盗難ナンバーの車逃走 警官けが

10日夜、和歌山市で、盗難届が出ているナンバープレートを付けた車に乗り込もうとした男に警察官が職務質問をしようとしたところ男が車を急発進させて逃走し警察官3人が軽いけがをしました。ナンバープレートは6月、大阪で盗まれたもので、警察が男の行方を捜査しています。

10日午後7時前、和歌山市次郎丸にある古本などを販売する店舗の駐車場で、警察官が先月、大阪で盗まれ、盗難届が出されていたナンバープレートを付けた車に乗り込もうとした男に職務質問しようとしたところ、男が車を急発進させました。
車は前をふさいでいた捜査車両にぶつかったため、警察官が運転席のガラス窓を道具を使って突き破り、男の腕をつかんで止まるように警告しましたが、そのまま現場から逃げました。
現場には10人ほどの警察官がいましたが、このうち3人が割れたガラスの破片が腕に刺さるなどの軽いけがをしました。
男は、▽年齢が30歳くらいで、▽身長は1メートル70センチから75センチぐらい、▽髪は短く、▽マスクを着けて、▽いずれも白色のズボンに長袖のシャツを着ていたということです。
車は、盗まれた大阪ナンバーのナンバープレートを付けた白のセダンタイプで、警察は、公務執行妨害の疑いで男の行方を捜査しています。