札幌医大で国内初の心臓移植 「死」の判定などを巡る疑いが指摘され、日本の移植医療に影響を残す
1968年 | 社会
写真は心臓移植手術を受けた男性を診察する和田教授(札幌医科大病院)
1968年札幌医科大学病院で国内初の心臓移植手術が実施された。和田寿郎教授(2011年死去)が海でおぼれた大学生(当時21)の心臓を心臓弁膜症と診断された男性(当時18)に移植した。しかし、83日後に男性は死亡した。その後、移植の是非をめぐり大きな議論となり、和田氏は刑事告発されたが不起訴処分となった。道内で次の心臓移植があったのは45年後の2014年1月(北海道大学病院)だった。