■要目
全長 219m
水線幅 29m
基準排水量 27,900トン
機関出力 13万馬力
最大速力 32ノット
兵装 36cm45口径3連装主砲×2基
10cm65口径連装高角砲×8基
前甲板噴進弾垂直発射機×10基
他機銃・防空兵装多数
■解説
虎狼型航空巡洋艦は、荒巻義雄先生の架空戦記小説「旭日の艦隊」に登場する架空の軍艦です。
1945年、再び日英同盟を締結した日本は、ドイツ第三帝国の脅威にさらされる英国の救援として「旭日艦隊」と称される大艦隊を派遣します。
虎狼型航空巡洋艦「虎狼」「海狼」「海狼」の3隻はその主力として大いに活躍しました。
その特徴的なV字飛行甲板はインパクトたっぷりで、当時中学生だった私はその姿に惚れ惚れとしたものでした。仮想戦記が全盛の90年代
頭の当時、奇抜かつ荒唐無稽な架空の軍艦が無数にありましたが、意外とV字甲板というのは見なかったように記憶しています。
しかしながら、艦の中心線上に存在する艦上構造物は素人目にも飛行甲板上の気流を乱し発着艦を阻害するのは間違いなく、前部の36サ
ンチ主砲にしても側面への射撃は射界も制限され、格納庫面積も制限され(最大20機以下)と、3万トンに近い大型戦闘艦としては運用も限 定されるなど「なんでこんなの3隻も建造したのさ!?」という感じはします。
■模型
2年ほど前にオークションで旧いWLのキットを大量に入手できたことがきっかけで製作を開始しました。
艦体の規模はほぼ隼鷹と同じサイズなので、旧WLの翔鶴のキットの全長を詰めて仕様しています。
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