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【ニュースな街】閑静な住宅街を抜けると突然…「グワシッ!」 目白・切手の博物館

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【ニュースな街】
閑静な住宅街を抜けると突然…「グワシッ!」 目白・切手の博物館

この手は「グワシッ」だ=東京都豊島区目白 この手は「グワシッ」だ=東京都豊島区目白

 JR目白駅は不思議な駅だ。山手線の駅といえば東京などオフィス街や新宿、渋谷といった巨大ターミナルがある一方、鶯谷や新大久保のように、駅前にラブホテルや飲み屋が並ぶ場末感のある駅と極端なのだが、目白駅前は緑に囲まれた学習院大学のキャンパスやおしゃれなカフェがあったり、すぐ裏には閑静な住宅街があったりと、ここだけ雰囲気が違う。あえて似た駅を探せば、小田急線の成城学園だろうか。

■実はお茶目な博物館 

山手線の内回りに乗ってその目白駅を出発するとすぐ左手に、「切手の博物館」という建物が見える。ずっと気になっていたのだが、やっと行けることになった。

 駅を出て学習院大と山手線の線路の間を高田馬場方面に進む。緑のキャンパスと瀟洒なマンションの先に、今回の目的地がある。

 さて着いた、と思ったら、博物館前に、赤白の横じまの郵便ポストが。正面には親指、人さし指、薬指を立てた掌が描かれている。これはもしかして、懐かしの漫画「まことちゃん」の「グワシッ!」では。なぜここに? れんが風タイルのビルの前で異様に目立つ。

 あとで聞くと、博物館開設20周年(そんなに経っていたのか!)の記念に、同館が楳図かずおさんに依頼してまことちゃんをイメージしたポストを作り、日本郵便に寄贈しそうだ。

■私財を投じて… 

そんなお茶目な面もある切手の博物館は、著名な切手コレクターで日本郵趣協会を設立した水原明窗(みずはら・めいそう、1924~93年)が、切手など郵便資料の収集と郵便文化の振興・発展を目的に、1996年開設した。水原が私財を投じた博物館だったが、その完成を見ることはできなかった。

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