ソウル平和賞にモディ印首相…「人類福祉の増進に貢献」

ソウル平和賞にモディ印首相…「人類福祉の増進に貢献」

2018年10月24日16時07分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  インドのナレンドラ・モディ首相が第14回ソウル平和賞受賞者に選ばれた。

  ソウル平和賞文化財団(理事長クォン・イヒョク)は24日、国際協力増進を通じて世界平和に寄与した功労などを認め、モディ首相に2018ソウル平和賞を授与することにした。

  ソウル平和賞審査委員会(委員長チェ・ジョンホ)は「モディ首相は、いわゆる『モディノミクス』を通じてインドと世界経済の成長に貢献し、貧民と富裕層の間の社会的・経済的格差を減らした。よりきれいで透明な政府樹立に向けてモディ首相が施行した反不正措置と貨幣改革も高く評価する」と選定理由を明らかにした。

  審査委員会によると、モディ首相は国民貨幣計画と直接恩恵伝達制度などを通してインドの最貧困層が国家金融部門を直接利用することができるようにアクセシビリティを高めた。また、これを通じて必要な福祉上の恩恵を受けられるように力を注いだ。

  モディ首相は「共同の努力と包容的成長」の哲学でインド社会の統合と経済成長を主導し、この過程で周辺国との協力を引き出した功労も認められた。特に、外交的には「隣国優先政策」と「東方政策」を導入してさまざまな国との関係発展を試み、地域の安定に貢献したと審査委員会は評価した。モディ首相はインド西部のグジャラート州で茶を売って生計を立てる低所得層の家庭で生まれた。彼はグジャラート州の首相を経てインド国民党(BJP)所属の候補として出馬し、2014年総選挙で勝利をおさめて執権した。

  ソウル平和賞は88ソウルオリンピック(五輪)の平和愛好精神を賛えるために1990年、韓国政府が作った国際平和賞だ。国家、人種、宗教、理念を超越して全世界的に人類の和合と世界平和に貢献した個人や団体の中で受賞者を2年に1度選定する。現職首脳のソウル平和賞受賞は2014年、アンゲラ・メルケル独首相に続き、モディ首相が2番目だ。

  モディ首相には賞状と賞牌、20万ドル(約2250万円)の賞金が与えられる。授賞式の日程は未定であり、できるだけ早いうちに開催する予定だとソウル平和賞文化財団は明らかにした。
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