上で独自に発表したものでありながら、原作者である吉崎観音氏の言動により「不適切なIP利用」の証拠ではないと証明されていた「12.1話」へと移った。

たつき監督が降板した理由と関連性のあるこの謎は一連の騒動のコアであり、これほど長い期間を経ても未だもって解明されていない。


巨大な壁の中の小さな隙間

騒動の真実は、むしろ曖昧なニュースからも明らかになった。

10月7日、少し奇妙なニュースが我々の前に現れた:「...主催者がたつき監督の所属するアニメ制作会社であり、株式会社KADOKAWAとは関係を持たない株式会社ヤオヨロズを通して輸入した、中国のライブイベント...」これらの言葉は中国のライブイベント(以下ライブイベント)主催者の公式Webioアカウントから発信されたものをメディアが転載したものだ。9月25日丁度に発表されたライブイベントは、常にこの騒動に関連性があるとみなされ、そのチケット販売はファンによるボイコットにより困難を極めていた。


これは主催者によるチケットを売るための言い訳なのか、それとも本当に起こったことなのだろうか?株式会社KADOKAWA(以下K社)はけもフレのIPの保有者である。もしこのライブイベントが確かにヤオヨロズを通して輸入されたものであり、K社はこの件に一切の関わりを持たなかったのだとしたら、これは明確にヤオヨロズによる「不適切なIP利用」があったことを示している。しかし、ヤオヨロズはこのイベントの主催者リストには載っていない。

これはまさに筆者の興味を引くような曖昧な情報であり、そして最後には巨大な壁の中の小さな隙間を見るかのように、真実であったと判明した。

調査によりこのニュースは最初に「JPbeta」と呼ばれるウェブサイト上に出現し、著者である王氏はまさにあのAninewsと呼ばれるWebioメディアのアカウントの管理者であると判明した。王氏はAninewsの親会社である「上海索罗游信息技术有限公司」に勤務しており、上海牡丹影視传播有限公司(萬代南宫夢文化中心)というイベントの主催者とも同時に仕事関係を築いている。

JPbetaの記事には、もっとたくさんの詳細が掲載されている:「けものフレンズのIP保有者である株式会社Age Global NetworksにKay Productionを紹介したのは、ヤオヨロズの社長福原慶匡氏だった。 両社は互いにコミュニケーションをとり、最終的にライブイベントを輸入した......株式会社 KADOKAWAとは何の関係もない」と。


株式会社Kay Production(以下Kプロ)とは?

Kプロは今年日本で設立されたばかりの小規模な会社で、総従業員は10人以下である。 2017年7月5日、中国で「上海旭逸文化传媒有限公司」として登録 。そんな中小企業がどうやったらけものフレンズのようなホットなIPのビジネスを得られるのだろうか?

慎重な調査を一歩一歩進めていくと、一見無関係な手がかりが驚くべき最終結論を導き出した。

Kプロの創業者であり取締役である張永青氏は王氏と同じ上海出身だ。 彼は以前ACGを愛していたし、王氏のこともよく知っている。 彼らは両方とも「二次元狂熱」と呼ばれる雑誌に掲載するための記事を書いており、今日まで密接な関係を保っている。 その後、張永青氏は働くために来日し、DMM.futureworks(以下DMM)にヤオヨロズ社長の福原氏がまさに取締役であった2015年から2016年の間入社した。 これが張永青氏が福原氏とコンタクトを取った機会である。 彼らが友達である事を我々はFacebook上で確認することができる。


中国上映会

その後、 張永青氏がDMMを離れ、パートナーとKプロを設立。主な業務内容は日本から中国へのサブカルチャー商品の輸入。利用できる唯一の資源は両国での張永青のネットワーク、コネだけだ。

今年の八月上旬、張永青氏は福原氏との個人的な関係を利用してAge Grobal Netoworks(以下A社)と連絡を取り、また中国でのコネを通じて主催者団体とプロモーション企業(シャンハイ牡丹テレビメディア株式会社(上海牡丹影视传播有限公司)及び彼自身が創立したシャンハイ旭逸文化メディア株式会社(上海旭逸文化传媒有限公司)を含む)と連絡を取った。彼が仲介することで、A社は中国の企業と交渉し、今度の上映会にて連携を取るに至れた。ヤオヨロズがこの手続きに携わることは一切なかった。

9月25日、たつき監督がTwitterで降板を表明。10月15日まで上映会のチケットの売れ行きは難航していた。やむを得ず張永青氏が王氏に上述した文章を書くように指示し、読者のミスリードを誘うような記事を拡散させる。この記事に書かれた「上映会はヤオヨロズからの輸入で、K社とは一切関係がない」という売り文句でチケットの売り上げ向上を目論んでいた。

A社はKPFAの1メンバーとしてけもフレの宣伝販売を担当しており、過去のけもフレイベントにおいてチケット販売、宣伝などの仕事を行った(あるいは協力していた)。A社の傘下にある”Clion Market”社はけもフレ関連のグッズを販売しており、けもフレの舞台劇DVDの制作発行も担当していた。一つ注目して頂きたいのは、けもフレのロゴ設計担当会社のホームページに書かれている顧客リストの中にあるのは「株式会社KADOKAWA」及び「Age Global Networks株式会社」、この2社だけであるという事実だ。つまり、A社は製作委員会においての出資が高く、K社に並ぶほどの地位を得ているということだ。

一方、福原氏とA社のコネができたのは個人的な間柄もあるようだ。A社の志村麻奈貴氏は福原氏と“ガールフレンド(♪)”という作品で連携を取ることがあり、同時にけもフレの宣伝も担当していた。さらに彼女は”Clion Market”の管理業務にも携わっていた。

事件の真実に迫る

張永青氏の主張の後半部「KADOKAWAと関係がない」は間違ってはいない。皆さんご存知の通り中国の市場は大きく、日本のサブカルチャー産業への消費と投資が増える一方である。K社が中国でけもフレのための窓口を用意していたにも関わらず、中国でのその初イベントはK社とは関係がないまま行われた。K社からすれば、けもフレを代表する窓口係が他人に乗っ取られたも同然である。さらに、以前行われた別のイベント活動に関する記事には、主催団体は全てKADOKAWAの株式子会社であると明記されており、k社のけもフレに関するイベント主催の権利も手に入れたいという意向は明白である。

より多くの金を稼ぐ、それは企業の摂理である。世間に急速に普及したコンテンツのIPの可能性を引き出すために、自社にもっと多くの利益をもたらし持ち株と決定権を手にするために、K社はヤオヨロズをのけ者にせざるを得なかった。では、どうしてたつき監督を含むヤオヨロズが排除対象になったのか。アニメ一期が大ヒットした際に、「死にかけだったプロジェクト」が立ち直ったのはたつき監督のおかげだとほとんどの視聴者が思う一方で、プロジェクトに受動的に出資したK社は、その状況をただ「乗り心地が良い」とだけ思っていたことが原因のひとつだと思われる。そして、一人で場を取り仕切り、長時間かけてクオリティーの高いアニメを作成するというたつき監督の方針が、K社のコンテンツ大規模展開のニーズに合わなかったことも原因のひとつだと考えられる。

以上のとおり、このライブイベントはk社がけもフレを完全に手中に収めコントロールするという考えを固くし、ヤオヨロズを非難する理由を与えた。つまり、例の告知に書いてあった「関係各所への情報共有や連絡がないままでの作品利用」に対するk社側の言い分ができたわけである。しかし、ヤオヨロズがイベントの輸入に関与したことは事実上一切ないわけだから、外部の人間は詳細な説明を得られるはずがない。更に、KPFAにおいてA社はk社に相当する版権所有者の一人であり、既に計画されているイベント、上映会をK社の独断で中止することはできない。このように、k社が版権を更に支配下に置きコントロールしようとした結果、一番最初に影響を受けたのがヤオヨロズだったのである(制作委員会でアニメーターが過小評価されているのは今日の業界にとってはノーマルである)。

ここでひとつ言いたいのは、ヤオヨロズとたつき監督が作ったそのアニメこそが、死にかけたプロジェクトを生き返らせ、熱いコンテンツへと、人気作品へと一変させたということである。それこそがけもフレの魅力点である。持ち株の変更は合法的に認められても、視聴者からすればそれは奇跡を起こした監督が追い払われたという事実に過ぎなかった。視聴者がみな憧れていたヒーローが、現実の商業利益の前ではただの使い捨てカイロのような役回りでしかなかった。この悲劇的な結末は誰もが納得できるものではない。

皮肉なことに、一連の騒動の発端となったKプロも自社の商業利益のために「ヤオヨロズ社がライブを輸入した」とばらまいた。最終的にその行為が騒動の真実を探る人々のツテとなり、我々が真実に迫ることができたのである。

この文章を発表する直前、筆者はKプロ及び張永青氏にインタビューの申し込みを試みたが、両者から断られてしまった。その後、 張永青氏は福原氏をFacebookのフレンドから削除した。