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2014.12.8 【トップチーム】

監督就任のお知らせ

このたび東京23FCでは、羽中田 昌 氏の来季監督就任が決定しましたのでお知らせいたします。

 

羽中田 昌 (はちゅうだ まさし)
1964年7月19日生まれ。 山梨県甲府市出身。
1983年山梨県立韮崎高校時代は高校選手権では大活躍。高校選抜など選ばれるなど将来を嘱望されていたが、バイク事故で脊髄を損傷する。 車椅子の生活を余儀なくされ、サッカー選手としてのキャリアもここでストップした。 その後、山梨県庁に入庁。 9年間の勤務を経て、車椅子でプロのサッカー監督を目指すべく、 憧れのヨハン・クライフがいるスペイン・バルセロナに指導者留学(5年間)。
帰国後は暁星高校と韮崎高校でコーチ。2008年‐2009年カマタマーレ讃岐、2012年 奈良クラブで監督を歴任。
2013年‐2014年はサッカー解説者(スカパー!) 、講演活動、執筆業など幅広く活動。

2006年JFA公認S級ライセンスを取得。
著書に『夢からはじまる』(集英社) 『バルセロナが最強なのは必然である・グアルディオラが受け継 いだ戦術フィロソフィー』(翻訳、カンゼン)などがある。

 

【監督就任挨拶】

2015年より東京23FCの監督に就任することになりました羽中田 昌です。
この大役を仰せつかったことは大変光栄であるとともに、車椅子の監督にチャンスを与えてくださったことに感謝いたします。
選手たちを愛し、選手たちの力を引き出し、その力をつなぎ、応援してくださる全てのみなさんのために全力で闘っていきます。

私の好きな詩に、カヴァフィスが綴った『イタカ』という詩があります。
この中でイタカは、旅の目的地を指しています。
そして、私たちに語りかけます。
“イタカに旅立つのなら旅が長くありますように”と。
なぜなら、“多くの冒険と経験を積むために”。
また、“旅の途中で沸き起こる恐怖や不安は自分自身が作りだしているモノ”だと説いています。
ゆえに、“高い志と勇気を携えている限り、何も怖いものは無い”と。
さらに、この詩は、新しいものをどんどん受け入れろとも諭してくれるのです。

このクラブで監督をすることを決意したのは、雨の中、練習に励む選手たちを見たときでした。

可能性という言葉が思い浮かびました。
妥協のない日々のトレーニングの先にだけ、可能性の道が開けます。
2015年、私は東京23FCと応援してくださる全てのみなさんと共に、旅に出ます。
目標はJFL昇格、そしてJFLで戦えるチームの基礎を築くこと。
怯まず、勇気を持って挑戦していく覚悟です。

最後になりましたが、東京23FCへのご支援・ご声援の程、どうぞよろしくお願いいたします。みなさまが胸を張って誇れるチームにします。
どうかJ1に向けて、長い旅路になりますように・・・

 

                        東京23フットボールクラブ
監督 羽中田 昌