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JR東海が大林組、清水建設を指名停止5カ月 リニア談合

 リニア中央新幹線の建設工事を巡る談合事件で大手ゼネコン大林組、清水建設の有罪判決が確定したことを受け、JR東海は9日、両社がリニア関連工事の入札に参加する資格を同日から5カ月間停止した。

 指名停止の対象には、在来線などリニア以外の工事は含まれない。JRは「社内の規定に基づき、国による指名停止措置の期間等も勘案しながら総合的に判断した」と説明した。

 両社はJRが発注した名古屋駅、品川駅の工事で受注調整したなどとして独禁法違反(不当な取引制限)の罪に問われ、東京地裁が大林組に罰金2億円、清水建設に同1億8千万円の判決を言い渡した。検察、弁護側とも期限の5日までに控訴せず、確定した。

 リニアは、2027年に東京・品川−名古屋間で開業する計画。両社の指名停止が工期に与える影響について、JRの広報担当者は「発注は予定通り進めていけると考えている」とし、「その他の社は、これまで以上に積極的に参加いただくことを期待したい」と述べた。

(中日新聞)

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