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診察せず処方箋交付23回、容疑で堺のクリニック医師逮捕 

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診察せず処方箋交付23回、容疑で堺のクリニック医師逮捕 

 診察せずに虚偽の診断書を作成し、処方箋を交付したとして、広島県警と大阪府警の合同捜査本部は10日、医師法違反の疑いで、堺市堺区でクリニックを開業している医師の男(60)=大阪府富田林市=を逮捕した。

 合同捜査本部は、不正に診療報酬を受け取った詐欺容疑でも調べる。広島県警によると、虚偽の処方箋で計8人が向精神薬などを受け取った疑いがあるという。

 逮捕容疑は平成27年1月~29年6月、23回にわたり、堺市のクリニックで、大阪府の女性2人を患者とする虚偽の診断書を作成し、処方箋を薬剤師で薬局経営者だった男(43)に渡したとしている。

 医師は男に2人を紹介され、会員制交流サイト(SNS)で保険証の画像を送らせていた。広島県警が昨年10月、無許可で医薬品を販売したとして医薬品医療機器法違反容疑などで男を逮捕し、捜査の過程で医師が浮上した。

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