+++ 全日本選手権 All-Japan Nationals 今井遥選手 Haruka IMAI インタビュー mixed zone interviews +++

SP 18th FS 13th overall 137.92 14th

::: 木曜日 Tur. :::
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::: SP後 :::
47.30 TES21.58 PCS26.72 18th

- 今日の演技について
6分練習や普通の練習の時はすごいいい状態できていて、調子もすごいよかったので、自分でも今回は大丈夫って思ってたんですけど、やはりどこかで三回転三回転を決めたいという思いが強すぎて、そこで少し力んでしまって転倒してしまったと思います。ミスがすごい悔しいです。
（3T-3Tが3T<転倒となったのは）コースとかはよくって、自分では大丈夫だと思ったんですけど、多分、跳びたいという思いが強すぎちゃって、それが空回りしてしまって、軸がぶれてしまったのだと思います。（3Loでのリカバリーは）あそこでコンビネーションにしなきゃってわかってたので、すぐに対応はしたんですけれど、ファーストジャンプが回転が足らなくて無理やりつけたって感じだったので…(3Lo<<-2T) 最初のダブルアクセルはすごいよかったんですけども、あとのジャンプがグダグダになってしまったなと思います。
（緊張はしていましたか？:）
あんまりしていないつもりだったんですけれど、でも直前になってすごい緊張しました。
（今大会に向けて一番集中してやってきたことは？:）
ジャンプもそうなんですけど、ほかのつなぎやスケーティングもしっかり練習してきたので、スケーティングなどは今までよりよかったかなあと。
（時差について:）
時差（の問題）はあったんですけど、でもNHK杯からはしっかりいい練習が積めていたので、今回は「やれる！」って思っていたんですけども、その思いが強すぎちゃって空回りしてしまったなあ…と思います。
（佐藤有香コーチの言葉:）
とりあえず、「お疲れ」って言われたのと、二つのジャンプの失敗…ループジャンプの方も軸がずれて「あ、まずい」って思ったんですけど、そっちも結果的に回転不足でしたし、そういう「ショートで二つミスをすると、ちょっとまずかったかな」と言われました。

- フリーに向けて
自分自身が調子が悪いわけではないので、気持ちの問題なのでそこはすぐ修正できると思います。
ショートがよくなくても、フリーではいつもいい演技ができているので、今までの経験を活かして、明日は落ち着いて、いつもどおり、自分が出せることをしっかりと出したいです。

（現在スポンサーシップを受けている今井選手。デトロイト-日本間のシカゴまでの航路をJALさんがサポートして下さっているそうです。）


::: FS後 :::
90.62 TES42.46 PCS50.16 13th

- 今日の演技について
自分自身6分練習が調子がよかったですし、大丈夫って思いがあったんですけど、最初の3つのジャンプで失敗して、そこで一気に自分のペースを崩してしまって、緊張感が出て来てしまって、最後まで自分の滑りが出来なかったなと思いました。
昨日のショートプログラムが終わってから、精神的にも、「もうどうしたらいいんだろう」っていうのがあって、「挽回しなくちゃいけない」ってすごい思っちゃって、でも、「そういうのは考えちゃいけない」って思って気持ちは切り替えていたんですけれど、いざ本番が始まって一つのジャンプを失敗してしまったら、そっからドンドンドンドン「挽回しなくちゃいけない」っていう思いと、「コレ以上失敗できない」っていう思いと、ドンドン悪いイメージが重なってきちゃって、それでもう落ち着いて演技出来てなかったですね。
途中で集中力も切れてしまって、ドンドンドンドン… 次の事、次のジャンプの事だけを考えなきゃいけなかったんですけれど、他のこととかも考えてしまって、それが全てにつながってしまったなと思います。全部のジャンプが良くなかったなと思います。
いつも失敗してる所がミスるならまだわかるんですけど、いつもは問題なく飛べているジャンプが 全く今回は入らなかったので、練習していた事が出せなかったのが凄い悔しかったです。もっともっと自分の中では出来ていたのに(力を)出せなかったのは、今回はやはり精神的な問題だと思います。
(今日よかったのは)そうですね…んー… こんなグダグダの中でも一応ループジャンプだけは、2つ共なんとか降りられたので。フリップジャンプは良くなかったんですけど、でも一番まともだったかなと思います。
(表現面では)スケーティングも今日はもう本当に落ち着きが無くって、もう…「ちゃんと滑ってるのかな？」という位ガタガタしてしまった、足も。なので、全然練習していた事が出せなくて、良くなかったなと思います。
(佐藤有香コーチは)逆になぐさめて下さいました。ショートプログラムもそうだったんですけれど、やはり自分自身ひとつの失敗を引きずってしまって次のジャンプまで崩れてしまって、悪い連鎖があったので、そういう所がまだまだ自分は経験不足ですし、しっかり出来てないなと思いました。
もっとミスを引きずらないようにして、ちゃんと最後まで集中力を持って演技を終わらす、演技全体を集中して、最後までしっかり滑れるようにしなくちゃいけないなと思いました。
(今大会は)ショートもフリーも凄い悔しい結果になってしまいました。


- 怪我の状態について
捻挫していたのが、治りかけるとまた捻ってしまって、それがズルズルズルズル来ていて、靱帯が殆ど無い状態で、だから まずしっかり筋肉をつけて保護していかなきゃいけないなっていうのがありますね。

- 今後の目標
全日本がやはりひとつの区切りだったので、少し次の試合まで期間があくと思いますが、その中でも、きちんとまずは体作りをして、怪我を完治させること。そこから、一つ一つ ジャンプの基礎もスケーティングも、全ての要素をレベルアップさせていかなきゃいけないなと思います。
ジャンプを安定させるのもそうですけれど、精神面もやはり…
・まずは「緊張していてもジャンプを飛べるようにしなくちゃいけない」のと、
・もしひとつ失敗しても次に引きずらないで「飛べるジャンプはきちっと飛ぶ」事、
・それから、私の場合回転不足…だいぶ改善してきたんですけれど、でも緊張した所に行くとやはりそういう悪い部分、回転不足が出て来てしまうので、もっと「確実に回転を正さなきゃいけない」のと、
・あとは「三回転三回転を安定させる」事だと思います。
(精神面の強化について:)
私の場合、先生にも言われたんですけれど、「経験不足」ということで、小さい試合にも出て「場慣れ」をしていかなきゃいけないと言われました。
(今季は)「試合に出て」っていうのはやってたんですけれど、前回の試合でやった事を修正出来ないまま、すぐ次の試合に行ってしまっていたので、そういう所が、ズルズルズルズル来てしまったと思います。

- 来シーズンに向けて
次どう… 何の試合に出られるかわからないんですけれど、多分一つくらいは出ると思うので、まずは一回気持ちを切り替えて落ち着かせてから、次に。次の課題もしっかり見えているので、それに取り組んで… 来シーズンはもう… このような事にならないように、本当に頑張って、(感情をこらえながら力強く)「来年、来シーズンこそは自分の力を出せるようにしたいです。」