柳瀬川 やなせがわ
Yanase-gawa River
最終更新 05.4.24

狭山丘陵の狭山湖 (山口貯水池) から始まる荒川水系の一級河川である。支流も多く、下流では大河の雰囲気がある。
取り扱い区間:全区間 掲載方向:上流→下流
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現在の柳瀬川の水源、狭山湖。日本最大級のアースダムだが、阪神大震災クラスの地震が襲ったら耐えられないことが判明し、99年2月〜02年11月に掛けて堰堤の強化工事が行われた。狭山湖は全域が埼玉県だが、貯水池自体は東京都水道局の所有となっていて管理は東京都が行っている。その周囲は埼玉県立狭山自然公園となっている。(03.5.3)


工事中の様子。堰堤の南側から撮影。期間中は左図のように仮堰堤が3か所に設けられ、ある程度水を残して環境に影響が出ないように進められた。(02.5.3)
地点、狭山湖の給水路の一つ、小作・山口線。この辺りは釣りをする人が多いようで、この日も釣竿を持ってうろつく怪しい人物を見かけた。細い水路だが水量は非常に多くて流れも速いので落ちたら大変だ。給水路は他にも多摩湖側から来る羽村線がある。(03.11.15)
地点、柳瀬川の本当の源流、金堀沢*1。さいたま緑の森博物館〜都立野山北公園を結ぶ林道の橋から下流側を撮影。人造湖である狭山湖にこんな自然があるとは知らなかった。付近は特別に保護された森であり、車やバイクは通行禁止となっている。上記給水路はこの林道の途中にある。この橋から東京側は険しい山道で、奥武蔵や秩父へ来たような錯覚がある。オオタカの棲むと言う森があるのもこの辺りだろう。(03.11.15)

*1 金堀沢ほか狭山丘陵の自然については下記のサイトが詳しい。
「ふしぎの森の会」(http://www5e.biglobe.ne.jp/~ootaka/)



東京都水道局の水道週間イベントによる湖底見学会の際に撮影した湖底の様子。地点付近にて撮影。(左) 仮堰堤。この奥は水が確保されている。(右) 仮堰堤から流れ出た水は蛇行しながら流れてゆく。この流路は、かつて狭山湖が作られる前の柳瀬川の流路とほぼ一致する*2。貯水池が作られる前はこの付近に約600人が暮らしていた*3。なお、湖底は定期的に調査を行うそうだが、毎年のように人間の死体が発見されると言う*4。原因は自殺の他、釣りに来て溺れることもあるようだ (狭山湖、多摩湖ともに全面釣り禁止である)。我々東京都民は死体が浮いていたかも知れない湖の水を飲んでいるのだ。(98.5.23)

*2 *3 *4 東京都水道局の説明による


99.1.30

00.6.3

03.5.3
工事前、工事中、現在の堰堤の様子。

99.1.30

03.5.3
地点、堰堤の反対側からは柳瀬川が始まる。

同じく地点、反対側の湖底に不自然な溝が見られた。これは柳瀬川の旧流路と見て間違いないだろう。(99.1.30)
74年撮影の狭山湖。小作・山口線合流点付近で工事が行われているため水がかなり減っている。柳瀬川旧流路と多摩湖側からの給水路 (多摩川・羽村から来る) が確認できる。

air photo:「国土情報ウェブマッピングシステム」より引用
(c) 国土交通省 http://w3land.mlit.go.jp/WebGIS/




地点、堰堤から降りたところから上流側 (左) と下流側。上流側は見えにくいが二股になっている。右側が支流みたいな流路が堰堤から繋がっている柳瀬川、左の本流状の部分は取水塔から繋がっていて大雨時の放水路である*5。下流側は深い森へと入ってゆく。(03.10.11)

*5 東京都水道局の説明による

地点、高橋から上流側。早くもコンクリート護岸となり都市河川の雰囲気だ。(03.10.11)

00.3.4

03.10.11

00.3.4

03.10.11
この付近は丘陵地なだけあって支流が実に豊富だ。すべてを網羅するのは大変なので当サイトでは主なものだけ掲載する。地点、上流側と下流側。この手の小河川は名前が不明のものが多いが、この川は中峰川という*6。西武球場前にある雨水調整池から流れてくるようだ。下流側は近年改修が行われたが上流側は未改修。古びた石橋は架け替えられている。

*6 改修工事時の現地表示による


地点、水源の一つ、菩提樹池。西武球場前から所沢方へ向かい、最初の路地を右折、西武線の高架をくぐって急坂を上り、霊園の脇から山道に入り急な坂を降りた、かなり奥深いところにある。冬場は枯れ気味のことが多い。(00.1.15)


地点、菩提樹池からの流れ。柳瀬川と合流するのはかなり先である。(00.1.15)


74年撮影の旧狭山湖駅付近の様子。狭山湖駅は現在の西武球場前駅よりもう少し先の狭山スキー場前にあった。驚いたことに西武球場が既に作られ始めている (西武ライオンズの創立は79年)。狭山湖寄りの赤い屋根は今は亡きおとぎ列車のユネスコ村駅。分かりにくいが矢印のところが菩提樹池。

air photo:「国土情報ウェブマッピングシステム」より引用
(c) 国土交通省 http://w3land.mlit.go.jp/WebGIS/



地点、児泉橋から上流側。最近改修が行われ河川敷は広いが流量はわずか。(03.10.11)


地点、山口城址の裏。かつての堀の一部と思われる窪地があり橋梁が掛かっている。傍らには児泉川架橋と記されている。しかし柳瀬川とは繋がっておらず、雨が降ったときに水が溜まる程度であり川と呼ぶべきかどうか。山口城址は近年掘り起こされスーパーマーケットになってしまった。(03.10.11)


地点、ここにも支流があるが、これは余り奥深くない。(03.10.11)


地点、下山口駅近くの桜淵橋から下流側。雑木林へと流れてゆく。(03.10.11)


地点、菩提樹池からの流れが合流する。合流端近くは改修され幅が広がっているが、多くの部分は左右に梁のあるコンクリート水路となっている。(03.10.11)


地点、ここにも支流がある。奥の深い水路で、椿峰ニュータウンの北側を回り狭山湖北東まで辿れる。西武線橋梁には岩崎架橋と表示があるので岩崎川という名だと思っていたのだが、六ッ家川と言うそうである*7。(00.1.15)

*7 飯泉 純氏からの情報による。


地点から下流側。この少し下流で上記支流が合流。(00.1.15)



地点から上流側。良く見たらあひるやアイガモの群れが。(03.10.11)




地点から上流側と下流側。ここでも支流が合流。この支流は荒幡富士の方角から流れてくる。下流側は幅が狭い代わりに深い。(03.10.11)



地点、樋の坪橋から下流側。例によって支流が合流するが奥はそんなに深くない。(03.10.11)



地点から上流側と下流側。見えにくいが上流側で正面から支流が合流している。下流側は川の上に人工地盤を設けて道幅を広げている。(03.10.11)



地点、上記の支流。これは松が丘団地の辺りから流れてくる。(03.10.11)


地点、鎌倉街道の勢揃橋から下流側。「いざ鎌倉」という時に武士が勢揃いした場所なのでこの橋名があるのだろう。(03.10.11)


地点、松が丘調整池。松が丘団地の水害を防止するために作られた雨水調整池で、コンクリート護岸の非常に人工的な池だが、あひるや鯉、さらにカメや鵜もいる。昔は狸も住んでいた。冬になるとオナガカモがたくさんやって来る。南西に「となりのトトロ」で有名な八国山 (劇中では七国山) を望む。(98.1.24)



地点、二瀬橋から上流側と下流側。ここで多摩湖方面から流れてきた前川・北川と合流する。柳瀬川は合流点で直角に曲がっており、柳瀬川の方が支流のような感じに見える。川幅が非常に狭く増水時は恐そう。(03.10.11)



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