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保見容疑者の鑑定留置終わる 周南連続殺人・放火事件
2013年12月21日(土)掲載
周南市金峰(みたけ)地区で男女5人が殺害された連続殺人・放火事件で、山口地検は20日、5人に対する殺人容疑などで逮捕、送検された無職保見光成容疑者(64)の鑑定留置を終えたと発表した。刑事責任能力の有無を調べるため、9月17日から約3カ月間実施していた。

地検は鑑定結果を明らかにしていないが、捜査関係者によると、取り調べで受け答えがはっきりしていることや、専門家による精神鑑定などから刑事責任能力があると判断。21日にも本格的な取り調べを再開し、地検は勾留期限の28日までに、5人への殺人と2軒の放火の罪で起訴するとみられる。

保見容疑者は同日、県内の留置施設から周南署へ移送され、勾留が再開した。黒縁眼鏡を掛け、3カ月前に比べて、髪やあごひげが伸び、顔はやせこけていた。

保見容疑者は当初、5人の殺害と放火への関与を認めていたが、その後、記憶の一部欠落やあいまいな供述があったことから、弁護人も精神鑑定を求めていた。
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