シリコンバレーNext
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シリコンバレーNextレポート
グーグルのTensorFlow、モバイル強化でJavaScriptやラズパイに対応
2018年はモバイル環境におけるディープラーニング(深層学習)が大きなトレンドになりそうだ。「スマートフォンや安価なIoTデバイスでも深層学習が利用可能になった」。米グーグルでTensorFlowの開発担当ディレクターを務めるラジャ・モンガはこう力説する。
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ニュース
米オラクルが全自動DBクラウドを開始、「人手除去で人為ミスも消滅」とエリソン氏
米オラクル(Oracle)は2018年3月27日(米国時間)、「全自動」をうたうデータベース(DB)のクラウドサービス「Oracle Autonomous Database Cloud」が利用可能になったと発表した。最新版の「Oracle Database 18c」をベースにし、機械学習によって開…
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シリコンバレー支局長が斬る
機械学習で核融合発電を実現?SFじみてきたグーグルの野望
「機械学習を活用して核融合発電の商用化を実現する」「量子コンピュータによる化学シミュレーションでバッテリー電極の劣化を防ぐ方法を発見する」――。これらはSF(サイエンスフィクション)ではない。米グーグルが実際に打ち出している野望である。
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シリコンバレーNextレポート
ホワイトボックスの波、大型スイッチやフラッシュストレージにも
高価なメーカー製機器が主流だった大型ネットワークスイッチやフラッシュストレージの分野にも「ホワイトボックス」の波が広がっている。米シリコンバレーで2018年3月20、21日(米国時間)に開催された「OCP U.S. Summit 2018」では、大型スイッチやストレージに関するオープンソースのハー…
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ニュース
セールスフォース、65億ドルで業務アプリ連携のミュールソフトを買収
米セールスフォース・ドットコム(Salesforce.com)は2018年3月20日(米国時間)、業務アプリケーション連携ミドルウエアを販売する米ミュールソフト(MuleSoft)を65億ドル(約6870億円)で買収すると発表した。セールスフォースの企業買収としては過去最大規模になる。
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ニュース
ウーバーの自動運転車が死亡事故、夜間に歩行者をはねる
米ウーバーテクノロジーズ(Uber Technologies)の自動運転車が2018年3月18日(米国時間)の午後10時ごろ、アリゾナ州テンピ市での公道テスト走行中に歩行者をはね、死亡させた。テンピ市の警察が発表した。自動運転車が歩行者をはねて死亡させた事故はこれが初めて。
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シリコンバレー支局長が斬る
日本人が知らない、アマゾンの本当のすごさ
読者の皆さんは米アマゾン・ドット・コムの「Treasure Truck」や「Mama Bear」をご存じだろうか。米国では現在、同社の新しいサービスや商品が次々に登場しており、日本人が知らないアマゾンの本当のすごさ、恐ろしさが浮かび上がる。
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シリコンバレーNextレポート
AWSを捨てて復活、ドロップボックスが上場へ
オンラインストレージサービスの米ドロップボックス(Dropbox)が新規株式公開(IPO)を申請できたのは、「Amazon Web Services(AWS)」をやめて自社環境へ移行したからだった。同社はITストラクチャーの見直しで売上原価率を34ポイントも改善していた。
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シリコンバレーNextレポート
AmazonとGoogleがスマートホームで火花、次の照準はドア
「スマートホーム」を巡る米アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)と米グーグル(Google)の戦いが、リビングルームから玄関へと広がっている。2018年3月中にカメラ付きドアベル「Nest Hello」を出荷するグーグルに対し、アマゾンはカメラ付きドアベルメーカーの買収。スマートスピーカー…
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ニュース
グーグルの新量子プロセッサ「Bristlecone」、72量子ビットで量子超越性に挑む
米グーグルは2018年3月5日、新しい量子プロセッサ「Bristlecone」を発表した。「0」と「1」の情報を重ね合わせ状態で保持できる「量子ビット」を72個搭載しており、同社は量子コンピュータが従来型のコンピュータでは実現不可能な計算能力を備えることを示す「量子超越性」を実証する。
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シリコンバレー支局長が斬る
Google系セキュリティ新会社、Chronicleの勝算を占う
米Googleの親会社であるAlphabetが新たに発足させたセキュリティ事業会社「Chronicle(クロニクル)」は、Googleが強みを持つ「ビッグデータ処理」と「機械学習」によって、セキュリティの世界を一変させようと目論む。競合の多いセキュリティ市場での勝算を占ってみよう。
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シリコンバレーNextレポート
評価額3兆円超える米Airbnb、「黒字のユニコーン」に課題はないのか
推定企業評価額が10億ドル(約1070億円)を超えるスタートアップは、非常に稀な存在であることから「ユニコーン」と呼ばれる。民泊サービスの米エアビーアンドビー(Airbnb)はその中でも特に異例の存在だ。株式上場を前に黒字化を実現しようとしているからだ。
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ニュース
高級路線に進むエアビーアンドビー、部屋の品質認証などを開始
米エアビーアンドビー(Airbnb)は2018年2月22日(米国時間)、民泊サービス「Airbnb」の高級化施策を発表した。同社のスタッフが部屋の快適さなどをチェックした上位グレード「Airbnb Plus」を設けたほか、高級貸別荘サービスなどを開始する。
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記者の眼
日本の大企業が失敗から学べない理由
シリコンバレーのスタートアップを取材していて気付くのは、彼らがみな「失敗からの学び」を大事にしていることだ。とにかく多く失敗することで、より多く学ぼうとしている。一方日本の大企業は、失敗から学ぶのを苦手とする傾向がある。なぜだろうか。
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シリコンバレー支局長が斬る
過熱するクラウド大手の設備競争、サーバー市場もODMで席巻
米クラウド大手の設備投資競争は過熱する一方だ。2015年からの3年間で投じた設備投資の総額は、米アルファベット1社だけで約3兆5000億円に及ぶ。各社が競うようにデータセンターや海底ケーブル網などに巨費を投じているためだ。