浮気調査を実施する目的
浮気調査を必要としている皆さんへ「事前に必要なお話し」をここでは触れてみたいと思います。
浮気調査を依頼し、探偵からパートナーに浮気の事実が確認できたかどうかの調査報告が行われたとします。
ここで、浮気調査を実施する目的やメリットが明確であった方は、調査結果に何が必要であるか理解して浮気調査を実施しているものですが、浮気調査の目的が明確でない方は結果から自身がどのような行動が必要となるのか理解されていないであろうと思います。
何が言いたいかと言いますと、このようなご依頼者の多くは感情的な状況から浮気調査を依頼してしまい、調査結果の想定が無いままに漠然と結果を受け止める状況となってしまうのです。
このような浮気調査の流れは好ましいとは言えません。
浮気調査がそもそも根本的に必要であったのか？
ご依頼者に明確な目的やメリットが存在するかどうかはある程度事前に判断することはできます。
探偵の看板を掲げて浮気調査のご相談を実施するならば、「ご相談者の感情を含めた状況を把握」した上でどのような結果が存在するのかを提示し、その上で浮気調査を実施することが最低限必要と言えるのです。
このような流れを抜きにして、ご依頼者に浮気調査を実施する明確な目的やメリットが無い状況は避けるべきです。
探偵や興信所に依頼して支払う調査費用
ご依頼者様の感情や置かれた立場を理解した上で最適な調査を提案できる探偵は優秀と言えるでしょう。
長年の経験で培われたノウハウから判断された調査プランですので、ご依頼者が納得しないならば探偵にとっては仕方のないこととなります。
これ以上は考えられない調査プランであっても、ご依頼者様が納得しない理由の大きな原因は「探偵が実施する調査に必要とされる費用」が考えられます。
抱えている問題は探偵の提案する調査で解決可能と理解していても、必要な費用が高額であり安易な判断で実行できないと考える方が多いのです。
このような理由から探偵による調査を断念する方は少なくありません。
費やした費用が返ってくる保証はありませんから、どちらかと言えば「トラブル解消に費やす費用」という認識が正しいのです。
まれに浮気調査を実施した費用全額を浮気相手から得る慰謝料から捻出する考えをお持ちになる方もいらっしゃいますが、期待通りの慰謝料が支払われるとは限らないのが現実であり、都合よく物事が進行する前提で考えるべきではありません。
ですので、探偵や興信所に支払う浮気調査の費用はまずご依頼者が負担しなければならず、慰謝料が浮気相手から支払われてから探偵に調査費用を支払うという発想は常識的には存在しないのです。
浮気調査の目的が離婚
浮気調査の目的が「離婚が前提」であったならば調査に必要とする費用も大きくなると判断できます。
何故、高額な費用が必要となるかお答えしますと「ある程度の期間に複数回の不貞の証拠が必要」と判断されているからなのです。
当然ですが１、２日の浮気調査では複数回の不貞の証拠は得られませんから２週間から２０日間の浮気調査は必要と判断するのです。
しかも、浮気相手と毎日のように行動を共にする状況は考えにくい案件が多く、曜日や時間帯を限定して長期間にわたり実施することが証拠としても望ましいと考えられているのです。
低料金のサービスというのは、調査料金の単価だけ見ていては計れないものなのです。
浮気調査は主に証拠収集を目的とすることから、数回の調査が必要となり、実際のところ一日で終わることの方が少ないのではないでしょうか。興信所の無料相談より引用
依頼者は離婚が前提であっても浮気をしているパートナーは離婚に同意しない可能性もあり、「浮気は反省しやり直したい」などの主張をしてくる可能性も考えられます。
その時にたった一度の浮気の証拠では「不貞行為であり有責配偶者」であっても関係修復の余地を考慮されることが考えられるのです。
そもそも、調停や離婚裁判は「ご夫婦がやり直しができないか？再確認することからスタート」する場所ですので、夫婦関係の修復が可能と判断される「たった一度の浮気の証拠による離婚請求」は少々無理があると言えるのです。
そして、離婚請求が棄却されるケースも存在するのです。
弁護士・探偵に相談する
上記のような流れを理解した上で、探偵や興信所による浮気調査を実施することにはメリットがあります。
そして、自身の状況を的確に把握し「自身のケースでは将来的に何が必要であるか？」を再確認するために、弁護士・探偵等に相談する流れが無駄のない的確な判断と考えられるのです。
ご相談者を深く理解し密な相談を実施する弁護士や探偵ならば、あなたの将来に有意義な方向性を提示してくれると言えるでしょう。