このツアーでBABYMETALは男性限定の「黒キツネ祭り」、女性限定の「赤キツネ祭り」、10代限定の「金キツネ祭り」、小学生以下および60歳以上限定シートを設置した「銀キツネ祭り」、コープスペイントをした人のみが参加できる「白キツネ祭り」という来場者を限定した公演を東名阪3都市9公演にわたって実施。最終日は「白キツネ祭り」で、会場には顔を白く塗り、オリジナリティあふれるコープスペイントを施したファンが集結した。
オープニング映像の上映を経て、会場には神バンドが鳴らす爆音が響き渡る。ステージを覆う幕が振り落とされると、神バンドを率いたBABYMETALが登場。3人は「BABYMETAL DEATH」でライブをスタートさせた。バイキングメタルを取り入れた変化球ナンバー「META!メタ太郎」を2曲目に投下すると、「META!」という叫びや野太いシンガロングがフロアから湧き上がり、会場に一体感が生まれた。
BABYMETALの3人が一度ステージを捌けると、神バンドはソロ回しでそれぞれの腕前を見せつける。神バンドの超絶技巧に熱狂する観客のもとへ舞い戻ったBABYMETALは“かくれんぼ”をモチーフにした「Catch me if you can」を披露。その後SU-METAL(Vo, Dance)はソロナンバー「Amore - 蒼星 -」を伸びやかに歌い上げ、「GJ!」を歌ったYUIMETAL(Scream, Dance)とMOAMETAL(Scream, Dance)はキュートなラップでオーディエンスを魅了した。
再びステージにそろった3人は、メタルサウンドと昭和歌謡テイストの歌メロの組み合わせが印象的な「シンコペーション」をパフォーマンス。続く「メギツネ」ではSU-METALが「We are so happy to see you!」とファンと会えた喜びを口にし、YUIMETALとMOAMETALも笑顔を見せた。「メギツネ」でラストスパートをかけた彼女たちは「ギミチョコ!!」「イジメ、ダメ、ゼッタイ」とキラーアンセムを連投。ラストナンバー「Road of Resistance」ではSU-METALは観客と共に歌い、YUIMETALとMOAMETALはその大合唱に耳を澄ませる。10曲を熱演した3人は左手でフォックスサインを作り、「See you!」とステージを下りた。
BABYMETALは9月26、27日に埼玉・さいたまスーパーアリーナ、10月14、15日に大阪・大阪城ホールにて単独公演「巨大キツネ祭り in JAPAN」を開催。チケットはすべて完売している。大阪城ホール公演2日目の模様は10月16日に東京、大阪、愛知のZeppにて上映される。