欅坂46平手友梨奈、女優魂のぞくスピーチに司会陣が感心 新人俳優賞受賞で笑顔<第42回日本アカデミー賞>

【日本アカデミー賞・平手友梨奈/モデルプレス=3月1日】「第42回日本アカデミー賞」授賞式が1日、東京・グランドプリンスホテル新高輪にて行われ、新人俳優賞を受賞した欅坂46平手友梨奈が登壇した。
平手友梨奈 (C)モデルプレス
平手友梨奈 (C)モデルプレス
主演映画『響-HIBIKI-』で同賞を受賞した平手。ステージに登壇すると、「はじめまして、平手友梨奈です」と挨拶し、「自分はお芝居に対して自分に嘘をついてるんじゃないかと疑問を持っていたんですけど、全然そんなことなく、自然体で挑めてうれしかったです。チームのみなさん、私に関わってくれた皆さんに感謝したい」と演技に対する思いを語り、感謝を伝えた。

平手友梨奈 (C)モデルプレス
平手友梨奈 (C)モデルプレス
司会の西田敏行は、「あなたのお芝居が好き」と絶賛。さらに劇中で平手が見せた、屋上から落ちていくシーンについて「表情は変えませんけど青白い光が燃えていて素晴らしい。屋上から表情を変えずに落ちちゃいましたね」と褒めちぎると、平手は笑みをこぼしながら「はい。むしろ楽しくて、全然もっと高いところからでも大丈夫でした」と女優魂をのぞかせ、西田や蒼井優を驚かせていた。

平手友梨奈 (C)モデルプレス
平手友梨奈 (C)モデルプレス
平手にとって映画初出演にして初主演となった作品。「初めての映画の現場でしたけど、みなさんと出会えてよかった。すごくいい体験をさせてもらったなと思います」と感謝の言葉を重ねた。

平手友梨奈 (C)モデルプレス
平手友梨奈 (C)モデルプレス

伊藤健太郎・中川大志・成田凌・吉沢亮・芳根京子…豪華新人俳優賞

伊藤健太郎、中川大志、成田凌、吉沢亮 (C)モデルプレス
伊藤健太郎、中川大志、成田凌、吉沢亮 (C)モデルプレス
伊藤健太郎(C)モデルプレス
伊藤健太郎(C)モデルプレス
『コーヒーが冷めないうちに』で同賞を受賞した伊藤健太郎は「試写を見たときにお手紙をいただいて、『あなたは人を幸せにできる役者になれます』と。その言葉がすごくうれしくて一番大事に心に留めています。これからも人を幸せにできる映画を作っていきたい。すべてのスタッフ、監督、マネージャーに感謝します」と感謝。受賞の知らせを聞いた瞬間について聞かれると「マネージャーさんから重大発表がありますと言われて、パニックでよくわからなかったんですけど『受賞、やべえ』と思いました」と素直な言葉で表現し、場を和やかな空気に包んだ。

中川大志(C)モデルプレス
中川大志(C)モデルプレス
『坂道のアポロン』『覚悟はいいかそこの女子。』で受賞した中川大志は、「憧れの場所だったので、この景色を見てこの先も映画づくりの世界に携わっていきたいと思いました。この場にご一緒したい先輩がたくさんいますので、監督、スタッフさん、もし僕のことを思い出していただければオーディション呼んでください」とアピール。また、受賞の瞬間を「久々に母とハグをしました」と振り返り、会場には両親も駆けつけていることを明かして「両親の支えがなければやってこれなかったので本当に感謝してます。ありがとうございます」と瞳をうるませた。

成田凌(C)モデルプレス
成田凌(C)モデルプレス
『スマホを落としただけなのに』『ビブリア古書堂の事件手帖』で受賞した成田凌は「作品のたびに自分の未熟さを感じるんですけど、本当にありがたく、ほっとしたのが正直な気持ち。またここに帰ってきたら自信を持って立ちたい」とスピーチし、「次はこの司会をやりたい」と堂々と宣言。

吉沢亮(C)モデルプレス
吉沢亮(C)モデルプレス
『リバーズ・エッジ』で受賞した吉沢亮は「素敵な賞をありがとうございます。この作品で去年ベルリン国際映画祭に出させていただいたり、日本の映画祭に呼んでいただいて、映画人の前でお話することができて、皆さんの熱を感じる瞬間も多かった」と感謝を込め、「映画はエネルギーをもっている素敵なものだなと感じる年でした。今年もたくさん映画に携わってたくさん映画に出会えたら」とさらなる飛躍を誓った。

上白石萌歌、趣里、平手友梨奈、芳根京子 (C)モデルプレス
上白石萌歌、趣里、平手友梨奈、芳根京子 (C)モデルプレス
上白石萌歌(C)モデルプレス
上白石萌歌(C)モデルプレス
『羊と鋼の森』で受賞した上白石萌歌は、「お芝居をはじめて8年、まだまだ思い悩んだり苦しんだりを繰り返してばかり。だけど映画に間違いなく助けられてる自分がいる」と映画人としての思いをつづり、「責任と覚悟をもって誰かの明日の活力になれるようなエネルギーを届けられたら」と力を込めてスピーチ。

趣里(C)モデルプレス
趣里(C)モデルプレス
『生きてるだけで、愛。』での受賞となった趣里は、新人俳優賞受賞者のなかでは最年長。「生きてきて映画に何度も救われてきました。これからも感謝とともに、誰かの心に寄り添えられるような人間でいたい。2019年度、新人俳優賞最年少として励んでいきたいと思います」と堂々とスピーチし、プレゼンターを務め、本作で共演した菅田将暉へ向け「菅田さんから盾をもらえて嬉しかったです。たくさん支えてもらいました」と感謝。スピーチを見守っていた菅田は、会場からピースサインを送り、趣里の受賞を祝福した。

芳根京子(C)モデルプレス
芳根京子(C)モデルプレス
芳根京子は『累 -かさね-』『散り椿』で同賞を受賞。「お芝居をはじめて6年。今回の作品はどちらも自分では逃げたくなるよな高い壁でした。でもあのとき真正面からぶつけられたからここに今立てている」と感極まった表情を見せ、「これからも、いろんな人生に挑戦させもらいたい。またここに立てるようにがんばります」と力強く挨拶。

目標とする女優に、優秀主演女優賞、優秀助演女優賞をW受賞した篠原涼子を挙げ、「同じ会場にいられるだけで本当に嬉しい。涼子さんのように様々な役をできる女優さんになりたい」と瞳を輝かせるた芳根。篠原は「打ち合わせはしてないですよね?」と笑顔で返し、「芳根ちゃんは謙虚で、現場を明るくしてくれる。キラキラしていてエネルギーもらえました」と賛辞を送った。

「第42回日本アカデミー賞」

「第42回日本アカデミー賞」授賞式 (C)モデルプレス
「第42回日本アカデミー賞」授賞式 (C)モデルプレス
同賞は、2017年12月16日から2018年12月15日までに東京地区において有料で初公開された優秀な劇場用映画及びアニメーション作品(1日3回以上、2週間以上継続して上映された40分以上の作品)が対象。司会は、日本アカデミー賞協会 組織委員会 副会長で俳優の西田敏行と『彼女がその名を知らない鳥たち』で「第41回日本アカデミー賞」最優秀主演女優賞を受賞した蒼井優がつとめた。(modelpress編集部)

「第42回日本アカデミー賞」主な受賞者・作品一覧(五十音順)

優秀作品賞:『カメラを止めるな!』、『北の桜守』、『孤狼の血』、『空飛ぶタイヤ』、『万引き家族』

優秀脚本賞:池上純哉『孤狼の血』、上田慎一郎『カメラを止めるな!』、是枝裕和『万引き家族』、那須真知子『北の桜守』、林民夫『空飛ぶタイヤ』

優秀主演男優賞:岡田准一『散り椿』、舘ひろし『終わった人』、濱津隆之『カメラを止めるな!』、役所広司『孤狼の血』、リリー・フランキー『万引き家族』

優秀主演女優賞:安藤サクラ『万引き家族』、黒木華『日日是好日』、篠原涼子『人魚の眠る家』、松岡茉優『勝手にふるえてろ』、吉永小百合『北の桜守』

優秀助演男優賞:岸部一徳『北の桜守』、ディーン・フジオカ『空飛ぶタイヤ』、西島秀俊『散り椿』、二宮和也『検察側の罪人』、松坂桃李『孤狼の血』

優秀助演女優賞:樹木希林さん『日日是好日』、樹木希林さん『万引き家族』、篠原涼子『北の桜守』、深田恭子『空飛ぶタイヤ』、真木よう子『孤狼の血』、松岡茉優『万引き家族』

新人俳優賞:上白石萌歌『羊と鋼の森』、趣里『生きてるだけで、愛。』、平手友梨奈『響-HIBIKI-』、芳根京子『累 -かさね-』『散り椿』、伊藤健太郎『コーヒーが冷めないうちに』、中川大志『坂道のアポロン』『覚悟はいいかそこの女子。』、成田凌『スマホを落としただけなのに』『ビブリア古書堂の事件手帖』、吉沢亮『リバーズ・エッジ』

優秀監督賞:上田慎一郎『カメラを止めるな!』、是枝裕和『万引き家族』、白石和彌『孤狼の血』、滝田洋二郎『北の桜守』、本木克英『空飛ぶタイヤ』

優秀アニメーション作品賞:『ドラゴンボール超 ブロリー』『ペンギン・ハイウェイ』『未来のミライ』『名探偵コナン ゼロの執行人』『若おかみは小学生!』

優秀外国作品賞:『グレイテスト・ショーマン』、『シェイプ・オブ・ウォーター』、『スリー・ビルボード』、『ボヘミアン・ラプソディ』、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』

話題賞:作品部門/『カメラを止めるな!』、俳優部門/伊藤健太郎『コーヒーが冷めないうちに』

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