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2017年4月30日 シンデレラ・トーナメント2017

2017年4月30日 シンデレラ・トーナメント2017

CINDERELLA TOURNAMENT 2017
4月30日(日)後楽園ホール (観衆1150人=満員)

 

◆ダークマッチ4WAYバトル 10分1本勝負

羽南

6分35秒
首固め

ルアカ

※もう二人はAZM、米山香織
 

◆シンデレラ・トーナメント1回戦 10分1本勝負

HZK

5分41秒
アトミック・ボムズアウェー→片エビ固め

ジャングル叫女

 

◆シンデレラ・トーナメント1回戦 10分1本勝負

ジェシカ・ハヴォック

3分35秒
ツームストン・パイルドライバー→片エビ固め

刀羅ナツコ
 

◆シンデレラ・トーナメント1回戦 10分1本勝負

テッサ・ブランチャード

2分24秒
ダイビング・コードブレーカー→エビ固め

クリス・ウルフ
 

◆シンデレラ・トーナメント1回戦 10分1本勝負

花月

4分36秒
スクールボーイ

小波
 

◆シンデレラ・トーナメント1回戦 10分1本勝負

岩谷麻優

2分8秒
フロッグ・スプラッシュ→片エビ固め

エッサ 
 

◆シンデレラ・トーナメント1回戦 10分1本勝負

トニー・ストーム

4分38秒
外道クラッチ

 レベル
 

◆シンデレラ・トーナメント1回戦 10分1本勝負

宝城カイリ

7分21秒
ダイビング・エルボードロップ→片エビ固め

 美邑弘海
 

◆シンデレラ・トーナメント1回戦 10分1本勝負

紫雷イオ

6分21秒
ムーンサルト・プレス→片エビ固め

 木村花
 

◆シンデレラ・トーナメント2回戦 10分1本勝負

トニー・ストーム

3分1秒
ドリル・ア・ホール・パイルドライバー→片エビ固め

 テッサ・ブランチャード
 

◆シンデレラ・トーナメント2回戦 10分1本勝負

宝城カイリ

10分00秒
時間切れ引き分け

 HZK
※両者失格
 

◆シンデレラ・トーナメント2回戦 10分1本勝負

岩谷麻優

4分48秒
オーバー・ザ・トップロープ

 花月
 

◆シンデレラ・トーナメント2回戦 10分1本勝負

紫雷イオ

4分41秒
両者オーバー・ザ・トップロープ

 ジェシカ・ハヴォック
※両者失格
 
 
 

◆シンデレラ・トーナメント決勝 30分1本勝負

トニー・ストーム

13分1秒
ダイビング・ギロチン・ドロップ→片エビ固め

 岩谷麻優
※シンデレラ・トーナメント2017、優勝はトニー・ストーム
 

 4・30後楽園の試合前にスターダムが会見。10月21日に初の台湾遠征をおこなうことを発表した。同大会は日本での興行のように、スターダムのパッケージでおこなうもの。18~20選手の出場を予定している。会見でのコメントは以下。

ロッシー小川「台湾は初めてなんですけど、通常日本でおこなわれるパッケージをそのまま持っていく大会になります」

王恩國「みなさんこんにちは、王(ワン)です。台湾には女子プロレスがありませんので、スターダムの力強さと美しさを持っていって、好評であれば毎年やりたいです」

小川「今大会のスポンサーのJVC、日本で言うとビクターの方です」

会見には大会サポーターを務める台湾のナンバーワングラビアアイドル、イリィ(ili)さんも出席。

イオ「こうして台湾からはるばるすごい方たちが来てくださいまして、これはスターダムにとっても日本の女子プロレス界にとっても大きなチャンスでありビジネスであると思うので、皆さんと協力してビッグチャンスをガッチリつかみます」

–開催のきっかけは?

王「日本の方から(スターダムを)紹介されて、女子プロレスのスターダムという団体を知って、すごく興味が沸きました。絶対に台湾で人気になると思ったので、開催を決めました」

小川「我々もいろんな国でやってますけど、アジアはやっていないので、いろんなアジアにも進出していきたい希望があります」

◆ダークマッチ4WAYバトル 10分1本勝負

羽南

6分35秒
首固め

ルアカ

※もう二人はAZM、米山香織

当初は刀羅ナツコを加えての5WAYマッチが発表されていたが、ナツコのトーナメントエントリーにより、4WAYマッチに変更。

 羽南が真っ先に握手を拒否。AZMの差し出した手をルアカも無視してゴング。ルアカと羽南がゴングと同時に襲いかかるも米山がまとめてクロスボディー。AZMが米山のバックを取るとルアカと羽南が2人へドロップキックを打ち込む。ルアカと羽南がロックアップ。羽南が投げを打ち押え込む。ルアカが返すと羽南はワキ固め。ルアカが脱出すると米山がリングへ。AZMが米山へドロップキック。米山がショルダータックルもAZMが脱出。AZMのクロスボディーを米山がキャッチし「おとなをなめんじゃねえ!」。しかし米山は3人からのドロップキックを浴びてしまう。4人がリング上へ。AZMがコーナーに上がり高みの見物。米山と羽南が結託しかけるが、AZMが介入してカット。AZMはリング下のルアカに「いつまでサボってんだよ!」。呼び込まれたルアカが米山を丸め込む。ルアカが米山を持ち上げようとするがこらえられてしまう。AZMがそこへダイブ。5分経過。羽南がAZMをマットに叩きつけると米山へ。ボディースラムを狙うが米山が切り返してコーナーへ。しかしダイビングセントーンはかわされてしまう。AZMが丸め込むが米山がクリアー。ルアカがAZMへビッグブーツ。ルアカと羽南が米山をコーナーへ。しかし米山がかわしてみせる。セントーンはルアカにヒット。そこへ羽南が割って入りルアカをスモールパッケージで丸め込む。すると3カウントが入り、決着。羽南が勝利を挙げた。

シンデレラ・トーナメントに出場する全選手入場式が行われた。

 

◆シンデレラ・トーナメント1回戦 10分1本勝負

HZK

5分41秒
アトミック・ボムズアウェー→片エビ固め

ジャングル叫女

今年のシンデレラ・トーナメントはジャングル叫女とHZKの初出場同士の対戦でスタート。ゴッデス・オブ・スターダム王者の叫女とアーティスト・オブ・スターダム王者のHZK。試合を控えた会見では実力勝負をアピール。どちらにとっても勝って勢いをつけたい1回戦だ。

 まずは試合前に入場式がおこなわれ、愛川ゆず季さんが開会宣言「ただいまよりスターダムシンデレラ・トーナメント2017を開催します!」。ゴングとともに叫女が走り込んでラリアット。HZKが耐えてエルボーの打ち合いとなる。叫女の連打にHZKもやり返す。叫女がスイングスリーパーから抱え上げるとOTR狙い。HZKがエプロンに出されるが叫女の突進をかわして顔面をキック。HZKがコーナーに上がると叫女もトップへ。叫女はOTR狙いで落としにかかるもHZKがこらえてコーナー上でネックロック。叫女がエルボーと腕ハンマーの連打、雪崩式パワースラムからダイビングボディープレスへ。HZKが返すと、叫女が持ち上げにかかる。切り返してHZKが丸め込み。HZKが叫女のダッシュを止めてエルボーをグラウンドで連打。叫女がエルボー連打もHZKがコードブレーカー、ボディースラム。HZKはコーナーに上がるが叫女が下から張り手を打ち込む。叫女がパワーボム狙いもHZKがかわして顔面蹴り。叫女が返すと、HZKはフルネルソン。切り返した叫女がラリアット。丸め込みの応酬はどちらも譲らず。叫女が先に立ち上がりダッシュ。そこへHZKがエルボー。叫女もやり返すがHZKがカウンターのニーアタック。HZKがみちのくドライバーからアトミックボムズアウェーへ。叫女が返せず。HZKが2回戦にコマを進めた。

◆シンデレラ・トーナメント1回戦 10分1本勝負

ジェシカ・ハヴォック

3分35秒
ツームストン・パイルドライバー→片エビ固め

刀羅ナツコ

ロサ・ネグラの帰国により急きょ刀羅ナツコがトーナメントに抜擢された。ナツコはそのままロサの入っていたカードに組み込まれたため、相手はジェシカ・ハボック。両者はハボック初参戦の4・9新木場で一騎打ち、元TNAノックアウツ王者のハボックが新鋭のナツコを一蹴したが、ここでナツコが番狂わせを起こせばトーナメント全体が盛り上がる。

 ナツコがリングインするとドロップキック。ゴングが鳴ってナツコが突進もハボックが仁王立ち。吹っ飛ばされたナツコをハボックが踏みつける。ラリアットをかわしたナツコが飛びついてフロントネックロック。ハボックが放り投げ突進。ナツコはロープを引いてOTRを狙う。ハボックがこらえてネックハンギングツリー。ナツコが脱出しエルボー連打、からダッシュ。ハボックがカウンターのビッグブーツ。ハボックを丸め込みたいナツコだがこらえられる。ハボックのヒップドロップをかわしナツコが丸め込むも2カウント。ハボックの突進をかわしナツコが丸め込み。ナツコがエルボー連打からドロップキック。突進したところでハボックがニー。ハボックはナツコをロープに振ってラリアット。ナツコを立ち上げると、ハボックはツームストーンパイルドライバー。ナツコが返せず、ハボックがシンデレラドレス獲得へ一歩前進となった。

◆シンデレラ・トーナメント1回戦 10分1本勝負

テッサ・ブランチャード

2分24秒
ダイビング・コードブレーカー→エビ固め

クリス・ウルフ

5☆STAR GP2016で決勝まで勝ち進んだテッサ・ブランチャード。日本では初めてのトーナメントだが、昨年の実績からしても優勝候補のひとりだろう。対するはハイスピード王者のクリス・ウルフ。岩谷麻優を長期政権から引きずり下ろしてからというもの、ここまでに王座を3度防衛。飛び込み式エビ固めという勝ちパターンを得ただけに、クリスの1回戦突破も十分にあり得る闘いだ。

 ロープワークからクリスがラリアットをかわしコードブレーカー。トリッキームーブでテッサを翻弄すると串刺しニーアタック。さらに尻尾をテッサの口に突っ込む。串刺しドロップキックを腹部に浴びせると、さらにニーの連打を打ち込んでいく。クリスの串刺し攻撃をテッサが切り返してロープに振るがクリスが切り返す。カバーを返したテッサにクリスはフィニッシュ狙いでコーナーへ。テッサが下からエルボーを打ち込みデッドリードライブ。コーナーからのコードブレーカーをクリスにお見舞いすると、テッサが3カウントをゲット。テッサが2回戦進出となった。

◆シンデレラ・トーナメント1回戦 10分1本勝負

花月

4分36秒
スクールボーイ

小波

小波と花月のフリー対決。スターダム正規軍に身を置く小波と大江戸隊のリーダーである花月。ともに立場は違うが、2人にとってスターダムは重要なリングである。花月は会見で岩谷を襲撃、ゴミ袋製のドレス(?)を着せ、自分は「花月さまのかわいいかわいいドレス姿を楽しみにしとけよ!」と優勝宣言とも取れる発言。休業を前に大仕事をやってのけるか、それとも、ともにデスマッチも闘った小波が花月への流れを止めてみせるか。

 花月は凶器のポリタンクを持参。場内のコナミコールに花月は苛立ちを隠せない。コナミがサッカーボールキックも花月がやり返すと見せかけて顔面をかきむしる。花月は正面から顔面に低空ドロップキック。花月はコーナーに追い込み小波の顔面を踏みつける。花月がロープに振って水を噴射。押え込むが小波がクリアー。花月が立ち上げると小波がローキック連打。花月のスワンダイブを小波がキックで迎撃し三角締めへ。花月がそのまま持ち上げて脱出。しかし小波は腕をサッと取ってワキ固め。腕固めに入った小波だが、花月の足がロープへ届く。小波は蹴りの連打からスープレックスも2カウント。花月が回転足折り固めにいくが小波が返すことに成功。花月がポリタンクを用意する振りを見せてレフェリーを巻き込む。小波のキックはポリタンクを直撃。花月が丸め込むと小波が返せず、3カウント。花月は2回戦で岩谷vsエッサの勝者と対戦する。

◆シンデレラ・トーナメント1回戦 10分1本勝負

岩谷麻優

2分8秒
フロッグ・スプラッシュ→片エビ固め

エッサ 

シンデレラ・トーナメントでドレスを着たのは岩谷麻優ただ1人。2015年、2016年のトーナメントを制した岩谷麻優が1回戦で初来日のルチャドーラ、エッサと対戦する。ワンデートーナメントに絶対の自信を持つ岩谷ならばここは余裕で2回戦に進みたいところだろう。しかし相手を侮ってはならない。ここまでは印象的に薄いといわざるを得ないが、まだすべてを出しきっていないと考えれば油断ならない試合でもある。それだけに、岩谷には慎重にならざるを得ないエッサとの1回戦だ。

 岩谷がキックにいくがエッサがかわして丸め込みの応酬。エッサが追い込むと、ドロップキックから腕を取る。岩谷がエスケープするとエッサは左腕をロープにかけて攻撃。岩谷がカウンターでドロップキック。エッサが回転エビ固めから腕を取るジャベへ。岩谷がかわしてバックキック、トラースキック。岩谷はトップロープからフロッグスプラッシュ。3カウントが入り、岩谷は2回戦で因縁の花月と対戦する。

◆シンデレラ・トーナメント1回戦 10分1本勝負

トニー・ストーム

4分38秒
外道クラッチ

 レベル

SWA王者のトニー・ストームがインパクトレスリング(旧TNA)からやってくるレベルと1回戦。トーナメント初出場のトニーはSWA世界王座を8回防衛中。日本のスターダムに所属するトニーが、日本を主戦場にする意地を見せ、前OVW女子王者を越えるか。

 ロックアップからトニーがグラウンドに持ち込みヘッドロック。レベルがヘッドシザーズもトニーが脱出。バックの取り合いからトニーがグラウンドへ・トニーがネックロックから立ち上げレベルの腕を取る。レベルが足を踏みつけて切り返すがトニーが下から足を取りネックロックに持っていく。レベルがネックロックからヘッドロック。トニーがロープに振るとレベルがショルダータックル。レベルが走るとトニーが阻止。トニーはヒップアタックの連打からカバーするがレベルが1カウントで返してみせる。レベルが側転して串刺しのエルボーアタック。ロープに乗せるとロデオのようなパフォーマンス。さらにトニーの首元に足を突き立てていく。トニーがこらえてコーナーに乗せるとバッククラッカー。トニーはフィニッシュをアピールするがレベルがボディースラムで叩きつけ、コーナーへ。レベルはセカンドからムーサルト。トニーがかわして外道クラッチを仕掛けるとレベルが返せず。トニーが1回戦を突破、テッサ戦へとコマを進めた。

◆シンデレラ・トーナメント1回戦 10分1本勝負

宝城カイリ

7分21秒
ダイビング・エルボードロップ→片エビ固め

 美邑弘海

宝城カイリと美邑弘海のカイヒロ海賊団がパートナー対決。白いベルトのV8に成功したばかりの宝城だが、シンデレラ・トーナメントとなるとルールの壁にぶち当たり結果を残していない。15年はコグマにOTRで敗退、16年はサンタナ・ギャレットとの時間切れで失格となった。相手は美邑で常識的に考えれば宝城有利となるだろう。しかし、過去にここ後楽園で一騎打ちをおこない叱咤された美邑にはリベンジかつ恩返しのチャンスだ。

 両者クリーンに握手を交わし美邑が突進。宝城が連続でかわしストンピング。美邑が丸め込みの連続。しのいだ美邑が飛びついて回転エビ固め。美邑がエルボー乱打。宝城が切り返そうとするが美邑が戻して連打する。宝城がコーナーに振ると「調子乗るな!」と突進。美邑がかわして丸め込む。美邑は回転して足を取るサブミッション。宝城がエスケープすると美邑が気合いを入れて串刺しで突進。宝城がエプロンに出すとスライディングエルボー。美邑がこらえると宝城がカカト落とし。宝城は美邑をエプロンからロープに固定し逆水平チョップの乱打。反動で美邑はリング内にカムバック。宝城がコーナーからダイビングエルボーアタックも美邑がクリアー。宝城は逆エビ固めでギブアップを狙う。しかし美邑がロープに手を伸ばす。宝城は背中にフットスタンプ。ボディースラムから宝城がスライディングDにいくが美邑がかわして高角度DDT。5分経過。美邑はコーナー上からダイビングボディーアタック。返されるとマヒストラルへ。宝城が返すと美邑がDDT狙いで飛びつく。宝城がこらえてバックブロー。美邑が返してアラバマスラム狙いを丸め込む。美邑の攻撃を宝城が「こい!」と受けて立つ。宝城がスピアで押え込むが美邑がクリアー。すると宝城はアラバマスラムからトップロープへ。ダイビングエルボードロップを決めると美邑が返せず、宝城が2回戦でのHZK戦を決めた。

◆シンデレラ・トーナメント1回戦 10分1本勝負

紫雷イオ

6分21秒
ムーンサルト・プレス→片エビ固め

 木村花

1回戦屈指の注目カードが紫雷イオvs木村花だ。昨年デビューでトーナメント初出場の花に対し、イオは赤いベルトの王者で13回防衛中。白いベルトに挑戦し敗れた花だが、ここは大きなチャンスでもある。どんな勝ち方でもイオを失格させることにでもなれば、赤への挑戦が現実味を帯びてくるのではないか。イオからの勝利で勢いづき、一気に決勝戦、優勝という可能性も。とはいえ、イオは今年こそシンデレラドレスを着なければならないと肝に銘じている。過去の敗戦をしっかりと研究してくることは明らかなだけに、しっかりと勝ちをとりにくるだろう。イオは大江戸隊の介入がない小細工なしの正面勝負を期待しているが…。

 花のセコンドには大江戸隊の花月とクリスがつく。ゴングが鳴るとまずは花がセクシーポーズを四方に披露。するとイオがOTRで落とそうとする。こらえた花にイオがドロップキックを打ち込み余裕の表情。イオが倒立の体勢からダブルニーを連続投下。花が返すと、イオはパンチの連打からボディースラムの構え。花が切り返し紐を使って後方から首を絞めていく。花はインディアンデスロックから鎌固め。花月がリング下から「ギブだろ! ギブしろ!」と挑発する。花が串刺しダブルニーアタック、ドロップキック。イオが返すと、花がブレーンバスターの構え。イオが腰を落としてこらえると花がエルボー。イオがエルボーアタックも花がニーを腹部にぶち込む。花はイオへのブレーンバスターを成功させる。花が低空ビッグブーツから押え込む。イオが返すと、花はコーナーへ。ミサイルキックでイオを吹っ飛ばすが2カウント止まり。花が突進するとイオが足を掴んでドラゴンスクリュー。イオは串刺しで突進も花がかわしてエプロンに追い出す。イオが戻ろうとすると花がキック。突進してきた花の足を掴んでイオがエプロン越しのドラゴンスクリュー。イオがスワンダイブ式ミサイルキックから右足を取ってカバー。花が返すと、イオはダブルアーム式フェースバスター。イオはコーナーに上がりムーンサルト。花が返せず、イオが2回戦でのハボック戦にコマを進めた。

木村花のコメント

「前半、というか試合のほとんどは私が攻めてたというか、どっちが優勢かと言われたら私だったと思うんですけど、後半で足攻めされた経験がいままでの試合でなくて、やっぱり対策ができてなかったかなというのがあります」

――イオとの初シングルだったが。

「いやあ、天空の逸女の力? 最後のムーンサルトはけっこうエグかったですね。一発一発が的確というか、ヒザ攻めひとつでも破壊力が半端じゃないですね」

――OTRにいきかけたが、最初から狙っていたこと?

「そうですね、ハイ。隙さえあればという感じで、やれることは120%やるというのが自分のポリシーなんで、そうですね」

――こういうトーナメントは初めてになる。1回戦で負けてしまったが、勝ち進めば一日で数試合をおこなうことになっていた。

「メッチャ疲れそうだけど、でも、燃えそうですね。試合をやればやるほどテンションが上がってくるので。3試合1日でやったらテンション上がりすぎてどうなっちゃうんだろうっていうのはあります」

――それだけに1回戦で負けたのは残念?

「そうですね。もうちょっと自分のテンションがどこまで上がるかっていうのは、知りたかったなというのがありますね」

――イオは赤いベルトの王者だが、タイトル狙いが視野に入るような試合になった?

「ハイ。ベルト、いま1個も手元にないので物寂しいというのが、いまあるんで、まあ、ベルトだったらなんでもいいんで、全部。赤いベルトじゃなくても何色のベルトでも私はなんでもほしいと思っているので」

――デビューから1年にもかかわらず、ベルトがないとすでに寂しい?

「寂しいです(笑)。寂しい。早すぎるだろうと思われるかもしれないけど、寂しいものは寂しいです」

――イオとの再戦はどういう状況でやりたい?

「状況はなんでもいいですよ。状況はなんでもいいですし、今回の試合で得るものがたくさんあったので、この人と試合をするとけっこういろんな宝物が見つかるなと思って。なので状況にこだわりはないです。タイミングが合えば、いつでも」

 

休憩時にドクトル・ワグナー父子があいさつ

ドクトル・ワグナー

「ビエン(いいね✕6)。日本万歳。今回招待されて本当にうれしく思います。みなさんの前で私はこれまでいい試合をしてきたと思っています。今回の来日でもいい試合をしようと思います。ですが、ここでなによりも重要なのは、今回のトーナメントです。1回戦、勝った選手はいい試合をして2回戦に臨みます。2回戦、勝ちたいという気持ちの強い選手が勝っていくでしょう。そして、ここにいる息子のように新世代の選手がここで誕生するでしょう。ここで私の息子を紹介しましょう」

イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr

「初めて日本に来られたことを大変光栄に思っています。今回はワグナーの3代目としての自分を見せられると思っています。私の中にはワグナーの血が脈々と流れています。それを今回お見せしたいと思っています」

ドクトル・ワグナー「今回、いいカードが組まれています。トーナメントでどんな女王が生まれるのか、とても楽しみにしています。今日、最強の選手を見届けましょう。ドーモアリガトー!」

 

◆シンデレラ・トーナメント2回戦 10分1本勝負

トニー・ストーム

3分1秒
ドリル・ア・ホール・パイルドライバー→片エビ固め

 テッサ・ブランチャード

ロックアップからテッサが追い込みブレイクと見せかけ打撃をぶち込む。ロープワークからともに相手の攻撃をかわし合うと、トニーがトラースキック。トニーはヒップアタックの連打も手差が丸め込んでコードブレーカー。テッサは変型の卍固めへ。トニーがコーナーに追い込み脱出し突進。テッサがかわすがトニーがエプロンに追いやる。戻ったテッサのバックを取りトニーがジャーマン。トニーはフィッシャーマンも2カウント。トニーがパイルドライバーの体勢に入るがテッサが切り返す。テッサの突進を止めたトニーがパイルドライバ-。これが決まるとテッサが返せず、トニーが準決勝進出となった。

 

◆シンデレラ・トーナメント2回戦 10分1本勝負

宝城カイリ

10分00秒
時間切れ引き分け

 HZK
※両者失格

ゴングとともに両者突進も、目前で踏みとどまり視殺戦。エルボー合戦となりHZKが腕を取りにいく。宝城も取り返し、腕の取り合いに。HZKがロープを使って切り返すと宝城は「マネすんな!」とヘッドロック。宝城はヘッドロックのまま体重を落としていく。HZKが脱出しロープワークの攻防。HZKは自分からエプロンに出て挑発。リング内に戻ると串刺しエルボー連打。さらに顔面ウォッシュを見舞うと、フェースクラッシャー。宝城が返すと、HZKはフェースロック。宝城がエスケープするがHZKは締めつづける。ブレイクしてからHZKがボディースラム、セカンドからダイビングセントーン。宝城がこれをかわし、ダブルチョップを連打。ドロップキックからネックブリーカー、卍固めで宝城がたたみかける。5分経過。HZKがエスケープするが宝城はボディースラムからフィニッシュを宣言してイカリで締め上げる。HZKが切り返し丸め込むが2カウント。HZKに宝城がバックブロー。打撃の打ち合いで両者ダウン。エルボーの打ち合いで立ち上がり残り3分。HZKのダブルチョップからダイヤル固めも3カウントには届かず。それでもHZKはダイヤル固め。宝城が押さえ込みをギリギリで返していく。HZKがフルネルソン、宝城がかわして外道クラッチの構えからブリッジ。HZKが返すと、残りは2分に。宝城が左右のエルボー、HZKがカウンターで二段蹴り。HZKはみちのくドライバーも宝城が返す。HZKは宝城を寝かせてコーナーへ。残り1分。HZKがトップからダイビングセントーンを投下。カバーにはいかずもう一度コーナーへ。残り30秒。宝城が立ち上がりコーナーへ。コーナー上でやりあいHZKが落とすとアトミックボムズアウェー。カバーには入るもここでゴング。時間切れで両者失格となり、トニーの決勝進出が自動的に決まった。

宝城のコメント

――敗退となってしまったが。

「いやあもう、3度目の正直、3年連続3回目…自分もそしてなによりファンの姿がドレス姿を楽しみにしてくれてると思ったんで、ちょっとこのいまの時点ではまだ受け入れられないですね…」

――HZKはどうだった? 大阪では白いベルトをかけて闘った選手だが。

「うわあ、そうですねえ。やっぱずっと自分を意識してたみたいで、たぶん自分と当たることを想定内に入れてたんだと思います。それくらい練習していたと思うけど、クッソ、10分で片付けられなかったのはちょっと私の…大きなミスですね」

――3年連続ルールに負けた?

「……。ホントだあ! なんなの? もうちょっと言い分けはできないですね」

――会見では“宝城カイリ作戦”と言っていたが?

「作戦はねえ、ざっと言うと攻めさせて攻めさせていいところで全部持っていく作戦で、弘海のときとかもちゃんと時間も(アタマに)入っていたし、時間とOTR、全部のルールを意識して臨むのが…」

――それが“宝城カイリ作戦”だった?

「そうですね」

――どうしましょう?

「クッソ…。あとは全部ダイビングエルボーで勝つっていう(作戦だった)。まあこれは、ちょっといまの時点で反省しかないんで」

――切り替えるしかない?

「切り替えるしかないですけども、ちょっといまの時点では言い分けなしで、ただ反省です」

◆シンデレラ・トーナメント2回戦 10分1本勝負

岩谷麻優

4分48秒
オーバー・ザ・トップロープ

 花月

花月のセコンドには大江戸隊がつく。花月から握手も「やるわけねえだろ!」。2人のドロップキックが交錯。場内はマユコール。手四つの構えから花月がコーナーに追い込み体当たり。ブレーンバスターから花月は腕をロック。岩谷がエスケープすると、花月は岩谷をロープに固定。そこへ花月とクリスも加わって攻めていく。岩谷がスリングブレイドから低空のドロップキック。岩谷がノーザンライトを放つが2カウント。岩谷がコーナーに上がると花月がスワンダイブでエプロンに落とす。岩谷も落とそうとするが未遂に終わる。花月がスピアから持ち上げるが岩谷がウラカン狙い。こらえた花月がエプロンへ。こらえた岩谷が花月をリング下に落とす。OTRにより花月が失格、岩谷が準決勝進出を決めた。

 

◆シンデレラ・トーナメント2回戦 10分1本勝負

紫雷イオ

4分41秒
両者オーバー・ザ・トップロープ

 ジェシカ・ハヴォック
※両者失格

ハボックが組み合ったイオを投げ飛ばすスタート。イオがロックアップに挑むともう一度突き放す。イオが飛びつくもハボックは動じず。イオがエルボー連打から突進するがハボックが撥ねのける。ハボックは仁王立ち。パイルドライバーの体勢に入るがイオがカットし頭部へドロップキック。イオが619からスワンダイブ式回転エビ固め。ハボックが返すと、イオはバックを取り持ち上げる。ハボックがしのいでバックブリーカー。ハボックの突進をかわしてイオが誘う。ロープ際で何度もかわしていくとトップロープを引いてエプロンに出す。がハボックがロープ越しでラリアット。ブレーンバスターを宣言するとイオとの心中狙い。イオが空中で切り返しスリーパー。ハボックがロープを掴んでこらえる。ハボックがヒザを落とすも我慢。イオはスリーパーを解いて戻ろうとするがハボックが足を引く。すると2人とも転落し、両者OTRに。ともに失格となり、自動的に岩谷が決勝進出となった。

イオのコメント

――失格になってしまったが。

「いやー、いやいやいや、いやあ、え!? え!?

うわー。こんなはずじゃなかった。こんなはずじゃ…。いや、こんなはずじゃなかったです。こんなはずじゃない。は? なに? 嘘でしょ。自分でも信じられないです」

――今年もシンデレラ・トーナメントを逃してしまったが。

「いやあ、誰も予想してなかったんじゃないの、私が決勝にいかないなんて。優勝を逃しただけじゃなくて決勝にも上がれてないっていう。これはちょっと。ハボック? アイツ? 仕返ししなきゃダメですね。いやあ…」

――1回戦の木村花はどうだった?

「いやあ、まあ、あのう、とんでもない選手ですよね。やってる期間と求められてるものだったり、実際に彼女が表現しているものっていうのは末恐ろしいなと思いますし、ベルトをしっかり取ったり、七光りだけじゃないものは持ってるんだろうなとは思いますけど、しっかりその長く伸びた高い鼻をへし折ってやりました、今日」

――それにしてもシンデレラ・トーナメントには縁がない。

「いやあ、そう、いやあ言いたくないけどOTRルールって難しいですね。ルールの製にしてはいけない、ハイ、プロなんで。ルールのせいではない」

――宝城もルールにより敗退してしまったが。

「まあ彼女は苦手っぽい雰囲気はありますけど、私に関してはパーフェクトでなきゃいけない人間なので、ちょっと、不甲斐ないっす。ルールじゃなくて、私が悪い」

 

◆シンデレラ・トーナメント決勝 30分1本勝負

トニー・ストーム

13分1秒
ダイビング・ギロチン・ドロップ→片エビ固め

 岩谷麻優
※シンデレラ・トーナメント2017、優勝はトニー・ストーム

2回戦で2試合が両者失格となり、ともに1日3試合目となる決勝戦。首の取り合いで岩谷がエスケープ。トニーが腕を取ると岩谷が首をトッとグラウンドにもっていく。岩谷が腕十字狙いもトニーが回避しネックロック。トニーがヘッドロックも岩谷が組み付いてネックロック。ロープブレイクとなり、岩谷が突進。トニーが受け止めて首を取る。トニーが腕を取りにいくと岩谷がロープへ。トニーがヘッドロック、岩谷がロープに振ってロープワーク。岩谷がエルボーアタックを放つがトニーが打撃の連続からブレーンバスター。トニーが岩谷をコーナーに追い込み逆水平の連打からエルボースマッシュ。岩谷が返すと、5分経過。トニーがロープに振ると岩谷がこらえる。岩谷がドロップキックにいくとかわされてサードから場外へ。トニーがトップとセカンドの間からトペスイシーダ。トニーが岩谷をリングに戻し、押え込む。岩谷が返すと、トニーがアタマを踏みつけていく。岩谷がエルボー連打もコーナーに追い込まれる。トニーが岩谷を中央に持っていきカバー。岩谷は返すもののダウン状態に。しかし息を吹き返した岩谷がドロップキックを連打。岩谷はコーナーに上がりプランチャ。リングに戻すとミサイルキックでトニーを吹っ飛ばす。ダイビングフットスタンプも放つがトニーがクリアー。もう一度コーナーに上るとこんどはダイビングボディープレス。これもトニーが返して10分経過。岩谷は顔面へのキックを連打。トニーを引き起こすとバックにまわりドラゴン狙い。トニーが切り返してスタナー。岩谷がエルボーを放つとトニーも応酬に応じる。岩谷はトラースキックもトニーが蹴り足を掴んで後方に投げつける。トニーがコーナーに追い込みヒップアタック、リバースネックブリーカー。こらえた岩谷がドラゴンを投げっぱなしで放つ。岩谷はコーナーに上がり、フットスタンプ。トニーがかわすと高速のパイルドライバー。岩谷が返すとトニーがダイビングギロチンを敢行。岩谷が返せず、トニーが3カウントをゲット。トニーの初優勝が決定した。試合後のリング上ではプレゼンターの愛川ゆず季が赤いシンデレラドレスをトニーに贈呈。着替えのため、トニーはいったん退場。試合結果が読み上げられたのち、シンデレラドレス姿のトニーがリングへ。愛川ゆず季よりあらためてティアラ、勝利者トロフィーの贈呈。

トニー「ああ、どうしましょう。ワタシハシンデレラ。ワタシハSWAチャンピオン、ワタシハシンデレラ・トーナメント、トーナメントウィナー。だったら次はなに? 紫雷イオじゃないかな。このドレスに赤いベルトが似合うでしょう。イオ、私に挑戦させてよ」

イオがリングへ。

イオ「赤いベルトに挑戦したい? 挑戦、受けて差し上げましょう。シンデレラ、お姫様のことを女王様がぶっ潰してやりますよ。楽しみにしてください」

岩谷がリングに駆け込む。

岩谷「トニー・ストーム、優勝おめでとうございます。似合ってるね。まあ、優勝できなかったけど準優勝したんで一言、言わせてください。宝城カイリ、宝ちゃん、リングに上がってください」

呼び込まれた宝城が白いベルトとともにリングへ。

岩谷「言いたいことわかるよね。そのベルト持ってきてるってことは。白いベルト、自分とそのベルトをかけて試合をしてください」

宝城「まずは麻優さん、3連覇、残念でしたね。でも待ってください、私なんて3年連続3回とも失格です。でも麻優さん、待ってましたよ。ずっとずっと、麻優さんと試合したいなと、しかもこの白いベルトをかけて、なんと麻優さん、自分ら約2年ぶりですよ。どうですか、やっていいですか。8度目なんですよ、ゆず季さんの記録も8でしたね。ここで防衛すれば師匠を超えていけるかもしれない大事な一戦、アタックチャンス!」

岩谷「何度目なんかどうでもいい。次の後楽園、5月14日、後楽園ホール、白いベルトいいですよね」

両者、握手を交わす。

トニー「スイマセン、終わった? 今日は私が大会を終わらせましょう。スタンダップください。準備はいい、ワンツースリー、We are STARDOM!」

トニーのコメント

「ワタシハサイキョー」

――ドレスを着てどう?

「きついけど、カッコイイ(笑)」

――ワンデートーナメントはとてもハードだったと思うが?

「3試合をやるのはとても難しい。とくに決勝のマユ戦はとてもきつかったです。とてもカラダが痛いです。一番痛みのあった試合でした。というのも彼女とはやってやり返すという試合をあまりしたことがなかったので。その結果、勝ったことは私の誇り。厳しい練習の成果が出ました」

――次は赤いベルトをかけてのイオ戦をアピールしたが。

「イエス。SWA王者として勝ったら赤いベルトに挑戦しようというのは最初から考えていたことです。私は王者としてトーナメントとして勝ったのだから、赤いベルトに挑戦するのは当然なんじゃないかと思いますね」

 

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