台風9号の影響で、沖縄県内空港を発着する8日の国内線は全便欠航となった石垣や宮古を中心に、128便が欠航し、少なくとも1万4千人以上に影響が出た。

 全日空(ANA)や日本航空(JAL)などは那覇と県外とを結ぶ便にも影響が大きいとみて、午後の便の欠航を決めた。

 9日は、全日空のほか日本トランスオーシャン航空(JTA)や琉球エアーコミューター(RAC)などが8日午後7時までに68便の欠航を決めており、少なくとも6200人以上に影響が出る見込み。格安航空会社(LCC)バニラエアは石垣発着便の欠航はせず、遅延で対応する予定だ。

 沖縄旅客船協会によると、8日は本島と離島を結ぶ船の計245便が欠航。9日も、石垣と各離島を結ぶ便を中心に155便の欠航が決まっており、他の便は早朝に運行を判断するという。